かねてから奇妙なCMを生み出すことでおなじみの赤城乳業が、またもや不可思議な世界観の新CMを制作した模様。

公式サイトとYouTubeで公開されている「チョコミント」の新CMは、全部で11本。

これだけあるのにそのどれもがアクが強く、1度見たら忘れられないものばかり。圧倒的インパクトに度肝を抜かれて、しばらくテレビの前から動けなくなってしまいそう……。

【やっぱりAC部か…!!!】

今回のCM制作には3組のクリエイターが携わっておりまして、オレンジレンジのMV『SUSHI食べたい』を手がけたAC部に、お尻が前についているキャラ「おしり前マン」を生んだ谷口崇さん。

さらにはシュールすぎる世界観がクセになるYOSHIOさんと、個性あふれるラインナップになっております。

【顔の圧と不穏さがクセになる…】

中でもAC部が担当したCMが生み出す不穏さはピカイチで、さすがクレイジーな映像を作らせたら日本一なだけのことはある~!(ほめてます)。

チョコミント味が好き派・嫌い派のちょうど間の部分に生息する『溝さん篇』を筆頭に、1組の男女が会話を繰り広げる『よく分からない篇』『スッキリした篇』

3人のおじさんが抜群のチームワークで歌ったりおしゃべりしたりする『いろんな人がいる篇』などあるのですが……。

とにかくどのCMも、キャラクターの顔面の圧が強すぎるんです。見ているとじわじわ不安が襲ってくるといいますか、もし夢に出てきたら大人でも夜泣きしてしまうレベルっ。

【食べ物なのに…会話の内容も独特!】

絵も独特なら会話の内容も独特で、たとえば『スッキリした篇』では、女性が男性に対し「おとうさんお口臭いんじゃない? チョコミントアイス食べたらどう?」とド直球の提案をしていて、とても食品のCMとは思えないんです。(口臭予防の商品ではありません!)

【全部が全部、超ド級にシュール】

わけのわからなさで言えば、他のCMだって負けてはいません。

ウェブ限定の谷口さんによる『おしり前マン篇』は、シュールなタッチの絵とキャラクターが発する美声のギャップの高低差がすごすぎて、耳キーンってなります。

谷口さんは脚本、コンテ、作画、アニメーション、声優まで1人でこなしているそうで、ということはこの美声の持ち主は谷口さんってこと!? 歌手を生業にしても生きていけるんじゃないかと思える歌声にもぜひ、注目してみてください。

そしてさらに、YOSHIOさんが手がけるCM4本も、意味が分からなすぎる~!

おじさんが主役の『こっちを見ろ篇』『仮想おじさん篇』などどれも見終わった瞬間に頭の中が「?」でいっぱいになる作品ばかりです。ってか、仮想おじさんてなに。

今回紹介したCMをぜ~んぶまとめて見ると、異世界へと迷い込めること必至でございます。いや~~~、赤城乳業攻めてるわ。唯一無二すぎるわ~~~。

参照元:赤城乳業株式会社YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch