台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。

このシリーズでは、台湾に詳しい筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。

今回ご紹介するのは、煮込み料理「滷味(ルーウェイ)」。ルーウェイとは、香料が入ったタレで煮込んだ料理のことです。台湾おでんと訳されることも多いディープなグルメを、台北の学生街にある「師大夜市(シーダーイエシー)」で味わってみましょうっ。

【師大夜市の人気店で味わってみよう】

訪れたのは、台北「師大夜市」にある「燈籠滷味(デンロンルーウェイ)」

夜市にあるルーウェイの屋台では、お好みの具材を選ぶとお店の人がその場でカットして煮込み、提供してくれることがほとんど。こちらのお店もそのスタイルです。

店頭には野菜やキノコ類、豆腐や麺などの具材がズラリ。

注文時は、店頭に置いてあるカゴに食べたい具材を入れていきます。注意したい点は、食べたい量を入れるわけではないということ。

1個入れると1人分、2個入れると2人分という感じでお店の方が量ってくれるので、たくさん入れるとものすごい量の料理が出てきてしまいます。

それぞれの食材の値段は店頭の電光掲示板に掲示されているものの、言語は中国語のみ

あらかじめ何を食べるか考えておきつつ、パッと見ておいしそうだと思ったものをいくつか取るとよいでしょう。

私がカゴに入れたのは以下の通り。

・キャベツ(高麗菜)35元
・水蓮菜(水蓮)35元
・シイタケ(香菇)35元
・干し油揚げ(花干)20元
・貢丸(肉つみれ団子)20元
・インスタントラーメン(王子麵)15元


別途ドリンクバーを30元で追加し、合計価格は185元(約879円)でした。私の選んだ食材のどれかが5元割引だったみたい。

選び終わったら、カゴをレジカウンターに持って行きます。

その際に、レジ横に貼られている「会計の流れ(結帳流程)」という紙の項目を指さしながら、以下の内容を伝えましょう。

・イートイン(内用 / ネイヨン)かテイクアウト(外帶 / ワイダイ)

・辛さの調整:辛くない(不要辣 / ブヤオラー)、ほんのり辛く(微辣 / ウェイラー)、小辛(小辣 / シャオラー)、中辛(中辣 / ジョンラー)、大辛(大辣 / ダーラー)

・副菜が必要ない場合:ネギ無し(不要蔥 / ブヤオツォン)、漬物無し(不要酸菜 / ブヤオスアンツァイ)

私は小辛をチョイス。会計を済ませると、番号が書かれたレシートとドリンクバーに使用できるカップが渡されます。自分の番号が表示されたら料理を取りに行きましょう。

【クセになる台湾の味!】

料理を受け取ったら、地下のイートインスペースへ。広々としていて、座ってゆったり食事ができます。

ドリンクバーには、コーラやスプライト、フルーツジュースやレモンティーがありました。

カットされた具材のうえには、ネギや漬物がたっぷり。さっそくいただきますっ。

台湾独特のスパイスが香る甘辛いソースが濃厚で、それぞれの具材にしっかりと絡み合っています。小辛でほどよいピリ辛加減。日本では食べたことのないディープな台湾味が、クセになるんですよね〜。

特に水蓮菜という細長い野菜はシャキシャキでおいしかった! 肉つみれ団子も身がぎゅっと詰まっていました。

麺も入れたので、このひと皿でお腹いっぱい。ごちそうさまでした☆

【ローカルな師大夜市で食べ歩き♪】

師大夜市の最寄り駅は台北MRT台電大樓駅。

以前Pouchで紹介した、揚げ物グルメ「鹽酥雞(イエンスージー)」焼き小籠包「生煎包(シェンジエンバオ)」も、この夜市でいただけますよ。

ぜひ学生さんたちで賑わうローカルな夜市で、食べ歩きを楽しんでくださいね♪

※日本円への換算は、2024年3月現在の情報です。

■今回紹介した店舗の情報

店名:燈籠滷味
住所:台北市大安區師大路43號(Googleマップ)
営業時間:11:30~0:30
定休日:月曜日

撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch