オブジェクト指向において、既存のクラスを基に拡張や変更を加えた新たなクラスを定義すること。そのクラス(親クラス、スーパークラス)が持つ性質(属性、操作、他のクラス等との関係)を引き継ぐ。
継承は継承する側とされる側のクラスとの間に非常に密接な関係、同一視(is-a)の関係(例:「人間は動物である」)を作るため、既存のプログラムを拡張するつもりで継承を使いすぎると依存関係が強くなり、とんでもない事になる。
継承は、それだけではオブジェクト指向言語としての真価を発揮することは稀で、委譲(Delegation)や集約(Aggregation)などと併用して初めてより大きな効力をもたらす。
継承を効率よく使いこなすためにはデザインパターンの勉強をする必要がある。