アルコールマーカーのブランド「コピック」といえば、イラストを描く人だけでなくファッションやデザインなどの分野でも人気の画材。
そんなコピックと使用感がよく似ているマーカーが100均ショップなどで入手できると、最近SNSなどで話題になっています。
さっそく、ダイソーで販売されているイラストマーカー「FLUENTLY」シリーズを購入し、実際に使ってみました。
【カラバリ多いなっっ!】
ダイソーのイラストマーカーは2本1組で100円(税抜)。1本50円という破格の商品です。コピックは安価なモデルでも1本250円なので、これはすごいです。
文具コーナーに足を運んでみてまず驚いたのは、あまりにもマーカーの種類が多いこと。
コピックの代わりになると言われているマーカーはどれなのかとキョロキョロしてみると……あった、「FLUENTLY」ありました! 色数多いな!
カラーバリエーションは素晴らしいのですが、キャップデザインの違うものが一緒に並んでいてやや困惑。これは同じものなのかな……?
【バキッと発色するよ!】
とりあえず、良さげな色をいくつかピックアップして買ってきました。
似た色同士が組み合わせになっているので、全体が虹色っぽくなるようチョイスしてみたのですが、なかなかいい感じ! ペン先がツインタイプになっているのもいいですね。
試しに全色使って色を見てみると、キャップの色とほぼ同じカラーがバキッと発色して、かなり鮮やかでした。
ペールオレンジのみほとんど見えませんが、これはその名の通り、もともとそういうごく淡い色彩です。
ちなみに、キャップのデザインが違う点についてですが、どちらもマーカーの太さや説明文の表記なども同じで、描いた感触や発色も変わりませんでした。
どうやらあとから発売されたもののキャップに色がついているようなので、おそらくはパッと見たときにそのペンが何色か分かりやすくしたのだと思います。
【塗り絵っぽく使ってみた】
では、実際に線画に色を塗ってみたいと思います。
「Pouch」と線画を書いてから、中を塗りつぶしていくと……。
じゃ~ん! いかがでしょう??? ムラなく鮮やかに塗れたのでは!
【気になるポイントも…】
ただ、紙質が柔らかかったせいか、じんわりとにじみが広がってしまいました。
わたしの塗り方が雑なせいも多少はありますが、はみだしが気になる場合は何度か使ってみて感覚をつかまないといけないかも。
また、アルコールマーカーをよく使う人には当たり前のことかもしれませんが、いわゆるイラスト向けのスケッチブックを使っても、がっつり裏写りして、次のページまで色がしっかりついてしまいました。
このマーカーを使うときは下敷きになるものを用意したほうがよさそう。
また上記の理由で、ページの裏表に絵柄が印刷されている「ぬり絵ブック」などには不向きかも。マーカーを使った裏面の絵柄は、ほぼ塗れなくなりそうです。
【コピックとも比べてみました】
さらに、本家コピックとも比較してみました。10年以上前に買って以来、最近はまったく使っていなかったので、きちんと色が出るか心配でしたが……。
実際に塗ってみるとこのとおり。しっかりと発色してくれるあたり、さすがコピック!
塗ったあとのにじみや裏写りなどは、ダイソーのイラストマーカーと比べるとややマシかな……?という程度でした。
念のため書き比べてみましたが、ペン軸の太さもほぼ変わらず。
書いた線だけを見て、どちらがダイソーでどちらがコピックを言い当てるのは難しいだろうなと思うほど、よく似ていました。
【お絵かきを楽しむには十分実用的!】
というわけで、趣味のお絵かきを楽しみたい人にとっては、ダイソーのイラストマーカーは十分コピックと同じように使えると思いました!
カラーバリエーションはさすがに本家に劣りますが、それでも十分な種類がありますし、価格や手に入りやすさを考えると気軽に使える高発色マーカーとしてはめちゃ優秀です。
ただ、時間経過で退色・変色などの変化があるかどうかまでは、ざっと使った限りではわかりません。長く残したい作品や、日に当たる場所に飾る絵には、しっかりと検証した上で使ったほうがいいかも。
しかし素人目線では、本当に大きな差は感じませんでした。まずは使ってみたい、手軽にお絵かきを楽しみたいという人には、かなりオススメできるマーカーです!
興味のある方は、ぜひお近くのダイソーに足を運んでみてください☆
参考リンク:Instagram @daiso_official、コピック公式サイト
執筆:森本マリ (c)Pouch
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