出版社内容情報
〈京正が求め続ける「美」とは──きものメーカーの矜持がここに!〉
〈「茶の湯に適うきもの」を手掛ける社長の想いと京友禅のこれから〉
古くからきもの産業で賑わってきた京都・室町。この地で 「一意専心」の教えを胸に、京友禅のきものを製作する室町京正の社長・那須修氏が、きものの美へのこだわりや職人とその技への想いを綴ります。ひと月ごとに、季節に合ったきもの、または帯の製作秘話と豊富な写真とともにコーディネートもお楽しみいただけます。お誂え、紋、そして茶席でお召しになる際の提案もあります。
さらに、きものの製作工程と職人達に迫り、様々な技法が調和して生み出される京友禅の世界へと誘います。月刊茶道誌『淡交』連載「茶の湯のきもの」を書籍化。
内容説明
きものや帯の製作秘話とそれを手掛ける職人たちの話により、京正ならではの京友禅の世界へと誘います。
目次
第1章 新春から晩春にかけて(睦月(色留袖)波に千鳥と花筏
如月(染名古屋帯)白付け三蓋老松
弥生(訪問着)あけぼの色「渚」
卯月(暈し小紋)東雲格子
お稽古着(小紋)若松菱)
第2章 初夏から晩夏にかけて(皐月(附下・単衣)叢雲暈し
水無月(訪問着・単衣)夏秋草に桂帯
文月(訪問着・絽)道長取り友禅
葉月(訪問着・絽)〕芒に雪輪)
第3章 初秋から冬にかけて(長月(染名古屋帯・絽)藍鼠地 芒
神無月(附下)フレスコ調 菱唐草
霜月(中振袖)流水取り手描き疋田にヱ霞
師走(訪問着)霞取り連山小花慶長)
第4章 京友禅のきものができるまで―京正を支える職人たち(京友禅の製作工程;お誂え(附下・単衣)ヱ霞に唐草)
第5章 紋のおはなし(抜き 日向紋;縫い 中陰紋;家紋について考える)
著者等紹介
那須修[ナスオサム]
株式会社京正代表取締役社長。1970年、岡山市生まれ。京都教育大学卒業後、京友禅メーカーである株式会社京正に入社。2016年より代表取締役となる。京都青年会議所裏千家青雲会会員。淡交会京都北青年部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。