マイクロフォーサーズでグダグダ振り返る2010年の白歴史
開放からシャープなレンズなどといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね
僕が大学のころ偶然に知り合ったある写真家は僕に向かってそういった。僕がその本当の意味を理解できたのはずっとあとのことだったが、少なくともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。開放からシャープなレンズなんて存在しない、と。
しかし、それでもやはり何かを撮るという段になると、いつも絶望的な気分に襲われることになった。僕に撮ることのできる領域はあまりにもかぎられたものだったからだ。例えばアイドルの卵についてなにかが撮れたとしても、佐々木希さんのポートレートは撮れないかもしれない。そういうことだ。
年始に「ポチッ」たOLYMPUS PEN。僕のうちには文化的教養のある人間など自分含め全くいないし、僕が中学校を卒業して普通科の高校へ、しかも進学校といわれる可能性もあるところへ進んだことは我が一族史上の大事件だった。Blue家の人間が因数分解を解いた! Blue家の長男が三単元のSを覚えた! 世の中には親が高校を出ていたり、あるいは大学まで行っていたり、あるいは父親がちゃんとした会社でちゃんと働いていたり、みたいな良家のおぼっちゃまお嬢様がたくさんいるわけで、そんな「世間」へ、上流貴族の世界へ、あまりにも無防備に、ただ一人放り出されたのだ、という被害妄想を胸に秘めたまま、もちろん会話など誰とも全くできなかったし、すぐにひきこもって失われたブルーピリオドのn年をすごすことになる。いや今も過ごしている。次から次へと自殺していく我が一族の中で、僕がまだ生き残っているのは、なんというか、奇跡のような気もする。視点を変えたら、地獄もまた、奇跡。
その年の年末、ストリップ小屋と熟女ヘルス店のたくさん入った横浜の旧バブルマンションの一室・・・僕の部屋・・・そのゴミ屋敷の片隅に置かれた防湿庫の中には、1ダースに近いカメラ用レンズがズラりと並べられて、湿度計は30%ピッタリを指していた。能書きはいい、とにかくこのカメラ、気に入った! だって背景がボケるんだもの! 淀橋カメラのカメラ展示スペースに細いチェーンでつながれたOLYMPUS E-P1で試し撮りできるのは、隣に展示されているE-P2ぐらいのもの。蛍光灯に煌々と照らされた小さなE-P2をE-P1で撮る、モノを撮る、至近距離で撮る、絶好の光線状況下で撮る、そうすれば、背景がボケるのは当たり前だ。実はこのカメラ・・・マイクロフォーサーズのカメラが他のたいていのデジタル一眼レフカメラと比べて、背景をボカすには若干不利なのだと知ったのは、それからだいぶ経ってからだった。これよりは背景をボカすのに有利なAPS-Cやらフルサイズやらのカメラを持っている人間は、フォーサーズユーザーがボケに異様にこだわるさま、常に絞り開放で撮るさまを見て哂うのである。まるでリーマンブラザーズでボロ儲けしてアーリーリタイアしたいけすかないおばちゃんが、お金で幸せは買えないわよ、と貧乏人を諭すように。
キットレンズとして付属していたこのレンズをつけたE-P1で、東京じゅうの坂道を自転車で走り写真を撮った。そして僕は、僕の目的・・・背景をボカす・・・このためには、このレンズでは難しい・・・そう考えてヤフウ・オークションに登録したあたりが、レンズ沼の入り口。その後はまるで株の取引のように、レンズを売って買って売って買って、ときには一度売ったレンズをまた買って、中古店にも足を運び、また買って、即日売って、そんなことを繰り返すようになった。
blueperiod(172) 「非常に良い出品者です。迅速な連絡と丁寧な梱包、品物も大変な美品でとても気に入っております。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。」そんなコメントがズラズラと並び、なんだか安く買い叩かれてしまったのだろうか、と思うこともあり、また慣れてくると、おやこのレンズはロシアものだがずいぶん外観が良いな、ヘリコイドもスムーズ、光学系にも問題なし、レンズ店の少ない地方のおじさんの中には高値を出してでも欲しがる人がいるんじゃなかろうか、そんなこんなで買値よりもだいぶ高く捌くコツもつかみ始めた。そしてまた、ボケが苦手なマイクロフォーサーズでも、美しいボケを表現できるレンズを求めて、新宿を彷徨うのだ。。。ほどなくして、マイクロフォーサーズのカメラというのは、ライカを含むほとんどどんなメーカー製のレンズであっても、オートフォーカスと賢い露出測光システムをさえ諦めてしまえば、アダプタを使ってなんでも取り付けることのできる超絶金喰い虫の稀有な代物なのだということを僕は知る。
