英シューズブランド「ユナイテッド ヌード(UNITED NUDE)」が今年4月に発表したシューズがあまりにも、もうあまりにも独創的なので、みなさんにご紹介いたしますね。
3Dプリンタを用いて作られたのは、5名のデザイナーによる、5つのシューズ。
新国立競技場をデザインしたことで知られる女性建築家ザハ・ハディッドさんに、同じく建築家のベン・ヴァン・バーケルさん、フェルナンド・ロメロさん。
プロダクトデザイナーのマイケル・ヤウングさん、そしてロス・ラブグローブさんが手掛けたシューズは、一見すると “靴” だということに気がつかないかも!?
【3Dプリンタで製作しています】
「ミラノ・デザインウィーク2015」に出展されたというこのプロジェクトは、3Dプリントの研究と靴のデザインの有用性を見出すもので、その名も『「再開発シューズ(The Re-Inventing Shoes)』。
スリーディーシステムズのSLA3Dプリンタで製作されたという、これらのシューズ。その素材は固いナイロンと、柔らかなゴム材です。
【とにかく見た目がスゴすぎる】
それはさておき。とにもかくにも注目していただきたいのは、その独創的すぎるビジュアル。
唯一の女性だからなのでしょうか、ハディッドさんが手掛けたハイヒールはまだハイヒールらしき様相をしているのですが、他の男性たちによる4作品は、靴というより、もはや彫刻やオブジェにしか見えないからスゴイ。
【言葉が見つからないよ……】
特にパンチが効いていたのは、バーケルさんの作品。 “歪んだ筒” のような、黒髪ボブの女性の後頭部のような、全くもって形容しがたいこの靴。中の足がどうなっているのかも分からない形状です。
これで、一体どうやって歩けというのでしょうか……。
あとあと、ロメロさんの「アンモナイト」をイメージしたシューズも、クラクラしちゃうほどのインパクトだよ!
【革新的なブランド「ユナイテッド ヌード」】
建築家がデザインし、イギリスの靴職人が製作することによって生まれたというのが、「ユナイテッド ヌード」のシューズの、そもそもの成り立ち。
【建築家がデザインしたと考えれば納得、かも!?】
枠にとらわれない発想で、アート・ファッション・建築・テクノロジー、これらすべてを融合してきた歴史がある。そう考えると、このたびの5つのシューズが生まれたのは必然なのかもしれません。なんてったってデザインしたのは、建築家とプロダクトデザイナーですしね。
そういえば記者(私)もかつて、デザインに惹かれて同ブランドのシューズを購入したけれど、ものすご〜く履きにくかった記憶が……。もちろん、モノによるのでしょうけれど。
【各50足の限定生産です☆】
なおこれら5つのシューズは、それぞれ50足の限定生産。もしも購入したいというのであれば、参照元へお問い合わせしてみてくださいね。
参照元:UNITED NUDE、UNITED NUDE Online Shoe Store
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼ザハ・ハディッドさんデザイン
▼ロス・ラブグローブさんデザイン
▼マイケル・ヤウングさんデザイン
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