2017年9月29日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」でジブリ映画『天空の城ラピュタ』が放送されました。すでに何度もテレビで観ているにもかかわらず、放送があるたび観てしまうという人は少なくないのでは?
番組放送中、「金曜ロードSHOW!」公式ツイッターは、『天空の城ラピュタ』に関する豆知識を続々とツイート。中でも興味深かったのは、スタジオジブリの成り立ちに関するエピソードです。
【スタジオジブリは『天空の城ラピュタ』のために作られた!?】
「実は『スタジオジブリ』は本作を制作するために立ち上げられたスタジオです。命名は宮崎駿監督。 “GHIBLI” はイタリアの軍用偵察機の名前でもありますが元々はイタリア語で “サハラ砂漠に吹く熱風” のこと。日本のアニメーション界に旋風を巻き起こそうという思いを込めてつけられました」
へええ! ジブリは『天空の城ラピュタ』のために生まれたのですか……知らなかった!
なお “GHIBLI” の正しい発音は “ギブリ” 。しかし発案の際に監督が勘違いしていて、“ジブリ” と名付けられたのだそうですよ。そのため海外では『スタジオギブリ』と呼ばれてしまったとかなんとか……。
【他にもラピュタの豆知識が続々ツイートされました】
・ラピュタは『ガリバー旅行記第3部』に描かれている空中の浮島で、それがまだ滅びずに残っているという設定。
・パズーが鳴らすトランペットのメロディは久石譲さんが作曲したオリジナル
・『天空の城ラピュタ』の発案時の仮タイトルは『少年パズー・飛行石の謎』。
・ラピュタ人が作ったロボットは、ラピュタ人のみに忠誠を誓う。その仕様はさまざまで、戦闘、看護、庭園の世話などで分類されていた。
・「40秒で支度しな!」のドーラのモデルは宮崎監督のお母さん。もっとも思い入れが深いキャラクターらしい。
・ドーラ一家のメンバーは、シャルル・ルイ・アンリという3人の息子と5人の子分、そしていつも機関室にもぐっている “モグラのじいさん” ことハラ・モトロ。
などなど。
また、ラピュタでもっとも有名な場面といえば、 “空から降ってきたシータを受け止めようとするパズー” ですよね。
石の持つ不思議な力と少女が特別な存在であることを、セリフを使わずに映像だけで表現したシーンは、アニメーション史上類を見ないドラマチックかつ印象的なものだったそうです。
この場面はポスターにも起用され、キャッチコピーは「ある日、少女が空から降ってきた……」でした。
【つぶやきをさかのぼってチェック!】
「金曜ロードSHOW!」ツイッターによれば、『天空の城ラピュタ』は、アニメーション映画を取り巻く環境が変化する中で、アニメーションの原点とは何かと宮崎監督が考える理想がこめられた作品とのこと。真に子供のために作られたものは、大人の鑑賞に十分耐えうる。宮崎監督はそう信じていたらしいのです。
熱い思いはそのまま作品の血肉となって、劇場公開から30年以上が経過した今でも、子供から大人まで広く愛されています。裏側を知るとますます思い入れが深~くなるので、お時間のあるときに、ぜひツイートをさかのぼって読んでみてくださいっ☆
参照元:Twitter@kinro_ntv
執筆=田端あんじ (c)Pouch
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
実は『スタジオジブリ』は本作を制作するために立ち上げられたスタジオです。命名は宮崎駿監督。“GHIBLI”はイタリアの軍用偵察機の名前でもありますが元々はイタリア語で“サハラ砂漠に吹く熱風”のこと。日本のアニメーション界に旋風を巻き起こそうという思いを込めてつけられました。☞続く pic.twitter.com/3Fzw1I7Ec1
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2017
☞続き 正しい発音は“ギブリ”ですが、発案の際に監督が勘違いしていて、“ジブリ”と名付けられたそう。そのため、海外では『スタジオギブリ』と呼ばれてしまった…という後日談も。今や『スタジオジブリ』は、世界中でその名を知られることになりました😳 #ジブリ #ジブリはギブリ #ラピュタ pic.twitter.com/ua4dNqkQPp
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2017
空から降ってきたシータさんを、パズーさんが受け止めるこのシーン。2人が見えない糸で手繰り寄せられたように出会う劇的な演出で、代表的なシーンのひとつです。1986年の公開時のポスターにもこのシーンが使われ、☞続く #ラピュタ #空から少女が降ってきた pic.twitter.com/kILnZAA9xM
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2017
このトランペットのメロディは久石譲さんが作曲したオリジナル曲。久石さんは『風の谷のナウシカ』に続いて音楽を担当。音楽は50人編成のオーケストラで演奏され当時としては最大規模での収録でした。ちなみにパズーさんは当初トランペットを持ちながら冒険をしていく設定になっていたそうです😳 pic.twitter.com/UwZpnGhu6l
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2017
海賊にして母、物欲と食欲の人・ドーラさん、実は宮崎監督の思い入れが一番深いキャラクターなんです。そのモデルはなんと宮崎監督のお母様!!宮崎監督のお母様は病気がちで、監督が6歳から15歳までの9年間、病床にありました。☞続く #ドーラ #ラピュタ pic.twitter.com/Jp2pdfErn3
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2017
☞続き しかしその精神的迫力はドーラさんに通じるものがあったそうです。宮崎監督は「兄弟男ばかり4人そろってもおふくろには太刀打ちできなかった」と語っていますー😆 #ラピュタ #ドーラ pic.twitter.com/vVaLJXVIxX
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2017
【名シーン&名セリフ集】ラピュタに込められた想い
『天空の城ラピュタ』は、“アニメーション映画を取り巻く環境が変化する中で、アニメーションの原点とは何か”と宮崎監督が考える理想がこめられた作品です。アニメーションはまず子供のものであり☞続く pic.twitter.com/4JmiOSFvEN— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2017
☞続き 、真に子どもの為に作られたものは、大人の鑑賞に十分耐えると信じていたのです。
宮崎監督が注ぎ込んだ熱い想いが生きているからこそ、制作から30年以上経った現在でも、変わらぬ輝きを放ち続ける“不朽の名作”と言われているのかもしれません😭😭😭 #ラピュタ最高すぎる #ラピュタ pic.twitter.com/z50F2RFLH6— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 29, 2017
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