ベルトコンベアーに乗せられて、左から右へ、次々と流れてゆくぬいぐるみたち。今回紹介するのは、1分間、ぬいぐるみがただただ通り過ぎていくだけの動画です。
2017年9月21日にYouTubeへ動画を公開したのは、イギリス・スコットランドのペイスリーにあるグラスゴー国際空港。
空港の発表によると、毎年、落とし物と思われる何百ものぬいぐるみやおもちゃが空港に届けられているのだそう。「持ち主の元に帰りたい」と願っているぬいぐるみたちの手助けになれたら……という思いのもと、動画を作成し “持ち主探しキャンペーン” をスタートしたようなんです。
【「ボクを / わたしを 早く見つけて」】
動画に登場しているのは、空港が落とし物として預かっているぬいぐるみたち。もし自分のものを見つけたら連絡をしてください、と呼びかけています。
過去2カ月の間に空港に届けられたぬいぐるみの数は、21体。大きなものから小さなものまで種類はさまざまで、置かれていた場所も空港内から機内とバラバラです。ぬいぐるみたちは今も、世界のどこかにいる21人の持ち主たちがやってくるのを待ち続けています。
【ぬいぐるみ用の手荷物札も】
そしてもう1つ、空港が始めたのは、「テディー・タグ(Teddy Tag)」というサービス。これ以上ぬいぐるみたちが忘れられないようにと、ぬいぐるみを持った子供たち専用の新たな手荷物札を作り、配る計画をしているんですって。
落とし主が見つかれば、落とし主はもちろんぬいぐるみだって嬉しいはずだし、空港側も嬉しい。なんとも心温まるサービスですよねぇ。この試みによって、1組でも多く再会が果たせますように!
参照元:YouTube、Glasgow Airport
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼ “大きなおともだち” が落としている可能性も、なきにしもあらず
コメントをどうぞ