LUMIX G 20mm F1.7 ASPH. Panasonic
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40mm | 1.7 | オート | 0.13(0.25) | 0.20m | φ46mm | φ63.0mm×約25.5mm | 100g | なし | 5群7枚 | 7枚羽根 円形虹彩絞り | 2009年 | マイクロフォーサーズ |
このレンズ抜きにはマイクロフォーサーズは語れないのだけれども、べつに語らなくていいし、むしろ写真撮れよ、くだらない記事書いてないで今すぐ外へ出ろよ、センスがあればアイホン4でだって綺麗な写真を撮れるんだよ(キリッ!と思う。ミラーレス一眼のカメラはそのボディのコンパクトさを前面に出して広告するために各社とも、薄型の「パンケーキレンズ」をセットにして売り出す。上述オリンパスのパンケーキ(17mm f2.8)はオートフォーカスが遅くうるさく、画角は良いけど明るくないのでボケもつくれない。ソニーのパンケーキ(16mm f2.8)は驚いたことにレンズ単体で撮るよりもワイドコンバージョンレンズという別売り品で超広角にしたときに最適化してつくってあるとかで、まぁひどいという評価がキッチリと定まっている。パナソニックは最近GF2という新型機を出して、これまだ14mm f2.5のひどいパンケーキレンズ(※評価は個人の感想です。)をくっつけてきたけれども、これよりも前の機種、GF1にセットでつけていたレンズ、LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.だけは、これらとは比較にならないほど高い評価を受けており、中古取引の相場も高止まり。スペックしかり。写りしかり。。。という話を僕はネットで読んで鵜呑みにしているだけで、全部試したわけではない。
マイクロフォーサーズのボディはオリンパスとパナソニックの2社が出していて、自分はオリンパスのE-P1と、パナソニックのDMC-G1、DMC-G2の三機種を持っている。なぜ3機種も持っているのかは後述するとして、DMC-G1は手放してもいいのだけど中古の中古になるしバッテリーは手放したくないしで値がつかないため、比較的ハードなコンディションで使う用にキープ。E-P1はこだわり出すと操作系が絶望的に使えないのと背面液晶が見にくいのでやっぱり使えないのだけども、手持ちの中では一番小型軽量で、高感度撮影(夜用)に多少強く、連写も(どんぐりの背比べだけども)多少早く、なによりボディ側に手振れ補正機構がついているので、このレンズを使うときにはE-P1に取り付けることが多い。スナップで、フォーカスをオートに任せてパシャパシャ撮る分にはこれが一番いい。あと、オートで撮る分には、E-P1/E-P2の操作性は悪くない。ダイヤルが2つあるのでパナソニックより使いやすいかもしれない。ちなみに新作のE-PL1系は、手振れ補正にバグがある(三脚でキッチリ固定してもスローシャッターでは勝手に振れ振れ写真をつくってくれるという噂)とか、シャッタースピードが1/2000秒までとか、いろいろ低スペックなので、淀橋カメラで買っている女子を見ると嗚呼と感じざるを得ない。あとオリンパスのファームウェアのバージョンアップは泣きたいほどユーザーの声を無視していて美しい(※評価は個人の感想です)。
まずは夜用カメラ。手振れ補正のおかげで感度をそんなに上げなくとも済む。といいつつ、E-P1は暗所でのオートフォーカスがパナソニックに比べてかなり下手なので、まぁ微妙。そもそもこの写真は塀の上にカメラを置いてのスローシャッター撮影なので、あまり意味がない。。。基本的に無料ソフトで圧縮してからFlickrにアップすることが多いけれども、この写真は等倍で見ても美しいな、とは思った。
換算40mmの画角で、最小f値は1.7。少し頑張れば、オートフォーカスのままで背景を綺麗にボカすこともできる。こんな小さいレンズなのに!
コンパクトさは正義。とはいえ、ポケットに入るほど小さくはならないので、あんまり意味ないっちゃあないんだけど、ミラーレス、折り畳み小径車、アイパッド、などなど、微妙に小さいものが物欲を刺激するらしい。が、こいつら、レンズをつけて手に持って写真を撮る、という用途のためには小さくなりすぎて使いにくいため、今度は支え用の棒とか台とかが売り出されるというカオスな状況を笑えない。
鮨詰めの人だらけでアングルを選べないような場所でもさほど人の邪魔をせずに撮れるのがべんり。この写真だけ、E-P1ではなく、DMC-G1だ。ファインダーはもちろん、背面液晶も見えないような位置にカメラを伸ばしてでも撮れるのが、DMC-G1の可動液晶の素晴らしさである(トリミングはしている)
マイクロフォーサーズの特長をよくあらわした小型で明るいこのレンズは、中古市場で傷有りDMC-G1のボディと抱き合わせのカタチで入手した。(だからDMC-G1を保有している。)そして大して期待もせずにDMC-G1をイジっていたら、オリンパスのカメラがいかにアレか、てことを痛感させられることになるのだが。。。でも、マイクロフォーサーズ専用のオートフォーカスレンズで撮る分には、べつにこれでいいのかな、とも思う。
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 OLYMPUS
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
18〜36mm | 4.0〜5.6 | オート | 0.10(0.20) | 0.20m | φ52mm | φ56.5mm×約49.4mm | 155g | なし | 8群12枚 | 7枚羽根 円形絞り | 2010年 | マイクロフォーサーズ |
マイクロフォーサーズの特長は、ボディが小型。レンズも広角になればなるほど一眼レフに対して相対的に小型、ってこと。レンズに関していえば、パナソニックのほうが評判がいいけれども、同じスペックではオリンパスのほうが一回り小さくて軽量なものを出している。とくに超広角のレンジでは、このレンズがすごい。155gで換算18mmからいける。一眼レフカメラでこの画角を得ようとすると、バカみたいにデカいレンズを持ち歩くしかないのだから。(ただし、望遠かつ綺麗なレンズとなると、結局、どちらもデカレンズになる。
この超広角レンズ、市販のフードがほとんどつけられない(つけられるが、ケラれる)ので、仕方なく純正の角型フードをつけた。自分はレンズ売買をめっちゃするので、フィルターもフードもすべてつけて丁寧に使う。しかし・・・どうも安っぽい感じがする。
試みに市販の花形フードをつけてみた。DMC-G1ならこちらのほうが似合う、のだが、やはりワイ端9mm画角では四方がケラれてしまう。フィルターをフードの外側につけることにすると、10mmからはOKなんだが、少し大きめのフードにしてねじ留め時にしたらいけるだろうか。。。
しかし超広角というのは、使うシーンが限られてるっちゃあ限られてる。いちおうズームなので、テレ端に回せば36mm画角になるから、暗い「普通レンズ」として使うことは可能。
西新宿。こういうとこに来ると、9mm(換算18mm)でも狭いなぁ・・・と。
高野山から一気にチャリで下るとき。ワイドにすると、周辺は早く流れるのでこんな感じに。
夏が待ち遠しい。僕は冬が嫌いだ。50mmプールを横向きに写真に収めるなら超広角に限る。
狭いゴミ屋敷を撮るのに超広角はべんり。
そんなわけで、このレンズを入手してからは、こいつが常用になってしまった。ってほど撮ってないけども、ただこいつは開放F値が大きいので、夜はしんどい。夜は20mmをつける。
LUMIX G VARIO 45-200mm F4.0-5.6 MEGA O.I.S. Panasonic
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
90〜400mm | 4.0〜5.6 | オート | 0.19(0.38) | 1.0m | φ52mm | φ70.0mm×約100.0mm | 380g | あり | 13群16枚 | 7枚羽根 円形虹彩絞り | 2008年 | マイクロフォーサーズ |
2010年12月現在、手持ちのレンズはテレコンバーターを入れて10本。そのうちでマイクロフォーサーズ専用のレンズは3本。レンズ内手振れ補正機構を持っているのは、こいつが唯一だ。レンズ側で補正してくれる、イコール、ファインダー像が止まって見える、という最初見たときにはチラッと感動させられるところの、ペンタユーザーやソニーユーザーが経験できないアレだ。ボディ側補正(オリンパス)とレンズ側補正(パナソニック)を両方経験できるマウントは今のところ、マイクロフォーサーズしかない。
レンズ側に手振れ補正がつくと、E-P1を使う理由はなくなる。DMC-G2とDMC-G1とでは、ざっくり言えば、マニュアルフォーカスレンズ使用時の操作性に大きな差があるだけなので、オートフォーカスで手振れ補正も使えるレンズならば、DMC-G1で使う。
電車撮りって、想像していたよりは難しい。。。コンティニュアス(追尾)AFとか使い慣れないし。
少し長すぎるのだが、屋外ならポートレートでも使える。背景をボカさなくても良いシーンであれば、ズームをワイド側に倒せばよい。オートフォーカスが早くてそこそこの焦点距離を持つレンズはこれしか持ってないので、てのもある。そして顔認識フォーカスが大活躍する。顔認識のない、また距離計測点が決まっているようなデジタル一眼レフカメラの場合は、こういうところでオートフォーカスはあまり役に立たないかもしれない。ミラーレス一眼は、電子化された像をもとにフォーカスやるんで、こういうことができるんだろう、と読んだ。
レンズを入手したての頃は、六本木あたりをフラフラ歩いていたのだが、最近は腰が重い。
最小F値が大きいので、背景をボカすことは苦手だが、これぐらい離れていればまぁ。
パナソニックのマイクロフォーサーズレンズが概ねそうであるように、このレンズの評価はとても高い。価格とのバランスでは、トップかもしれない。評価は他人じゃなくて俺がすればいいんだけどまぁ。
ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro OLYMPUS
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
70mm | 3.5 | オート | 1.0(2.0) | 0.146m | φ52mm | φ71.0mm×約53.0mm | 165g | なし | 6群6枚 | 7枚羽根 円形絞り | 2005年 | フォーサーズ |
レンズ沼の王道をとぼとぼと一人で歩く。自分の場合は標準ズームレンズというものは最初から持たなかったのでそこを飛ばして、まずは標準レンズ。続いて望遠、さらには超広角。次に欲しくなるのが、マクロレンズというわけだが、マイクロフォーサーズ用のマクロレンズというのは今はまだ1種しか出ていなくて、その「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.」てやつは、ライカの名前が入っていて、ちょっと高い。ポートレートにも使えて良さげに見えるのだが、ネット評を見ると、価格の割には・・・て感じの位置。レンズ側に手振れ補正がついていたり、オートフォーカスのレンジを絞ったりできて便利そうなのだが、やはり接近画像に特化した設計をするためか、ポートレートにはさほど強くないらしい。で、高い。ので、マイクロではなく、普通のフォーサーズ用レンズに目を向けると、マクロは純正で何種類か、あとシグマから何種類か、出ている。その中でズバ抜けて安いのがこの3535マクロだ。
換算焦点距離70mmは短めで、大きく撮るにはぶつからんばかりに接近して撮る必要がある。ので、フードなんてつけると影になってしまうのでつけない。かわりに水白の悪趣味なフィルターをつけている。E-P1で使えば手振れ補正とオートフォーカスが効き、DMC-G1では、そのどちらも効かない。DMC-G2だとオートフォーカスは効いてくれる。このフォーカススピードと精度はG2のほうがずっと上なので、G2で使うことが多い。マウントアダプタがパナソニックのものだからだろうか??? この記事のレンズ写真もほとんどこのレンズで撮っている。このレンズを撮る場合だけ、後で出てくるG.ZUIKO Auto-S 40mm F1.4を使っている。そいつはマクロではないので、レンズの能力限界ギリギリまで寄ってこれぐらいだ。絞りについては、三脚を使って物を撮るときはだいたいF11ぐらいまで絞っている(右)。たまにちょっとボカそうかな、と思ったらF4.0ぐらい(左)。オークションに出すときに傷の記述などは綿密にするけど、写真に撮るときは傷の説明用の写真を別にしっかり撮ったうえで、全体を撮るときには目立たないようにする、ってことがある。
3535マクロは換算で2倍の大きさに撮ることができる。愛用のSEIKO電波腕時計もここまで大きく撮れる。
花はあまり気合を入れて撮ったことがないが、明るい日中にキッチリと寄ればこれぐらいは撮れる。ものすごおく寄る必要があるので虫を撮るのは厳しい。
換算70mmの焦点距離は、屋内スタジオでのポートレートでもギリギリ使える感覚。狭いところだと、25mmぐらいのほうが良いかもしれない。ただ、マクロレンズは一般的にオートフォーカスが死ぬほど遅いので、わりとしんどいものがある。この25(50)mm〜42(84)mmの明るいレンズのないことが目下マイクロフォーサーズの悲しいところ。今度25mmf1.4は出るらしいけど。
これはどれぐらいのワーキングディスタンスで撮ったものかのう。。。
葉っぱ。明るいものを撮るのは楽だ。もう少し焦点距離が長くて、開放F値が小さければもっと使いやすいのだが。。。
NIKKOR N・C Auto 24mm F2.8 NIKON
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
48mm | 2.8 | マニュアル | 0.32(0.64) | 0.30m | φ52mm | φ68.0mm×約55.4mm | 290g | なし | 7群9枚 | 6枚羽根絞り | 1972年 | ニコンF |
9本のレンズのうち、オートフォーカスが使えるのはすでに挙げた4本。ズームも超広角と望遠の2本だけ。残りの5本はすべて、昔に発売されたマニュアル単焦点レンズの中古品ということになる。マイクロフォーサーズはフランジバック(撮像面からレンズまでの距離)が短いため、それよりもずっと長い他社の銀塩/一眼レフ用レンズをサードパーティ製のマウントアダプタを介して使うことができる。中でもニコンFマウントはフランジバックが長めで(つまり、ニコンのカメラではほとんど他社のレンズが使えない)距離に余裕ができるため、レンズを傾けて固定するティルトアダプタなんてのもある。それを使って写真の上下をボカしてミニチュア風に見える撮影をしようとしてゲットしたのがこれ。ティルト撮影専用扱いだ。
とはいえ、あんまり深い角度はつけられない。
東京都庁から見下ろしてみる。いまいちかな。
これも新宿、フランフラン前から。で、すぐに飽きてしまった。。。
G.ZUIKO Auto-S 40mm F1.4 OLYMPUS
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
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80mm | 1.4 | マニュアル | 0.39(0.78) | 0.35m | φ43mm | φ51.0mm×約46.0mm | 165g | なし | 6群7枚 | 5枚羽根絞り | 1966年 | ペンF |
手持ちレンズで一番古いものがこれ。オリンパスのハーフサイズカメラ、ペンF用のレンズは、ライカ等のレンジファインダー用レンズのように小径なのでE-P1に似合う。レンジファインダー用のレンズは最短撮影距離が長いくて被写体にあまり近づけないものが多いが、ペンFレンズは35cmまで寄ることが出来る。焦点距離は換算で80mm、開放F値も1.4なので、スペック的にはポートレート用レンズみたいになる。
こいつを使うときにはライカ風の穴あきフードをつけたくなる。ついでに皮のカメラカバーなり、光学ファインダーなりをつけてみたくもなる。手持ちのCANON製光学ファインダーは100mm用のため、このレンズよりは50mmレンズのときに使うのが正しい。マニュアルレンズをつけて自分でピントリングを回してフォーカシングする場合、マイクロフォーサーズは液晶やEVFを拡大表示させて見ることができるのだが、この拡大<-->標準の切り替えが、ボタン一つでできるパナソニックと、ボタン二つのE-P1の差がデカい。E-P1では現実的にはこの切り替えをやってられないので、液晶でフォーカシング、光学ファインダーで画角を見る、みたいなことがいいかなーと思いつつ、やはり苦しいのが現状。
ちょっと現像時にソフトにしすぎたが・・・ポートレートに使ってみる。焦点距離は良い。背景もボケる。解像度もまぁまぁ。しかし、このレンズのボケは、すごく汚い「ぐるぐるボケ」。。。そして、フレアやゴーストが出まくるので、長めのフードが必須。ライカ風のかっこいいフードをつけている場合ではない。線状のものや光源を入れたらまぁアウトって感じがする。
F1.4なので、夜の撮影には強い。みなとみらいの大観覧車を下から撮る。
自分でフォーカシングをするので、それなりに遊べる。
被写体に近づけるところも良い。グッと近づける。ボケの汚くなる状況下でなければ、近くの被写体のフッサフサ感はかなり出せる。好きなレンズではあるのだが、でもけっこう高い。もう少し上位の42mmF1.2てのもあるのだが、中古で5万ぐらいの値がついてたり。
Canon Lens New FD 50mm f1.2 CANON
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100mm | 1.2 | マニュアル | 0.13(0.26) | 0.50m | φ52mm | φ65.3mm×約45.6mm | 315g | なし | 6群7枚 | 8枚羽根 | 1980年 | キャノンFD |
1万円台で手に入る、唯一のF1.2大口径レンズ。キヤノンの50mmレンズはものすごくたくさん種類があるのだが、F1.2クラスで安く手に入るのはこいつしかなさそうだ。F1.2がどんなもんかと思って入手。キヤノンはFDマウントからデジタル化してEOSのEFマウントに変更して、旧レンズが使えなくなったためにFDレンズは死蔵品として良い品質のものが安価で出回ったという。それもマイクロフォーサーズの登場後しばらくして値段は上がり気味。
非常に明るいレンズのため、日中屋外で母艦がマイクロフォーサーズの場合、シャッタースピードが1/4000秒までしか上げられないため(EPL1とかだと1/2000)サングラスとしてのNDフィルタをつけて使う。フレアにもペンFレンズほどではないにせよ強くはないので、八仙堂の望遠用汎用フードを発注。(淀橋とかで売ってるのは28mmでも使える浅いフードばっかりで役に立たない)。
これは良いほうだけど、ボケはやはりそんなに美しくない。
パナソニックDMC-G2の液晶画面で瞳の辺りをタッチするとそこが拡大表示されるので、それを見ながらフォーカスリングを回し、瞳がクッキリと輝くわずかな位置を探る。そしてシャッター半押しで画像がもとに戻るので、そこでシャッターを切る。という操作自体がなんというか、敵兵を討ち取る戦場カメラマンの気分で楽しい。発射したい。
寄りも、ペンFや現代レンズほどではないにせよ、そこそここなす。キヤノンレンズは古いものでも、個体差が少なく、品質が安定していて発色が良いと聞く。そういう噂ならば目が良くない僕でも安心して使えるという点も。
TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO1:2(52B) TAMRON
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
180mm | 2.5 | マニュアル | 0.50(1.00) | 0.39m | φ49mm | φ64.5mm×約70.5mm | 420g | なし | 6群8枚 | 8枚羽根絞り | 1979年 | アダプトール2 |
伝説のタムロンマクロ、初号機。
マクロレンズはオートフォーカスの3535マクロがあるのだが、焦点距離が短かすぎてかなり近寄らないとアップにできない不満点があった。一方で、背景を大きくボカすためのポートレート用レンズはペンFとキヤノンFDがあればいいかな、と思っていたのだが、どうしてもボケがぐるぐるして目障りになる。そこでこのレンズなのだが。。。
タムロンの90mmマクロはデジタル化した今でも人気レンズの一つだが、バージョンがいくつかあり、いずれにせよマウントアダプタを介してマイクロフォーサーズで使う場合にはオートフォーカスは効かないので、なるべく安くて、かつ、これが重要なのだが、マニュアルフォーカシングを前提としているレンズが欲しくなる。デジタル用のオートフォーカスレンズでもピントリングを回すことはできるが、切り替え操作が必要だったり、リングがまわしにくかったりするという難点がある。マニュアルフォーカスのタムロン90mmマクロにも3種類があり、小型で1:2まで寄れる金属製の初期版。一部をプラスチック製にして軽くする一方でレンズ直径自体は少し大きくなった2代目。そして完全にプラスチック製にして軽量化を果たしつつ、1:1まで寄ることが出来るようにしたが開放F値が2.8と少し暗くなった3代目。この3代目が純粋なマクロレンズで接写に強い。一方で、1・2代目はマクロ撮影よりは背景をボカすポートレートに使いやすいようにボケ味の美しさにこだわった設計になっている、という人が多い。ほいじゃ、そっちをゲットしよう、と思った。
マクロ撮影に使うならば手振れ補正の効くE-P1がいいような気がする。しかし、拡大ビュー切り替えのしやすさとか、背面液晶の美しさとか、電子ファインダーを使える点とかで、現実的にはG2のが良い。オリンパスはソフトをアップデートしてくれれば便利なカメラになりうるのだが。。。
手持ちでテストマクロ撮影。10連射して、ギリギリブレとピンボケの少ない1枚。右の枝にピントがあってる。
ポートレート。マイクロフォーサーズでは焦点距離が180mm相当となってしまうので、かなりアップ気味。ピントは近いほうの瞳に合わせるのが鉄則だが、こいつは右目に合ってしまっているorz
美しいボケ味とは、背景がカタチを残しつつ、ぐるぐる丸い輪っかにならずにとろけるようにボケる・・・自転車脳の人が多い葛西臨海公園にて、後ろの自転車脳の人がいい具合にとろけている。
タムロン52BBのボケ味は、前掲のPEN-FやCanonFDと比べて明らかに美しい。とくにPEN-Fは、ハーフサイズ用のカメラレンズであって撮像面の小さいカメラ向けに設計された解像度の高いレンズと言われるのだが、解像度が高い=ボケ味が汚い、ということらしい。憧れのSTF(※前原大臣も愛用するミノルタ=ソニーのSmooth Transfer Focusを採用した特殊レンズを除く)。だけども難点は、PEN-Fが換算80mm、NewFDが換算100mmなのに対して、こいつは換算180mmの望遠レンズだ。だから、大勢で囲み撮りをするようなときの位置取りが苦しい。ものすごく離れて撮りたいのだけど、離れていると・・・CANONer NIKONerの人々はだいたい85mmレンズを、SONYerの人々は135mmSTFのレンズを使っていたりするので、前に入られてしまう。邪魔だ! 蒸発しろ! あと、モデルさんに気づいてもらえないとかもあり、目線がもらいにくい。。。そしてまぁ、顔が平板に写るという面もある。これは顔が小さく見えるメリットといってこいかな。
SIGMA TELEPHOTO 400mm F5.6 SIGMA
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
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800mm | 5.6 | マニュアル | -.--(-.--) | -.--m | φ72mm | φ80.0mm×約265.0mm | 874g | なし | 6群8枚 | 7枚羽根絞り | 1979年 | キヤノンFD |
