北米の紙容器協議会が紙容器リサイクルを推進し、7,000 万世帯以上が参加
2009 年に設立された北米の紙容器協議会は、米国とカナダで紙容器のリサイクルの改革に取り組む専門の業界団体です。 この協議会は過去 10 年にわたり、全米の 7,000 万世帯以上の家庭で紙容器のリサイクルを推進する取り組みの先頭に立ち、大きな成功を収めてきました。
戦略的パートナーシップを通して、リサイクル技術、地域の回収プログラム、紙容器のリサイクル可能性に関する啓蒙に重点を置くことで、この取り組みを成功へと導きました。
画像：テクノロジーが紙容器リサイクルの効率的な処理を促進
背景と取り組み - 啓蒙とテクノロジーでリサイクルを促進
紙容器協議会の設立前、紙容器のリサイクルは、米国とカナダの両国で課題に直面していました。 リサイクル施設は限られているうえ、紙容器のリサイクル可能性の認識も不足していたため、紙容器は廃棄物として扱われていました。 協議会は、これらの問題への対処が待ったなしであることを理解し、紙容器のリサイクル率の向上、廃棄物の削減、持続可能な容器包装のソリューションの促進という目標に取り組みました。
紙容器協議会の包括的アプローチには、紙容器のリサイクルを推進するためのいくつかの重要な戦略が含まれていました。 協議会は、利害関係者と協力することで、紙容器のリサイクルプロセスを効果的に促進するために、地域の回収プログラムを確立しリサイクル技術を活用することに焦点を絞りました。 協議会はさらに、紙容器のリサイクル可能性を積極的に訴え、公衆の認識を高め消費者の参加を推進しました。
カナダでは、この協議会が、紙容器が再生可能、リサイクル可能で低炭素の容器包装ソリューションであることを示すプラットフォームを紙容器メーカーに提供しました。 このプラットフォームは、繊維、ポリアル1 （ポリエチレンとアルミニウム）および紙容器を完全にリサイクルするソリューションの開発を支援しました。
結果 - 北米におけるリサイクル文化
紙容器協議会の地道な努力は目覚ましい結果となって、北米における紙容器リサイクルを見事に変えました。 協議会は米国の 11,099 の学校に紙容器のリサイクルプログラムを導入し、若い世代のリサイクルと環境管理の文化を育むことにも力を入れています。 全国的な紙容器のリサイクル率は 20% に達し、現在、北米には 7 箇所の紙容器最終処理市場があります。
さらに、この協議会の取り組みにより家庭での紙容器のリサイクルが大幅に推進され、米国では現在 7,080 万世帯が紙容器をリサイクルできます。
今後の展望 - さらに成功を積み重ねる取り組み
この 10 年間に及ぶ成功を基に、北米紙容器協議会ではこの先の大きな目標を設定しました。 2025 年までに、紙容器のリサイクルプログラムを 16,254 校に拡大し、米国全体のリサイクル率を 25%、家庭における紙容器リサイクルを 75% に増やすことを目標にしています。
この目標の達成に向け、協議会は、紙容器のリサイクル啓蒙キャンペーンに出資し立ち上げ、分別プロセスを最適化するために必要なリソースを提供し、パイロットプロジェクトに資金を提供し、リサイクルされた紙容器の包みの売り手と買い手の結びつきを強化する取り組みを続ける予定です。
所在地
米国とカナダ
パートナー
SIG、Elopak、Evergreen
テトラパックへのお問い合わせ先
Jordan.Fengel@tetrapak.com
