2015年、初開催ながら6万人もの来場者数を記録した目黒雅叙園の人気イベント「和のあかり」展。2016年の今年は昨年よりもさらにスケールアップ!
現在、園内にある東京都の指定有形文化財「百段階段」で、「和のあかり × 百段階段展 2016」が開催されています。
今年は「祭り」「アート」「職人」「伝統芸能」の4つのジャンルを中心に、日本ならではの “和のあかり” と “色彩” を表現。優雅で幻想的なアートイルミネーションを楽しめるほか、妖怪100体が潜むお化け屋敷や「目黒の湯」という銭湯まで登場しちゃうとか……!?
【昨年よりスケールアップ!】
メインの展示会場となる文化財「百段階段」には、昭和初期を代表する126枚の日本絵画に囲まれた色彩豊かな部屋が7つ。暗闇の中に浮かびあがるのは、さまざまな “和のあかり” 。各部屋がやさしく灯され、アートイルミネーションとして彩られています。
展示は前回の倍を上回る、36の出展者が日本全国から集合。そのうちの目玉をいくつかご紹介すると……。
【見どころ1.お化け屋敷】
日本に古くから伝わる妖怪伝説「百鬼夜行」をテーマにした作品「平成 百鬼夜行立体絵巻」を手掛けたのは妖怪絵師の満尾洋之氏。
百段階段史上、一番怖い部屋として約100体の妖怪たちが来場者の皆様をお出迎え。妖怪気分で写真が撮影できるアイテムなども用意してあって、大人だけでなく子どもも楽しめるんだって!
【見どころ2.銭湯】
今年は初の試みとして、99段目の階段のつきあたりにある8番目に位置する部屋が81年ぶりに期間限定で公開されるそう。
ここには銭湯の経営者が創業した目黒雅叙園にちなんで、日本で唯一の女性銭湯ペンキ絵師・田中みずきさんの作品「銭湯絵 目黒の湯」が展示されています。大きな富士が描かれた日本の伝統的な銭湯絵のほか、部屋全体を使って表現した「目黒の湯」は必ず見てみたいですね。
【見どころ3.日本各地の祭りが集結】
会場には東北三大祭りである「青森ねぶた祭」「秋田竿燈まつり」「仙台七夕まつり」をはじめ、日本全国の祭りや伝統芸能が集まります。日本各地の祭りが文化財に集うのは、和のあかり展だけらしいよ。
【全時間帯、撮影OK!】
これはまだまだほんの一部。ほかにもさまざまな和のあかりがいたるところにあり、かなり見応えがありそうです。しかも、「百段階段」を全時間帯撮影できるのは年に一度! これは超貴重!!
アートイルミネーション 「和のあかり×百段階段展 2016」は8月28日まで。デートにもよし、家族でのお出かけにもよし、ひとりで見てまわるもよし。文化財を彩る、風情溢れる夏のイルミネーション、じっくりとご堪能あれ!
参照元:和のあかり×百段階段展 2016、アットプレス
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
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