でも、過労死はダメだし、あまりにも毎日遅い時間まで仕事するのは良くない。
「ウチはブラック企業だ!」とかって公言してる平先生のところは、定時でキッチリ帰ってるからね。念のため。
・・・
じゃあ、自分はどうなのか?というと、平先生は、基本お休みなんてない。旅行中も、仕事のことしか考えない。というか、仕事と全てがリンクしてる。
平先生も私も、飲みに行った先でも、遊びに行った先でも、ほとんど仕事の話、もしくはそれに関連する話しかしない(まあ多少は女のコからかったりはするけど)。
これを、「そんなの寂しい」というか、いわないか?ここが違うのだと思う。
つまりは、こういうことなの。
平先生も、そしてはばかりながら私も、また多分世の同じ以上のレベルの経営者も、、、
それが楽しいからやってるの。
・・・
世間のサラリーマンがお酒の席でよく使うセリフに「こんなとこで仕事の話するなよ、無粋な」とかいうのあるよね。なーに言ってんのや?って感じ。
スポーツ選手に例えると、ゴルフの時しかゴルフの話をしない選手が強くなる?ならないよ。選手にとって、そのスポーツの話題以外に興味なんてないもん。
だから、チャンピオンにもなれるんだ。
仕事も一緒なんだよね。
・・・
世間の流れは「残業するな」になってる。それはそれでいいと思う。
ウチも、時間になったら「帰りなさい、早く帰りなさい」と言わせてる。
でも、中には「もっと仕事したいのですが、帰らなきゃいけないのですか?」という若い子もいる。
こういった、日本を背負う若い子らの芽を潰したくないもんだよね。
・・・
基本的に、若い子は自然と会社の方向性に従うもの。だから、上司が残業を是としたら、やはり文句が言えないので、過労にもなる。これは良くない。なので、上司はできる限り定時に帰らせてあげるべきだと思う。家庭も大切だしね。
でも、もし、チャンピオンになりたいのだったら、そのためのリングも用意してあげたいよね。
しかも、それは我が国の財産になる。日本は資源がない。この国にあるのは、人間だけなんだ。
優秀で勤勉なこの日本人こそが、この国の財産なの。
私たち経営者は、その財産を預かってるんだ。ちゃんと伸ばしてあげる義務があるんだ。
・・・
スポーツには二種類あると言われてる。楽しむ人と、チャンピオンを目指す人。
私の個人的な考えなんだけど、スポーツみたいに、エンジョイコースとチャンピオンコースを作ればいいと思う。
こう聞くとエンジョイコースはダメみたいに聞こえるけどそうじゃない。会社において、みんながチャンピオンコースでもこれまたダメだからさ。
縁の下の力持ちである、そのスポーツを支える層も必要なんだよね。それがなければ成り立たないからさ。
「オレを社長にしろ!」とみんなが言いだしても困るもん。
・・・
だいたい、人間にはそれぞれ目的や価値観がある。
全て「仕事するな!早く帰れ!」では、ある意味これもファシズムじゃんね。
エンジョイコースとチャンピオンコースとでは、目的が違うんだからさ。選べればいいと思う。
もちろん、「チャンピオンコースを選ばないと会社に居づらい」という意見もあるだろうから、各会社何パーセントまでしかダメ、とかつけとけばいいよ。
・・・
若い子らを早く家に帰してあげたい。家庭や奥さん子供、彼女や彼氏との人生も謳歌させてあげたい。
人生、しかも、若い時の時間は戻ってこない。だから、楽しませてあげたい。
でもさ、それと同時にこうも思う。その時期に力をつけなきゃ、私たちのようにはなれない。
若い、体に無理が効く時期に、死ぬほど仕事したもの(スポーツで言えばトレーニングしたもの)が、その後のリングでベルトを腰に巻けるんだ。
どちらを勧めてあげるのが経営者として親切なのか?難しいテーマだと思う。
・・・
写真は事務所の様子だよ。みんな頑張ってるんだ。最高の人生を送れるように導くのが私たちの役割だよね。
あと、なんか壇上でリクツ言ってるのはフナガウさんだよ。こやつもよく仕事するよ!