セガサミーグループのサステナビリティ
マテリアリティの特定プロセス
セガサミーグループでは、2016年よりマテリアリティ(重要課題)特定に向けた課題の抽出を行い、2019年に初めてマテリアリティを特定しました。
それ以降、ステークホルダーの意見や、社会情勢への対応を考慮しながら、定期的にマテリアリティの見直しを行っています。
当グループでは、「感動体験を創造し続ける」をミッションに掲げ、社会ニーズに応え、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。
その実現に向け、コア事業が創出する価値にフォーカスし、事業に紐づいたマテリアリティを掲げ、グループ全体への浸透と実践に努めています。
Step 1 : 課題の抽出・重要度評価
セガサミーホールディングスでは、サステナビリティに関する強みや課題を可視化するため、2016年より2020年にかけて、特定非営利活動法人環境経営学会の経営診断推進委員会による「サステイナブル経営診断」を受けました。
2019年、当グループの取締役会において、CSR・SDGsに対するマネジメントポリシーなどの方針を策定し、「働きがい・多様性の向上と不平などの排除」、「依存症問題への対応」、「超少子高齢化社会への対応」の3つを重点取り組みテーマとして定めました。
2019年4月、経営、人権、環境などの各分野の専門家である評価委員の方々と、当社のCSR・SDGs推進室長(現サステナビリティ本部)によるステークホルダーダイアログを開催しました。投資家、株主、社員らとのミーティングから浮かび上がった意見・要望を取締役会にフィードバックし、総合的な観点で、当グループならではのマテリアリティ特定に向けて、繰り返し議論を重ねました。
Step 2 : 課題の特定
2019年は、前出の3つのSDGs重点取り組みテーマに「環境対応」を加えた4項目を当グループのマテリアリティと設定しました。
2020年には、事業に紐づいたマテリアリティを洗い出せているかどうかを評価。さらに、外部のフレームワークである「SASBモデル」を参考に、取り組むべきマテリアリティを再定義しました。
グループミッションに掲げる「感動体験を創造し続ける」をテーマに、社会ニーズに応え、持続可能な社会の実現と企業価値の向上の実現に向け、コア事業が創出する価値によりフォーカスして特定したのが、現行の5つのマテリアリティです。
Step 3 : マテリアリティの決定と承認
2022年4月、「グループサステナビリティ分科会」にて、現行のマテリアリティの内容及び情報開示について承認し、その後グループ経営戦略委員会(現グループ経営委員会)で議論を行い、取締役会の承認を受けました。
Step 4 : マテリアリティの進捗状況の確認および内容の見直し
マテリアリティへの取り組みに関しては、グループ会社それぞれにおいてマテリアリティごとに、自社の特性にあった具体的なアクションテーマ、目標数値、期限などを決定しました。
テーマによっては中間目標を設けるなど、定期的な進捗確認が実施できるフローを策定し、毎年グループサステナビリティ分科会やグループサステナビリティ推進会議で報告・評価をしています。
グループ全体の進捗状況は、決算説明会や統合レポートを通して、定期的にステークホルダーに説明を行っていくほか、ホームページなどで内外に向けて発信しています。
ステークホルダーから寄せられた意見や要望は、グループサステナビリティ分科会にて内容を精査し、課題を確認した上で、社会情勢、国際社会の動向や取り巻く外部環境、ステークホルダーとの対話などを通じて把握した社会課題や経営課題に重要性などを考慮し、常に最適な形に見直しを行っていきます。