ムスメっこの意識が固まった!
ってのはこの上ないことなんだけど。
キクチは心の底からは釈然としていなかった。
「もったいねえ!」
実はいまもまだ、ちょっとモヤモヤしてるかもしんない。
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ていうか、いちばんの懸念は。
この時期になっての路線変更というリスク。
よしんば推薦で受かっちゃえば丸く収まるけど。
もし落ちたらいばらの道だぜ? っていう。
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ムスメっこの気持ちはガッチリ固まってるだろうから。
12月のはじめまで、推薦の試験対策が心の中心に来るであろう。
一方、年明けの一般受験を考えた場合。
現役高校生にとって、秋冬のこの2〜3ヶ月のブランク?は致命傷になりうる。
もともと希望していたポセイドンやユニコーンズやラスカルズはおろか。
春の模試では好感触だった新1000円札やショートショートの神様だって覚束ないはずだ。
そんなに甘かない。
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ちなみに。
「夏休みにおもうように勉強できなかった」って言ってたが。
のち、11月の三者面談で判明した夏休み明けの模試の結果は。
どんなに落としてるかとおもってたら、むしろ上がってたし。
春に露呈した弱点はガッツリ補強されててむしろ強みみたくなってた。
もったいねえ!
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ムスメっこの目にはすっかり生気みたいのがよみがえってきて。
おんなじ「朝早く出てって夜遅くに帰ってくる」でも、気合いの乗り方が明らかにガラッと変わって。
ムスメっこがそうなれたってことが本来、
最も望ましいとはわかっていつつも。
こんなこと言っちゃアレだけど。
キクチは気が抜けちゃったっていうか。
ちょっとだけ「推薦で落ちてくんねえかな」っておもったのもショージキな話で。
確かにブランクというハンデを背負ったいばらの道ではあるんだが。
一般受験ならまだワンチャン、ポセイドンやユニコーンやラスカルズもあるし。
よしんば、そこらへんを一通りチャレンジした結果として「○○大学に落ち着きました」ってんなら、納得感も増すんだけどなあ。
ぐらいのことをおもったりもしてた。
「納得感」て、何にもしてねえ傍観クソ父親のクソ安い納得感なんて満たされようが満たされなかろうがどうっでもいいのになっ。
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11月の半ば、ボジョレ―ヌーボーの解禁日。
ちょうど一次試験の合格発表日の夜。
ムスメっこの進路が決まりかけたくさい。#いらねえ情報
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2022年11月17日
「二次が面接なんすけど」
「落ちてくんねえかなってちょっとおもってるんすよね」
ほざいたらば、一同すげえ静かに「ファッ!!!!」ってなった。
みなさんがファッ!!!!ってなるのは当然だが、
そんなん葛藤?がまだ少しだけあった。
ってのも正直なところで。
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そんなんわけで、11月になったわけだが。
11月の三者面談のシリーズが三者面談自体にほとんど触れていないのは、そこらへんが雰囲気的に重たくて重たくて、触れるに触れられなかったからでござった(↓)www
もう少しつづけさしてくれい!