米実業家のフランク・マッコート氏=2024年5月、ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米実業家で大リーグ、ロサンゼルス・ドジャース元オーナーのフランク・マッコート氏らで構成する連合は9日、中国系動画投稿アプリTikTok(ティックトック)の米国資産買収を、親会社の中国企業、字節跳動(バイトダンス)に提案したと発表した。米国事業を売却しなければ、サービス停止につながる新法の発効が19日に迫っていることを受けた動き。

 マッコート氏らは昨年、投資家や企業に買収賛同を呼びかけ、連合を結成した。買収額は明らかにしていないが、投資ファンドや個人投資家などのほか、米大手銀行からの借り入れで調達する。