品川区と新宿区は2025年1月6日にそれぞれ一時システム障害によって住民の転入・転出などの手続きができなくなったと公表した。両区とも1月7日に復旧したとホームページで告知した。いずれも原因は調査中という。両区は年末年始に標準準拠システムへの移行作業をしていた。

 品川区によると、2025年1月6日正午ごろに住民基本台帳システムの障害が発生した。これによって転出・転入・転居など引っ越しの手続き、世帯合併、旧氏併記などの住民票を変更する手続き、印鑑登録、住民票の発行のほか、マイナンバーカードに関する一切の手続きができなくなった。1月7日午前10時に全面復旧したと公表した。

 新宿区によると、区役所本庁舎戸籍住民課・特別出張所で転入・転出などの住民異動に関する手続きができなくなっていた。品川区と新宿区は富士通Japanへの委託で年末年始、自治体システムの標準準拠システムへの移行作業をしていた。システム障害の原因は年始に手続きが急増する影響もあるとみられ、現在調査中という。