快晴・技巧に走るも失敗する
Panasonic DMC-G2 + LUMIX G VARIO 14-42/F3.5-5.6 + ND8 + Nissin Di466 (ISO200 f6.3 1/160sec 14[28]mm at 14:56)
雲ひとつない青空、ストロボを焚いて被写体と青空の輝度差を縮めて、いわゆるウオズミ流・日中シンクロ・ポートレートをやろうとして失敗した記録、なのだが。
よく知らないなりに、いろいろと、まずはポートレート写真雑誌を見て、ああ、これを撮りたいですよ、と考える日々を過ごす。
うまく撮れるようになったらそれをプリントアウトして(ryというわけなのだが。
グラビア写真にも流行というのがあり、カメラマンのツイートなどを見ていても、最近は、広角レンズで撮る、のが流行りらしい。
それと、強力なストロボを使うのとか。シフトレンズで脚長小顔にするとか。
つまりは、素人さんが望遠レンズで背景をボカして云々じゃなく、プロならではのコミュニケーション能力でグッと近寄って撮る、ほれ、おまいらこういうの撮れないだろうwww的ななにかなんだろうかなど思う。
ほいで、
ストロボについては、あさはかにも、間違った考えで撮影にのぞんで爆発した。
先回のトライでは、外部ストロボのFP発光というのを使って、高速シャッターを切りつつ被写体に光をあてる、というのをやった。レフ係さんの光が来ていないときでもそれなりによく写ったとは思うが(もっと背景を落としたり、というところまでは遊ばなかったが)、こいつはストロボを長時間光らせることになるため、モデルさんに眩しがられるのが引け目。ゆえに寄れない。そしてなにより、ストロボのチャージに10秒近くを要するのと、シャッターの切れるまでにタイムラグを生じるため、撮りたい瞬間を全然撮れない。歩留まりが悪すぎるわけだ。
Panasonic DMC-G2 + LUMIX G VARIO 14-42/F3.5-5.6 + Nissin Di466 (ISO200 f10 1/60sec 14[28]mm at 14:01)
広角レンズで人を撮ると、いかにもモデルさんとBlue-Periodさんが親密な仲であるかのような、そんな錯覚を見る人に与えて激しく嫉妬されるという錯覚を俺が感じることができる。もしくは、背景に印象的ななにかをとり込んで、まぁ、なんだろ、へぇ、みたいな写真にすることができるという錯覚を俺が感じることが可能だ。
冒頭の写真も、この写真もLUMIXのキットレンズの14[28]mm近辺。オイラが今までポートレートで使ってきたのは、短くてもPEN-Fの40[80]mmから、タムロンマクロなんかだと、90[180]mmの望遠だから、背景の写りこみ方がまったく違うし、実際にオイラとモデルさんとの距離が全然違うわけだ。それがまぁ、写真からも分かる。
Panasonic DMC-G2 + LUMIX G VARIO 14-42/F3.5-5.6 + ND8 + Nissin Di466 (ISO200 f5.6 1/160sec 15[30]mm at 14:48)
空の面積を減らせばどうにか・・・などの苦労もむなしく、トゥギャッターにある通り、ストロボ抜きの写真は、絞り+ISO感度+シャッタースピードで露出(明るさ)が決まる。しかし、ストロボを焚くと、絞り+ISO感度+ストロボのガイドナンバーで被写体の明るさが決まり、シャッタースピードが早かろうが遅かろうが、ストロボの光る時間は(FP発光にしない限り)一定なので、明るさに影響しないんである。そこを理解していなくて、この日は失敗写真を量産した。つまりは、ストロボを焚いているのに光は被写体にまで届いていないのだ。とくに建物の中に入らないときにはND8フィルタをつけて、強烈に絞り込んでいるため、ストロボ光は完全に死んでいる。FPじゃないからシャカシャカ焚けるんだけども。
でも、ストロボだけでなく、広角使いの練習でもあるわけで、それなりにどうにか復元できているのは、LightRoom3の現像機能のおかげであり、先回のようにSILKY PIXだけだったら、顔は暗くてぜんぜん見えへん状態になるところだった。顔とか肌の部分だけを明るく補正しているのだ。※先回はそういう補正は全くしていない。
Panasonic DMC-G1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8 (ISO100 f3.2 1/800sec 45[90]mm at 14:31)
しかしまぁ、初心者向け、囲み撮り、というわけで、望遠向けのセッティングも多く、そんなときは素直にフラッシュをしまって、ボケ味の綺麗なマクロで頑張ってみた。でもフォーサーズの2.8近辺では、ぜんぜんだめなんだが。
Panasonic DMC-G1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8 (ISO200 f2.8 1/500sec 45[90]mm at 12:26)
お台場のベンチに座っていたホームレスかノットホームレスかのボーダー風味(良い意味で)のオッサンなどに見物され、「いいねー、ちょっと小綺麗に生まれるとチヤホヤされてさ!」など大声で言うのを笑顔と手振りでそんなことないです的に否定するモデルのさやかさん、と、この人についてたレフ係の7番さんのキャラがかなり来ていて面白くはあった。
午前中から撮影しているのに午後の写真が多いのは、ようやく慣れて来たからなのか、光の具合なのか、判然とはしないが、今後は撮影時刻にも気を配ろうかと思う。
さて、。