2017年(平成29年)12月29日(金)
イタリア1日目。
見覚えのある真実の口のある教会を過ぎ、しばらくいくと降ろされました。当初ヴェネツィア広場が乗降場所と想像していたのですが、なんのなんの。
ヴェネツィア広場の前にはヴィットリーオ・エヌマーレⅡ世記念堂がそびえていますが、そこへ到着する前の坂道で降ろされました。〇で印をしたところです。
バス停がいくつもあるのですが、ホテルからのシャトルバスの表示はありません。乗ってくればわかりますが、ここから乗ってホテルへチェックインというのは、なかなか難しいだろうなぁと思いました。でも、市内のド真ん中。観光するにはもってこいの場所です。
ローマの交通は、1回券1.5EURで地下鉄からバスやトラムへも最後の降車まで100分以内であれば乗り継ぎできます。地下鉄から地下鉄への乗り継ぎはできませんが、同じ構内で違う路線に乗り換えるのであればOK。
24時間券もあって、こちらは7EUR。元は取れなくても、気楽に乗り降りできるので買おうかと思っていました。でも、コロッセオからバチカン市国へ行くときぐらいしか乗りそうにないうえに、バスは難易度が高いし、これはそのときになって考えるほうがいい。
とにもかくにもコロッセオへ向かいましょう。是非とも娘には中へ入ってほしかったのです。でも、娘はまずお腹がすいたと言って、バス降車後にすぐ向かいにあったお店へ。
確か、ナスとモッツァレラの重ね焼き。
娘はどうもフライトハイになるらしく、機内食が出るとわかっていてもフライト前に食べ、乗り継ぎのときもサンドイッチを買い、さらにまだランチには少し早いのなら腹ごしらえが必要と、まだ11時前のこの時間、食べておりました。なかなか美味しくて、スーパーの隣のイートインコーナーの一品でも侮れないあたりが、イタリアです。
まずは、ヴィットリーオ・エヌマーレⅡ世記念堂。
その左側を抜けると、遺跡群が続きます。
奥に見える赤茶色の建物は、フォリ・インペリアリ博物館。前回、ヨーロッパで初めて「便座のないトイレ」に遭遇した苦い思い出の場所です。あのときはローマカードで2ヶ所無料で入れたのに、トイレ目的で入ってまさかの便座なしでした。
左手に遺跡群を見ながら進んでいくと、相変わらず工事中の道路。そういや、地下鉄工事をしていると書いてあったな~ なになに?一部は開通してる?1日だけだから、ガイドブックを買い足さなかったので、知りませんでした。
なんでも、掘り進むたびに遺跡にぶつかるので、そのたび発掘調査が必要で、一部開通したところも6年遅れで完成したんだそうな。全部完成するのはいつになるんでしょうね。でも、バチカンへ向かってこの道路沿いに地下鉄ができたら、かなり便利かも。
あれ? コロッセオに近づいてきましたが、やけに白い気がする。そういや、修復作業が終了したと言っていたな~ まるで姫路城みたいだ。なーんとなく、重厚さが失われたような?
それにしてもすごい人!チケット売り場で30分以上、入場にはさらに1時間以上と見た。見えている人たちは皆、チケットは持っていて入場待ちで並んでいるのです。
チケット売り場は前回とは移動していたような気がします。前はローマカードを持っていたので、ここでチケットは買っていませんが、コロッセオで売っていたような気がします。今回は、フォロ・ロマーノの前に売り場がありました。
少しそのあたりを案内しながら、元の場所へ戻ります。ほら、なーんとなく遺跡の様子がわかりますよね。
元へ戻りながら、違う角度からもまた見えます。
ヴェネツィア広場を抜けて、トレビの泉を目指します。途中、ガッレリアを通り抜けました。
よく見ると、フレスコ画が美しく描かれています。
イタリアではこのガッレリア、あちこちで見かけますね。一番有名なのはミラノですが、商店街のアーケードの始まりです。19世紀に鉄材と板ガラスの工業生産が開始され、各地で架けられるようになったようです。
ここを抜けてすぐ、トレビの泉を見つけることができました。前回は、通りを突き進んだ左手に、突如とトレビの泉が出てきたためか、なんとなくせせこましいところにあるなぁという印象でした。今回は泉が先に見え、徐々に全貌が見えたので、なんとなく壮大に感じました。でも、どうしてこうも写真が残っていないんでしょう。撮ったつもりが、全然ない。人だかりとわかるこの1枚を載せておきます。
時刻は12時半。そろそろランチにいたしましょう。ランチは、人がたくさん入っているところが失敗ないだろうと娘が言い、くるっと回ると、続々と入って行く店がありました。トレビの泉からすぐの場所です。
IL CHIANTI(イル キャンティ)
ビュッフェスタイルと書かれてあったので、そのほうが、自分の目で選べていいかもしれないと思って入りました。でも、入って見るとホテルでの朝食バイキングと変わらなさそうだったので、メニューから選ぶことにしました。
フォカッチャが出されました。ついつい食べるので満腹になってしまう!でも、パリパリで美味しい~ これがあるなら、ピザはなしでいい。
娘は大好きなカプレーゼ 9EUR(1,200円)
サラダ類は失敗するよと助言したとおり、トマトは生食には美味しくない。
リコッタチーズとほうれん草のラビオリ トリュフソース添え 14EUR(1,900円)
やっぱりローマはカルボナーラ 12EUR(1,650円)
前回はいまひとつでしたが、これは絶品。全員が大絶賛。シンプルなのに美味しいって、本物ですね。
トマト味が食べたいと選んだのが、ミートボール 15EUR(2,000円)
これまた素朴ですが、美味しい。
娘はアップルパイまで進出 6EUR(820円)
出てくるまでに時間がかかりましたができたてなのか温かい。パイというより、温かいケーキみたいな感じ。シナモンがよく利いて美味しい~
ビールからはじめてグラスワインも頼み、86.5EUR(11,912円)はコスパ良し。
でも、ビールもグラスワインも6EUR(820円)はちょっと高めかも。