朝御飯にもってこいな食品といえば納豆です。栄養価がバツグンなことは、みなさんもご存知のとおり。かのアントニオ猪木は、貧乏だった若手時代に納豆ばかり食べていたらしく、「猪木は納豆で体を作った」という伝説まであるほどです。

そんな闘魂食の納豆も、ニオイがキツかったり、ネバネバがイヤだったりで、苦手とする人も大勢います。実は私もそうでした。しかし、数年前にテレビで紹介されていた「目玉焼き+納豆」の組み合わせを試してからは、納豆嫌いが一変し、まさかまさかの納豆好きになってしまったのです。

オススメなのは「目玉焼きのせ納豆丼」。まずは作り方からご紹介します。

1.目玉焼きを作る。この時、必ず半熟にしておくこと!

2.ごはんに納豆をのせ、その上に目玉焼きをのせる。

3.半熟の黄身を崩しつつ、納豆ごはんと一緒に食べる。ンマーイ!

たったこれだけです。どういうわけだか、目玉焼きと一緒に食べることで、納豆特有のニオイやネバネバが半減され、実に食べやすい一品になるのです。また、黄身と納豆のコンビはマイルドかつ濃厚で、「ホントにこれが納豆なの?」と思うほど。白身と納豆の組み合わせも、また絶妙。納豆とごはんと黄身と白身が、茶碗という名のリングの中で、ハイスパートレスリングをしているような感じです。

さてさて、この「目玉焼きのせ納豆丼」をテレビで紹介していたのは、イケメン俳優の妻夫木聡さんです。かつて放送されていた『未来創造堂』という番組内で、アツくアツく、納豆の食べ方について力説しておりました。納豆にこだわりのある妻夫木さんは、「黄身のみを納豆に混ぜる」という高度なテクニックを披露しておりましたが、ダイナミックかつ簡単に「目玉焼きのせ納豆丼」も美味しいですよ!

もしもあの時、妻夫木さんが目玉焼き+納豆」の組み合わせを紹介していなかったら、私は今でも納豆を食べられず、常食化していた「マヨネーズかけごはん」ばかり食べていたことでしょう。妻夫木さん、どうもありがとう!

(文・写真=長州ちなみ