四つの生き物…
ヨハネの黙示録4章に『御座のあたり、御座の周りに、前もうしろも目で満ちた四つの生き物がいた。』とある生き物については、『獅子のよう』、『雄牛のよう』、『人間のような顔』、『飛んでいる鷲のよう』、と四つでした。これは、四つの福音書で描かれていたキリストの姿と符合します。つまり、『獅子は、マタイの福音書が描くキリスト。ユダの獅子。』、『雄牛は、マルコの福音書が描くキリスト。【主】のしもべ。』『人間は、ルカの福音書が描くキリスト。受肉した人間。』『鷲は、ヨハネの福音書が描くキリスト。神の子。』です。
大患難時代の中期に、「荒らす憎むべき者=反キリスト」の像が、エルサレムの第三神殿に設置されます。それを崇拝することを人々に強要し、拒否をすれば殺されると預言されています。
『ハル=メギド(メギドの丘)』というのが語源です。大患難時代の後半、第六の鉢の裁きで、ユーフラテス川の水が涸れることから、メギド平原に反キリスト勢が集結します。イスラエルの平地がその付近にしかないというのが地理的な理由です。戦いは、そこから、エルサレム、ボツラへと展開されることになります。
大患難時代には三つの戦争が起こります。ヨハネの黙示録6章が第一の戦争で、大患難時代の中期に第二の戦争が起こり、大患難時代の最後に第三の戦争が『ハルマゲドンの戦い』なのです。
現在のイラクに位置します。かつては、バベルの塔が失敗に終わった所です。ここが、これから世界統一政府の本丸になるのです。「宗教的」「政治的」「経済的」な拠点として、偽の三位一体、偽預言者、反キリスト、悪魔(サタン)が、根城にするのです。しかし、その結末はあっさり、経済的に頼みとしていた人たちはガッカリすることでしょう。ユーフラテス川の東に位置します。
大患難時代に入るまでに、ペンテコステ以降の信仰者(聖徒=普遍的教会)が、天に召し上げられることを意味しています。空中にて、【主】にあうので、『空中携挙』とも『空中再臨』とも表現されます。地上再臨と区別するために、『携挙』と表現してます。
『レフトビハインド』( Left Behind )という長編小説がありました。ティム・ラヘイ、ジェリー・ジェンキンズの共著です。1995年に最初の小説が発売され、全米で6,500万部を売り上げたベストセラーとなりました。日本語訳はいのちのことば社から刊行されています。また、映画化もされ、2014年版には、ニコラス・ケイジが主演しています。
フルクテンバウム師とティム・ラヘイとは古くからの友人です。ティム・ラヘイの執筆動機は、救霊です。彼は、小説を書くずっと前から、預言研究が好きでした。預言研究が、彼の伝道の原動力となりました。彼は、聖書預言の甘さと苦さを経験した伝道者です。
大患難時代の最後に、イスラエルの民族的悔い改めを受けて、メシアであるイエス・キリストが再臨されます。ボツラから、反キリスト勢を押し返し、ヨシャパテの谷が、馬のくつわの高さまで、ヨシャパテの谷からアカバまで約320kmが血の海になると預言されています。
千年王国(メシア的王国)…
再臨に続き、この地上で、千年間の本当の平和が実現します。それは、平和の君であるイエス・キリストがダビデの王座に着いて、世界を導くからです。彼こそが、唯一無二のメシアなので、メシア的王国とも表現されるのです。自然界は、植物の園エデンを再現したものになると考えられています。
これは、ヨハネの黙示録20章に記されている『大きな白い御座の裁き』のことです。これは、【主】を信じない人が対象です。人間には、回心や転身するきっかけが多く与えられています。それに気づけなかった人はいないのでしょうか?創造主である神【主】に背を向けているのは、それぞれの自由意志に委ねられています。21世紀の『今は恵みの時』、そして、大患難時代に入っても、十四万四千人のユダヤ人たちや二人の証人、そして、全世界に響き渡る御使いの宣言があります。それぞれのタイムリミットまで、チャンスを生かされるようにオススメします。