ブレーブスの若きエース右腕マイケル・ソロカがアキレス腱を再断裂した。
今季全休が確定、復帰は来年夏
ソロカの惨事は、このブログでも昨年8月5日に紹介したが、昨年8月4日、メッツ戦の3回表に一塁のベースカバーへ走ろうとした際に右足を負傷。ブレーブスは試合後、ソロカが右アキレス腱断裂により今季の残り試合を欠場することを発表した。
Braves pitcher Mike Soroka won't pitch in 2021 after suffering another tear of his right Achilles tendon, the team announced Saturday.
The Braves said Soroka suffered the reinjury while walking to the clubhouse at Truist Park on Thursday. pic.twitter.com/wFEtfqkn2e
— SportsCenter (@SportsCenter) June 26, 2021
ソロカは、本拠地トゥルイスト・パークのクラブハウスを歩いていた際にアキレス腱を痛めたということだ。MRI検査の結果、手術で修復したアキレス腱の完全な再断裂が判明。
そのため来週に手術を受ける予定で、この結果、彼の戦列復帰は早くても来年7月以降になる。
ソロカはカナダ出身の23歳。2015年のMLBドラフト1巡目追補(全体28位)でアトランタ・ブレーブスが指名。メジャーデビュー2年目の2019年は、22試合に先発して13勝4敗、防御率2.68、142奪三振の好成績をマーク。
オールスター・ゲームに選出されたほか、新人王投票ではメッツの一塁手のピート・アロンゾに次ぐ2位の投票数を獲得。サイ・ヤング賞投票でも6位にランクインした。昨季は開幕投手に指名され、開幕からの2先発は0勝0敗ながら防御率1.59と好投していた。
今季は4月末に戦列復帰できる予定だったが、右肩の炎症で復帰できず、右アキレス腱周辺の違和感が右肩の炎症の原因とみられていた。5月に右アキレス腱の状態を改善するための手術を受けていることが報告されていた。
モートンが加入した今季のブレーブス先発陣
今季のブレーブスは、先発ローテーションにチャーリー・モートン、ドリュー・スマイリーを追加。マイク・フォルティネビッチを放出した。
先発ローテーション
1 マックス・フリード(LHP)⇒10日間ILから復帰間近
2 チャーリー・モートン(RHP)ベテラン右腕
3 イアン・アンダーソン(RHP)昨年デビューの若手
4 ドリュー・スマイリー(LHP)ベテラン左腕
5 カイル・ライト(RHP)⇒マイナー
※マイケル・ソロカ(RHP)
エース格だったマイク・ソロカがアキレスけん断裂から復帰。彼が復帰すれば、彼を中心に経験豊富なベテラン2人(モートン/スマイリー)と安定感のある先発ローテーションになる予定だった。昨年はMLB全体で先発陣は28位(防御率)だった。
地区3連覇中のブレーブスだったが、ここまで首位メッツと6ゲーム差の地区3位と低迷。まだまだ、チャンスはありそうだが、若手エースの悲報を受けて、来季を見据えた補強に出るのか?今後の成り行きに注目したい。