手持ちレンズのうちで、一番安いのがこれだ。望遠レンズは高いものばっかりなのに、中古店キタムラで安価で転がっていたのを捕獲。
マイクロフォーサーズにつけると換算800mm。これに2倍テレコンバーターをはさむと、1600mm F11 の超望遠レンズとなる。ギンギンに明るい晴天下でない限り、ISO感度をあまり上げることのできないマイクロフォーサーズでは、動きものを撮ることは不可能に近い。戦場カメラマンの不肖!宮嶋茂樹先生が東京拘置所内を連行される麻原を撮ったときに使ったのが2000mmというから、えーすげえ・・・とか思う。
作例はこれ一枚しかない。他の人の超望遠で月を撮った写真などと比べると、ぜんぜんダメである。撮影が下手だったかもしれない。たいした値もつかないので、保管はしている。
RICOH CX4 RICOH
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | 画素数 | 撮像素子 | フォーカス | 最短撮影距離 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | 発売年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
28〜300mm | 3.5〜5.6 | 約1060万画素 | 1/2.3型CMOS | オート | 0.01m | 約101.5(幅)×58.6(高)×29.4(厚)mm | 184g | あり | 2010年 |
コンパクトデジカメも売買を何度かして、常用はこいつ。普通一眼のサブカメラとしては、GR DIGITAL という28mm単焦点を使う人が多い。あの人も、この人も、その人も、こだわりの写真ブロガーはだいたい持ってる印象があるけれども、自分は写りよりは記録性を、ということで手振れ補正と高倍率ズームのできるこちらにした。画質はグッと劣る。ただ、RICOHのコンデジの特徴は、操作が一眼ユーザーオリエンテッドな部分があり、かつ望遠にしたときでも接近撮影ができるというテレマクロ機能で他と一線を画す。※調べてないけど、たぶん他社のコンデジのマクロは接写しかできない。こいつは望遠マクロができる。CX4は手触れ補正が強化されており、ほかに連射とか、HDRとか、インターバル撮影なども可能。
夜の写真。手持ちだし、僕の技術では、最初のE-P1の写真のように美しくは撮れないが、それでもそれなりには写る。
そしてポケットにスポッと入るのがありがたい。マイクロフォーサーズはどんなに「小ささ」をうたったところで、レンズごとポケットに入れることはできない。
PENTAX OPTIO W60 PENTAX
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | 画素数 | 撮像素子 | フォーカス | 最短撮影距離 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | 発売年 |
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28〜140mm | 3.5〜5.5 | 約1000万画素 | 1/2.3型 CCD | オート | 0.01m | 約98(幅)×55.5(高)×24.5(厚)mm | 125g | あり | 2008年 |
ペンタックスのコンデジは写りのいまいちさと、カメラの小ささに定評がある。このカメラはインターバル撮影ができることと、完全防水性能を持つという理由で買った。この両機能を兼ねて、かつ28mm画角から撮れるコンデジはたぶんこのシリーズだけだったはず。
自転車のてきとうなところにつけても自動シャッターが切れる。
雨の中を走った高野山への道。まぁ、こういう用途専用。水中写真も撮りたいんだけど。
iPhone4 Apple
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | 画素数 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | 発売年 |
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32mm | 2.4 | 約500万画素 | 約58.6(幅)×115.8(高)×9.3(厚)mm | 137g | なし | 2010年 |
iPhoneカメラ。それまでに使っていたカシオEXILIMケータイのカメラ性能が強かったため、自分のiPhoneカメラへの印象はかなりネガティブ。
画質云々よりも、手の指が映りこまないように撮影するのがしんどい気がしている。そしてケータイ機全般がそうであるように、カメラ機能の起動、シャッターボタン押下後の反応、撮影から保存、次の撮影までにかかる時間などがどうしても遅い。
手放したカメラ/レンズたち
CASIO EX-FH20 CASIO
