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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
Interactive Brokers(IB)は、世界33カ国の株式、ETF、先物、オプション、債券、金利、23種の外国為替、CFDを単一口座から取引でき、Barron’sが選ぶベストオンラインブローカーに10年連続で選出されている米国証券会社です。
スマホアプリ”IBKR Mobile”は、高機能で複雑で高度な取引方法を使うことができます。
このアプリのデフォルトは、証券取引所が開いている営業時間帯にのみ取引できる設定になっています。
そのため、口座開設者の中には、IBでは、時間外取引ができないと勘違いしている方も多いかもしれません。
そこで、今回の記事では、時間外取引とIBKR Mobileにおける時間外取引の設定方法について解説します。
IBの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
時間外取引とは
米国証券取引所の取引時間は、
月曜日から金曜日の9時30分から16時までです(米国東部時間)。
これを日本時間に置き換えると、次のとおりです。
- 23時30分~6時
- 22時30分~5時(夏時間)
しかし、米国株取引には、「プレマーケット」と「アフターマーケット」という、証券取引上の通常取引時間外でも株を取引できる時間帯があります。
米国の証券取引所は、13ありますが、その代表であるニューヨーク証券取引所とナスダック取引所のプレマーケットとアフターマーケットは次のとおりです。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)
プレマーケットは、米国東部時間の7時から9時30分まで行われます。
アフターマーケットは、米国東部時間の16時から20時まで行われます。
これを日本時間に置き換えると、次のとおりです。
- プレマーケット 21時~23時30分(20時~22時30分)
- アフターマーケット 6時~10時(5時~9時)
*( )書きは、夏時間
ナスダック
プレマーケットは、米国東部時間4時から9時30分までです
アフターマーケットは、米国東部時間16時から20時までです。
これを日本時間に置き換えると、次のとおりです。
- プレマーケット 18時~23時30分(17時~22時30分)
- アフターマーケット 6時~10時(5時~9時)
*( )書きは、夏時間
時間外取引を使えば、通常の市場が閉じた後に取引できるので、次の日の市場が開く前に、ビックニュースが飛び込んできた時やほとんどの人が知らない重要な情報をつかんだ時、すばやく対応し、有利な取引を行うことができます。
IBKR Mobile 設定方法
IBのIBKR Mobileを使って、時間外取引ができるように設定を変更する方法は次のとおりです。
アプリにログイン後、トップ画面の左上の「三本線」をタップします。
「メニュー」画面から「設定」をタップします。
「設定」画面にかわったら、下にスクロールし、「取引設定」が表示されます。
IBで取引できる金融商品名が表示されます。
株、ETF、CFD、先物などほぼすべての金融商品で時間外取引をすることが可能です。
今回は、「株式」を選択し、時間外取引の設定に変更します。
表示された画面にある「通常取引時間外」のボタンを右側にスライドさせます。
次のように表示が変われば、設定は完了です。
念のため、取引画面に移動して、設定が完了しているか、確認しましょう。
取引画面の「有効期間」のところで、注文がいつまで有効かが表示されます。
感嘆符付きの時計は、通常の取引時間後に取引することができることを示しています。
このマークが表示されれば、正常に設定が変更されています。
マークをタップすると、次の画面が表示されます。
赤い部分のボタンを左にスライドさせると、時間外取引をオフにすることもできます。
時間外取引する際の注意点
時間外に取引する場合は以下の点に注意が必要です。いずれも市場参加者が少ないという点に起因します。
流動性が低い
通常の取引時間中は、より多くの買い手と売り手がいますが、時間外は、一部の株式については、取引量が少ないため、取引ができない場合があります。
より広いスプレッド
ビッド(買い気配値)とアスク(売り気配値)の間のスプレッドもより広くなります。
ボラティリティ
株式やオプションなどの値動きが大きくなる可能性があります。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
時間外取引には、本文中にも記載したようなリスクがあります。
そのため、IBはあえて、デフォルトでは時間外取引できないように設定しているのだと思います。
この点を十分理解したうえで、設定の変更をおこないましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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