梅雨空に祟られて「身も心もぼろぼろ」になることを承知で6月6日に発進した東海・近畿の車旅。
旅の轍 12日目 2/2
巡り旅 12日目 1/2の続きです
苗我島灯台
潮岬を後にして本日の4基め 苗我島灯台をめざす。
紀伊大島大橋を渡り切り橋のたもとに車を停めて灯台近くまで戻る。
たまたま陽がさしてくれた。感謝。
橋の上からパチリ
先人の導きによると
このあたりに釣り人の秘密の降り口があり岩場まで下りられると言うが、これ以上はパス。
串本トウジロ鼻灯台
串本トウジロ鼻西方照射灯
次は本日5基め 串本トウジロ鼻灯台
大島側のたもとに戻る。 トイレもありちょこっと休憩に最適なP。
では、灯台の近くまで行ってみる。
先人の導きでは大島に向かって左側に降り口があるとの事だが、柵がガードしていて入り込めない。
柵伝いで奥まで行ってみる
柵が途切れたあたりから入り込めそう。
踏み跡もある。
ここから先は、自己責任の世界です。
柵があって降りられなかった階段に出る。
階段が終わっても踏み跡は続く。
灯台が見えた。
串本トウジロ鼻灯台到達
赤灯台は、見ていて飽きない。
串本トウジロ鼻西方照射灯
この辺を照らしていると思われる
苗我島灯台が見えた。
そろそろ戻ろ~。
車まで戻ってきたら、たまたま地元の漁師さんが居られて、あの丸い生簀はマグロですかとお聞きしたら、そうだ。と それがきっかけで、マグロはエラを動かせないので呼吸するために24時間泳ぎ続けなければ死んでしまうとか、樫野埼灯台に行くんだったら「海金剛」は絶対行け。あれだけの景観は他には無い。などといろんなことを教えてもらった。長年の漁生活で肩が上がらんようになってしまい漁もできないので、あんた(じじいの事)のように全国を周りたいと思っていると仰っていた。
車旅は、漁のように長年の経験は不要です。自分がやりたいように旅するだけです。
いつかどこかでお会いしたいですね。串本の藤次郎さん(仮名)。
藤次郎さんに教えていただいた「海金剛」に行きます。
海金剛に着いた。ここには
日米修交記念館が建っていた。
こんな遊歩道を進むと
絶景!
正直、能登の金剛より上だな。 藤次郎さんいい場所を教えてくれてありがとう。
「エル トゥールル号 遭難事件」
1890年9月16日夜 目の前のどこかで、現トルコ共和国(当時オスマン帝国)の使節団を載せた船が台風の強風にあおられて岩礁に衝突、沈没し乗組員のほとんどが死亡、行方不明となるなか、わずかに残った生存者を地元民が懸命に救助・介抱した。という海難事件が発生した。 目の前のどれかの岩にぶつかったのかな。
樫野埼灯台の初点は1870年6月なので、「エル トゥールル号」の遭難を見ていたはずだが、荒れ狂う海を前にしてなすすべもなかっただろう。無念だったろうな。
海に投げ出された人達は、荒れ狂う海のなかに一筋の光を見出して必死でその光に向かって泳いだのだと思う。 樫野埼灯台よ、君は立派に自分の責務を果たしたんだよ。ね、うみまるくん。
樫野崎Pに到着、今日は、ここで夜間休憩。
本日6基め 樫野埼灯台を目指す。
樫野埼灯台への散策路には、
エルトゥールル号遭難事件を契機として始まった日本とトルコ共和国の親交。
今度は、トルコ共和国が1985年に勃発した「イラン・イラク戦争」でイラクに残された日本人215名を脱出させる方法が無い日本国家に代わり脱出用飛行機を用意し無事に脱出させてくれた。感謝。
情けは人の為ならず。 回りまわって自分を助ける。
(沖縄の石垣島には、唐人が奴隷として船に乗せられ異国に連れていかれる途中で唐人が反乱、船を乗っ取ったまでは良かったが慣れぬ操船で難破し大勢の唐人が島に流れ着く。島民は親身に世話をしたが介抱の甲斐なく亡くなった方も多く、丁寧に埋葬したという唐人墓がある。かの国も少しはトルコを見習ってほしいもんだ)
トルコの民芸品店 のび~るトルコアイス
絨毯屋さん
などがあり、道も良いので見物してたらあっという間に。
樫野埼灯台が見えた。
樫野埼灯台 到達
日本最古の石造り灯台
タッチの差で、展望台へは上がれんかった。
(展望台の閉門時刻の10分前に着いたんだけどね。閉門してた。うみまるくんどう思う?)
旧官舎
灯台の周りをぐるっと一周。
第2等フレネルレンズ
灯台が守る海
可憐な花が咲いていた。
車に戻り、6基も灯台巡りをした疲れで、プシュ グビグビグビ ぷは~あ
予定達成の後は あ~ 極楽極楽。
でも、この時は、早く喉の渇きを癒そうとそこまで気が回っていなかった。
せっかく灯台の近くで夜間休憩するのだから、灯台に灯が入るまで見てればよかったと。・・・あとの祭り。ぐすん
今日の走行距離 119km 累積 1472km
次回は、古座川口灯台、浦神港口灯台、梶取埼灯台、宇久井駒埼灯台、宇久井港口灯台へ向かう。
最後までお付き合いありがとうございました。
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では、また次回にお会いしましょう。