就職活動・転職活動において、履歴書の写真は第2の顔と言われるほど重要。できれば腕のよい写真屋さんで撮影したいところですが、忙しさからスピード写真で済ます人も多いのではないでしょうか?
えぇ〜スピード写真じゃダメでしょう! って思ったそこのあなた……最近のスピード写真、結構あなどれないよ!
スピード写真と言えば、画質が悪く、背景の色も白か青が基本だったのですが、今や写真屋さん顔負けの画質はもちろんのこと、背景の色やフォーカス具合なども選べるようになっているのです。
さらには、証明写真が撮れるプリクラや、証明写真用スマホアプリなども登場しています。うーん、証明写真戦国時代! どれを利用するのがいちばんいいんだろう!?
そこで今回は、アプリ、プリクラ、スピード写真の最新2機種の4種類を実際に使い、撮り比べてみました。
【1枚30円 アプリで出来る証明写真】
タウンワークから生まれたアプリ「履歴書カメラ」。無料で提供されています。
使い方はとっても簡単。アプリを起動させ、自撮りするだけ。編集機能として、簡単な「肌補正」と「クマ消し」もついています。撮影したら、コンビニなどで写真印刷(L版1枚30円)すれば完成です。
・検証結果:就活には使えないかな
自撮りのせいか、肩の上がっている感がどうしても出てしまう! 肩を気にすると、表情が崩れ、表情を気にすると、ジャケットの着こなしが崩れ……と、証明写真1枚作るのにかなり時間がかかってしまった。
もともとバイトの応募のために作られたアプリなので、バイトの履歴書なら問題ないかもしれませんが、正社員をめざす就職活動・転職活動では難しそう。
【1枚400円 プリクラでできる証明写真】
最近のプリクラには、証明写真のコースがついた「証明プリ」という機械があるんですって。まさかゲームセンターで証明写真が撮れるとは。
私が今回利用したのは、プリントシール機『R3(アール3)』。普段プリクラを撮るときと同じように、投入口に400円入れると、コースが選べます。そこに、証明写真のコースがあるので選択すると、撮影がスタート。
・検証結果:プリ感が拭えない
目がキラッとして、唇ツヤツヤしておる! あーん、超盛れてるよぉ〜♡
ーーーーって、これじゃぁー女の子っぽすぎる! 社会人として24時間戦える感じが皆無! ということで、こちらも就職活動に使うのは難しいかなと思えました。きっとこの写真で選考に通ったとしても、面接官が写真と本物のギャップにやられると思うんだよね。うん(遠い目)。
【1枚900円:Ki-Re-iのExcellentモード】
株式会社DNPフォトイメージングジャパンの証明写真ボックス「Ki-Re-i」。こちらは、700円で通常の証明写真コースもあるのですが、プラス200円でExcellentモードにすることが可能。美肌補正と背景を9色の中かから選ぶことができるようになります。
・検証結果:満足度大!
できあがった写真を見てビックリ〜! とってもキレイな仕上がりなのです。ここの美肌補正は肌をキレイに見せつつ、目元をはっきりしてくれる加工なので、全体的にふわふわしすぎず、印象的な顔立ちに。また、撮影前に椅子の高さを調整したり、正面のガラスに反射して自分の表情を確認したりできるので、全体的にリラックスしつつ、キメ顔を作ることができました。このあたりは証明写真ボックスならでは。
【1枚1000円 富士フィルムのプレミアム美肌仕上げ】
写真印刷で有名な富士フィルムの証明写真ボックス。こちらも通常モードの700円コースがあるのですが、プラス300円で出来るプレミアム美肌仕上げに挑戦してみました!
・検証結果:写りが圧倒的に良い! しかし……
圧倒的に写りがいいです、さすが富士フィルム。
しかし、撮影する時にどうしても残念なポイントがひとつありました。それは撮影する時の準備。どんな顔しているのか、洋服はヨレてないかなど、今の自分の姿を確認するのが難しかったのです。
一応、カメラが設置されているガラス板に自分の姿を反射させて見ることは出来るのですが、設置場所が遠く見えにくいのです。ゆえに、自分なりのキメ顔が作りにくく、納得できる表情ができませんでした。
【結論】
今回4種類の機械で撮影した結果、一番の満足したのは『Ki-Re-i』でございました。ほどよくキレイに見せてくれるうえに、撮影もしやすく、とってもリラックスして出来ました。
また、今回の検証でわかったのが、同じ人間でも機種によって表情や印象がかなり違うということ。自分に一番合う、ぴったりな勝負写真を見つけて就職活動・転職活動に挑んでいきましょう!
参考リンク:履歴書カメラ、証明プリ、Ki-Re-i、富士フィルム
撮影・執筆:百村モモ (c)Pouch
▼履歴書カメラに挑戦!
▼自撮りの証明写真はかなり難しい! 肩があがってまう〜!
▼保存すると、このような形になる
▼1枚30円で印刷できた!
▼お得だけど社会人には難しいかな
▼証明プリの撮影はゲームセンターへ
▼設置されている機械を発見
▼証明写真コースを選択すると、写真撮影は始まるぞ
▼プリクラの落書き画面で加工していくなり
▼意外とちゃんとしている!
▼盛れて嬉しいぃ!
▼……けど、プリクラ感が拭えないな
▼証明写真ボックス「Ki-Re-i」のExcellentモードに挑戦
▼椅子の高さを調節できるのが嬉しい
▼背景を選び
▼肌補正
▼ふんわり! 個人的にはこれが一番オススメ
▼富士フィルムのプレミアム美肌仕上げはどうだろう
▼背景に赤色があるのは珍しいよね
▼圧倒的に映りがいい! びっくりした!
▼以上、4種類でした