この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
「したっけ」という方言が頻繁に登場致します
苫小牧を舞台にしたサスペンス漫画がございます。
実写映画にもなりましたのでご存知の方も
いらっしゃるかも知れません。
この方言、バイバイ、と言うべき場面やオッス!と
声をかける場面などで主人公を含む皆が使うので
読み進めるうちについ私も「したっけ」と
使ってしまいそうになるのでございます。
所が。
舞台と同じ苫小牧出身の方とお話をする機会が有り
別れ際に「したっけ!」と親しみを込めて
言ってみたのですが怪訝な顔をされました。
曰く、そんな方言は苫小牧には無い、との話。
漫画に騙された様な気分になってしまいました…
さて、今回の更新は「したっけ」はフィクションだと
判明しました北海道の車両が甲種輸送をされるので
撮影しに向かいましたご報告となります。
丁度、午後から京都方面への仕事がございまして
ちゃっちゃとお仕事を済ませた後、恐らく皆さんが
集っているであろう調子踏切へと向かいました。
いつもであれば光線を気にして裏調子へと
向かうのですが、この日は曇天でしたので
安心して表の方へ布陣する事が出来ました。
機次位には吹田から秋田まで、ヨ8794も
連結されております。
立ち位置が不味く、画角の都合で釜には羽子板が
掛かってしまいますが気にしてはいけません。
本日は原色のEF65 2096が先頭に立ち
陽の射す桂川橋梁を通過していきます。
お仕事の都合で、まずは桂川橋梁で
5087レから狙っておりました。
もっと列車に寄った構図を考えていたのですが
列車の通過時間を勘違いし、現着がギリギリで
慌てて撮影したためこんな立ち位置でございます。
5087レの通過から調子踏切での甲種撮影まで
40分程の猶予がございますので、その間に
国道をひた走りまして移動する事が出来ました。
北海道らしいラベンダーの帯を巻いたキハ261の
後ろ姿を捉えました。
この列車の撮影も、対向の特急が踏切上ですれ違い
撮影が間一髪となりました。
調子踏切での撮影は毎度ヒヤヒヤものでございます。
いつもであれば後打ちをオマケとするのですが
今回はこの後にオマケ撮影がございます。
オマケ。
EF510-7が登板となるこの日の3095レ。
曇るだけなら良かったのですが、本番を含め
雨脚が強くなりまして、本番の後に来るカモㇾは
ザラついた仕上がりとなりました。
ですが、3両目のコキに積載されたタンコが
何やら大きな存在感を醸しておりまして
丁度良いアクセントになっている様に思えます。
赤いゴトーが北海道のキハ261系を牽いて
関西を巣立つ事となりました本日。
撮影しながら通じないであろうセリフを
胸中に呟きます。
「したっけ!」
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!