欠けたコーヒーカップを金継ぎで修理しています。
金継ぎに興味のある方が多かったのかたくさんの方に記事を見ていただいたり、コメントいただきました。ありがとうございました。
今回は塗りから仕上げまでの作業です。
第7工程:塗り
弁柄漆を薄く塗り乾燥させます。
筆にたっぷり漆がついていて、結構落としたつもりだったけど塗り過ぎてしまったかも。
後の工程で研ぐから大丈夫かな?
第8工程:塗りの研ぎ
砥石で弁柄漆を研ぎ、よく洗って乾燥させます。
塗りすぎたところを結構削りました。
第9・10工程:金粉蒔き、金粉固め
ここで金継ぎらしい工程に入ります。
弁柄漆を薄く塗り、その上に金粉を被せて、乾燥させ、その後余分な金粉を取り除きます。
透き漆を金粉の上に塗り、乾燥させます。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、欠けた部分が金色になりました。
第11工程:磨き
最後はメノウで金の部分を磨けば完成です。磨くと金の輝きが増すそう。
見た目わからないけれど...
塗りから仕上げまで二週間かけて作業しました。
ほんの小さな欠けを直すのに全部で三週間ほど、時間はかかりましたがじっくり直したので、コーヒーカップにより愛着が湧きました。それと、もっと大切に扱おう。
次は割れたお皿にチャレンジしてみたいです。
実家に結構派手に割れた小皿があったので、次はそれを修理してみようかなと思っています。