MLB移籍情報
デビューの地、古巣に復帰のチャーリー・モートン
スローペースのフリーエージェント市場に、このオフ最大の動きがあった。
レイズからフリーエージェント(FA)となった先発右腕チャーリー・モートンがアトランタ・ブレーブスと1年1500万ドルで合意した。
このニュースはメジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが「速報」としてSNSで伝えている。
BREAKING: Charlie Morton has agreed to terms on a one-year, $15 million deal with the Braves. The deal was negotiated by Andrew Lowenthal and BB Abbott of Jet Sports. It’s the largest free agent contract so far this offseason.
— Mark Feinsand (@Feinsand) November 24, 2020
ちょっと残念な気がしたが、この1500万ドルは、レイズがクラブオプションを破棄した額と同額だった。メジャーは、どの球団もコロナ禍の60試合無観客開催で減収減益を余儀なくされ、FA契約も厳しい状況だ。
レイズはSNSを通じて「ありがとう、チャーリー」と、彼の移籍が決まったことに賛辞を送っている。
For everything, Charlie pic.twitter.com/EM4Ya2s4Dk
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) November 24, 2020
アストロズ移籍後に復活した37歳のベテラン・スターター
37歳のモートンは、2008年、ブレーブスでメジャーデビュー。翌年の09年にネイト・マクラウスの交換要員としてトレードでパイレーツへ放出されており、12年ぶりの古巣復帰となる。
メジャー13年間で通算93勝89敗、防御率4.08、FIP3.79、WHIP1.334、奪三振率8.0、与四球率3.2。
16年11月にアストロズ移籍後、精緻なデータ分析で自分の強みを理解したのか、
17年、14勝7敗、防御率3.62
18年、15勝3敗、防御率3.13
と持ち味を生かした投球で復活し、レイズ移籍後もエース格として16勝6敗、防御率3.05。この年の「サイ・ヤング賞」投票でも3位に入っている。
18年から2年連続でオールスター・ゲームにも選出され、アストロズ時代の17年にはワールドシリーズ制覇を経験している。