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | 画素数 | 撮像素子 | フォーカス | 最短撮影距離 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | 発売年 |
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26〜520mm | 2.8〜4.5 | 910万画素 | 1/2.3型高速CMOS | オート | 0.01m | 約122.4(幅)×81.4(高)×81.5(厚)mm | 483g | あり | 2008年 |
ロードバイクで日本海へ、あるいは四国お遍路の旅へ、それより前にはドイツやらミラノやらドバイやらへ、そのお供となったカメラがこいつ。四国遍路の途中でズーム機能が壊れた。目を見張るべきは520mmでF4.5という望遠スペックと、秒間40連写ができたりスロー動画が撮れたりなど。とはいえ、これらは光量不足に苦しむ。
コンデジは、シャッタースピードを下げずに奥までボカさずクッキリと写せるというメリットもある。あと、ズームが電子式(一眼ではレンズを回すのが常識化しているけど、コンデジではレバーの電子制御。右手だけでズームしてシャッターも切れるというのは、それはそれで便利ではある)
フランクフルト アン マイン
Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 MC COSINA
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
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70mm | 1.4 | マニュアル | 0.01(0.02) | 0.70m | φ43mm | φ55.0mm×約28.5mm | 200g | なし | 6群8枚 | 10枚羽根絞り | 2008年 | ライカM |
コシナのライカVMマウントレンズもマウントアダプタ経由でマイクロフォーサーズに装着可能。レンジファインダーカメラ用のレンズは非常に小型なので、バランスはとても良い。
しかし、絶望的に寄れないことに気づくのが遅かった。開放での描写も甘く、絞って日中に使うならばキットレンズのほうがはるかに良い写りをするだろう。35mm画角はスタジオ内のポートレートに使えるかなと思ったのだが、やはり寄れないわ、甘いわ、ピントリング固いわで、作例にするほどのものも残せず、結局ライバルのペンFレンズのほうを活かすことにした。といっても悪いレンズではない。残念ながら価格がものすごく高いので、費用対効果の問題で放出。ライカのカメラで使ったらよろし。
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH. Panasonic
35mm換算焦点距離 | 最小F値 | フォーカス | 最大撮影倍率 | 最短撮影距離 | フィルター径 | 大きさ | 質量 | 手振れ補正 | レンズ構成 | 絞り形式 | 発売年 | マウント |
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14〜28mm | 4.0 | オート | 0.08(0.15) | 0.25m | - | φ70.0mm×約83.1mm | 300g | なし | 12群16枚 | 7枚羽根 円形虹彩絞り | 2009年 | マイクロフォーサーズ |
マイクロフォーサーズでもっとも良く映るレンズのひとつと言われるこいつはライバルもいない唯一の超広角レンズだったので、すごく高いのを我慢して買った。今までのものと比較して圧倒的に高いレンズだ。しかし、前掲のオリンパスが9-18mmで半分の大きさ・価格、かつフィルターも装着できる超広角を出してきたので、そちらに切り替えた。
7-14mmでないと換算14mm画角は撮れないのだけど、そんなに機会は多くないし、9-18mmの換算18mmで我慢する。
写ルンです FUJI FILM
1999年に当時のユーゴスラビアの首都、ベオグラードで撮った。良いカメラを持っていたらなぁと今なら思う。
ひととおりレンズの整理を終え、最適なフードを八仙堂やディスカバーフォトで揃え、可能な限り、レンズのメーカーとそろえたフロントキャップをフード側にとりつけて、今年のレンズ沼は終わり。
来年はどんな写真を撮るのか、おねいちゃんばかりなのか、自転車脳なのか、それとも物欲解消のツールとしてさらに進化させるのか、今からは見当もつかない。そして、手持ちのレンズはどう変わるのか、それも不明だ。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D MarkII EF24-105L IS U レンズキット
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- 発売日: 2008/11/30
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