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【知事会見】愛・地球博記念公園において「APMネコバス」を運行することに合意しました
トヨタ自動車株式会社、MONET Technologies株式会社、豊栄交通株式会社、株式会社スタジオジブリの民間企業4社と愛知県は、トヨタ自動車株式会社が開発した電動低速モビリティ「APM(Accessible People Mover)」を活用し、愛・地球博記念公園(長久手市)内において、スタジオジブリの作品に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージした車両(以下「APMネコバス」という。)を2023年度内に運行開始することに合意しました。
今年2月に協議を開始し、車両の意匠・造形や運行方法などの課題について関係者で協議を重ねてきましたが、トヨタ自動車株式会社と株式会社スタジオジブリによる試作車の製作や、MONET Technologies株式会社を運行・運営主体とする事業スキームにおおむね見通しが立ったことから、本日、基本合意書 [PDFファイル/182KB]を締結し、今後は、各種契約の締結や豊栄交通株式会社による運営スタッフの募集など、実現に向けた準備を更に本格化させていきます。
名古屋市に隣接しながら、194ヘクタールという広大な面積と豊かな自然を誇る愛・地球博記念公園は、昨年11月のジブリパーク開園以来、平日でも多くの来園者で賑わっており、公共空間におけるモビリティサービスの新たな可能性を見出す場として、最適な環境を有しています。
民間企業4社の企画提案に基づき、公園内の移動をより楽しく、快適にするソリューションを提供することで、愛・地球博記念公園の更なる魅力向上に資するとともに、多くの人に笑顔を届けられる有益なサービスの創出につなげていきます。
1 基本合意書の主なポイント
(1) APMネコバス運行の目的(第1条)
○ 多くの来園者で賑わう広大な愛・地球博記念公園内の移動をより楽しく、快適にするソリューションを提供する。
○ 愛・地球博記念公園全体の魅力向上に資する。
○ 公共空間におけるモビリティサービスの新たな可能性を見出す。
(2) 役割分担(第2条)
<愛知県(甲)>
○ 公園施設としてトヨタ自動車株式会社(乙)からAPMネコバスを賃借する。
○ 運行に必要な本公園内の環境を整える。
○ MONET Technologies株式会社(丙)に対し、行政上の許認可手続を関係法令に基づき行う。
<トヨタ自動車株式会社(乙)>
○ APMネコバスを愛知県(甲)に賃貸する。
○ 運行に伴い必要な保守管理を行う。
<MONET Technologies株式会社(丙)>
○ APMネコバスの運行主体・運営主体として、豊栄交通株式会社(丁)とともにAPMネコバスを運行する。
<豊栄交通株式会社(丁)>
○ APMネコバスの運転業務を中心にMONET Technologies株式会社(丙)を補助し、MONET Technologies株式会社(丙)とともにAPMネコバスを運行する。
<株式会社スタジオジブリ(戊)>
○ APMネコバスの製作、運行及び広報活動に必要な意匠の提供並びに監修を行う。
(3) 運行ルート(第3条)
○ 各当事者で別途協議して決定する。
注)歩行者との交錯を避けるため、一般の公園利用者が利用していない「外周通路」の一部区間(箇所は未定)における運行を検討中。
(4) 運行開始目標及び運行期間(第4条)
○ 2023年度内の運行開始を目指すものとし、それ以降、2025年度にかけてを運行期間とする。
2 事業スキーム図
3 APMネコバス(試作車)の画像
注)APM(Accessible People Mover)について
トヨタ自動車株式会社が開発した短距離・低速型EV。3列シートで、1列目が運転席、2列目が3人掛け、3列目が2人掛けの計6人定員。車いす利用時には、2列目の折り畳みが可能。全長約3.9m×全幅約1.6m×全高約2.0m。最高速19km/h。
※トヨタ自動車株式会社より提供
4 今後の想定スケジュール
2023年9月下旬以降 運行スタッフ募集開始
2024年3月上旬 プレ運行開始
3月中旬 本格運行開始
このページに関する問合せ先
愛知県都市・交通局都市基盤部公園緑地課
管理第二グループ
担当:高田、南谷
電話:052-954-7425
内線:2672、5595
メール:koen@pref.aichi.lg.jp
愛知県政策企画局ジブリパーク推進課
調査・企画第二グループ
担当:粟田、佐野
電話:052-954-6882
内線:2587、2616
メール:ghibli-park@pref.aichi.lg.jp