小さな子供たちによる劇には、ちょっとしたトラブルがつきもの。アメリカ・テネシー州ホワイト・パインにある教会「First Baptist Church」で行われていたクリスマスの劇、『キリストの降誕』でも、 “事件” が起きてしまったようなんです。

その決定的瞬間をとらえていた映像が、ユーザー「CrazyLaughAction」によってYouTubeに公開されています。

【1人の女児がフリーダムすぎる】

子どもたちの合唱団が『Away in a Manger』を歌うなか、舞台に上がっていたのはキリストが生誕する場面を演じる、複数の子供たち。

みんな大人しく、生まれたばかりのキリスト(赤ちゃんの人形)がいる、飼い葉桶(かいばおけ)の中をじーっと見つめていたのですが……。

その中のひとりでヒツジの役を演じていたティーガン(Teegan)ちゃんという女の子が、急にキリスト人形を引っ張り出して抱っこ、歌に合わせて踊り始めたではありませんか。

【マリア様が反撃に出ます】

笑顔を浮かべてダンスするティーガンちゃんは、とっても楽しそう。会場にいた観客も、これには苦笑するしかありません。

ところが、どんなに幼くても責任感の強い子はいるようです。マリア様の役を演じていた女の子が、「返しなさい」と言わんばかりにキリスト人形を取り返し、飼い葉桶に戻します。

【「やんのかコラ」「かかってこいや」】

するとティーガンちゃんはこれに対抗。「あたしのよ!」と再びキリスト人形をブン獲って、ギュッと抱えて離そうとしません。これにブチ切れたマリア様が、ついに実力行使に。力づくでキリスト人形を奪い取ろうとします。

厳かな劇のはずが、あわや乱闘シーンに。ヨセフ役の子も心配そうに出てきたところで、あわてて大人が仲裁に入ったため、大惨事(?)は免れることができましたとさ。

思わぬ展開でしたが、面白かったので、きっとイエス様も許してくれることでしょう。子供たちがいずれ大人になったとき、いい思い出になりそうですね(笑)。

参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch