出版社内容情報
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内容説明
邦文タイピストの少女がついた歴史を変える嘘や、禁書運動家の母親を持つ少女の始祖サンドで繋がれた絆、流行り病“ゾンビ”で親友を亡くした女性の不思議な一晩etc.人生ベストの一編が、ここに。ファンタジックな世界観と異国情緒ただよう文体で綴られる、明日への願いと祈りに満ちた6編。
著者等紹介
坂崎かおる[サカサキカオル]
1984年東京都生まれ。2020年「リモート」でかぐやSFコンテスト審査員特別賞、’21年「電信柱より」で百合文芸小説コンテストSFマガジン賞を受賞。’24年「ベルを鳴らして」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞、『海岸通り』で芥川賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる子
26
ありそうでなさそうな、でもありそうな6つの短編集。私がこの世界感をマスターするには少し時間がかかりそうだけれど、タイプライターの『ベルを鳴らして』、かつ料理の勝ドキ『あしながおばさん』、ゾンビの『あたたかくもやわらかくもないそれ』が印象に残った。再読するとまた違った感想になりそう。表紙イラストが各物語のタイトルにも描かれている。どれも首から下は人間。頭部分は人にあらず。そこからこの物語を想像できそう。読んでいて小川洋子さんの雰囲気を感じた。2025/01/07
遙
23
この方の作品、前回読んだのは[嘘つき姫]でした。文章力が天井知らずな鬼才!と私の中で注目の作家さんとなっておりました。 今作は各話の持つスケールがすさまじく、しっかり人間ドラマが繰り広げられていて深く感動する事ができました。 [ベルを鳴らして]は映画を観終えたような余韻があり、最初でガッチリ掴まれました。 [名前をつけてやる]皮肉女子に芽生えた奇妙な友情。 [あたたかくもやわらかくもないそれ]ゾンビ感染で溢れている世界の、2人の少女達の物語。 どの話も無二。新世界の短編集降臨。好きな作品集になりました。2024/12/18
信兵衛
22
何とも言えない味わい、何故か魅了される短篇集、5篇。2024/12/20
yuui
14
話の幅が凄い😳 なんかどの話もそれほど面白いかって言われると‥‥なんやけど最後まで読みたいっていう不思議な魅力があった!でも「あしながおばさん」と「あたたかくもやわらかくもないそれ」だけが、なんねこの話ってたけくそ悪いなーってなった 笑 あとはほんと素敵な話やったんやけどなฅ^•ω•^ฅ2024/12/28
たけちゃん
12
⭐3 好評の「ベルを鳴らして」が読みたくて…2024/12/18