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「曽野流死学」のエッセンスが凝縮された名著、決定版で登場!



私たちは、人生をどう畳むべきか。
「曽野流死学」のエッセンスが凝縮された名著が決定版で登場!
特別収録:夫である作家・三浦朱門氏の在宅介護と看取りを鮮明に綴った日記も併載!

「最近、私は死ななければならない。私には死ぬという任務がある、と思うようになった」
「人には最後に必ず負け戦、不当な結果を自分に与える戦いが待っている。それが死というものだ。負け戦は一回でいいという考え方もあるが、たった一回の戦いでもうまく処理するには、いささかの心の準備は要る、と私は思うのである」

<死に備えよ>
〇老人は自己責任で自然死を選ぶべき時代が来ている
〇ものごとは軽く、自分の死も軽く見る
〇この世に醜い未練を残さないこと
〇晩年はひっそり生きて、静かに死ぬ
〇老年の衰えは「贈り物」である
〇遺品の始末をしやすいように、ものは捨てる
〇最後に残るのは、財産でもなく名声でもなく愛だけだ
〇なぜ、ほとんどの人が人生の成功者と言えるのか?
〇「死んで死に切れる」人生とは?

【著者プロフィール】
曽野綾子(そのあやこ):1931年東京生まれ。聖心女子大学卒業。54年「遠来の客たち」で芥川賞候補となり文壇デビュー。以来、小説にエッセイと多彩な文筆活動に加え、世界的視野で社会活動を続ける。ヴァチカン有功十字勲章受章はじめ、恩賜賞・日本芸術院賞、海外邦人宣教者活動援助後援会代表(2012年退任)として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞、菊池寛賞など数々を受賞。03年文化功労者となる。95~05年日本財団会長。著書に『無名碑』『天上の青』『神の汚れた手』『老いの才覚』『人間の分際』『夫の後始末』など多数。

【担当編集者コメント】
死とどう向き合うか。なかなか答えの出せない難しい問いに、明快な回答を与えてくれるのが本書の魅力です。
「最近、私は死ななければならない。私には死ぬという任務がある、と思うようになった」
そうお書きになる曽野さん。晩年の過ごし方、死に切る人生の送り方などなど、「曽野流死学」の神髄が詰まっていて、読むと心が軽くなること請け合いです。
人生の幕の引き方についてお悩みを抱えているすべての人におススメしたい一冊。

【書誌情報】
増補改訂版 誰にも死ぬという任務がある

カバーイラスト/MINGHAI ZHU /PIXTA

著者:曽野綾子
定価:1650円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:264ページ
発売:2024年2月28日(水)
ISBN:978-4-19-865779-6
*本書は、2011年5月に『人生の第四楽章としての死』として徳間書店から刊行され、14年2月に現タイトルで文庫化された作品を再編集の上、『私日記9 歩くことが生きること』『私日記10 人生すべて道半ば』(海竜社17年5月刊・19年10月刊)の一部を編集・収録しました。
  翻译: