この時期になると「学校評価アンケート」というものが行われます。保護者にアンケートを配り、学校の教育活動について評価してもらいます。どうしてこんなことをやっているのかいまいち良くわからないのですが。
これが、下手をすると堂々と学校に文句を言える場になってしまいます。(いや、普段から堂々と文句を言う人はいるのですけど)
到底実現不可能な要望、ものすごーくどうでもいいこと、その場の思いつきで言ってるでしょということ・・・。そういうものがたくさん上がってきます。
私がさっと目を通したものだけでも、
「バス通学にしてほしい」(???教育委員会に言ってください)
「学習発表会で鼓笛を発表してほしい」(他の発表をしなくてもいいなら・・・)
「副担任をつけてほしい」(お金はどうしますか?)
「運動会の種目がマンネリ化している」(チャンス走は毎年違いますし、今年は他にもずいぶん変わりましたよ?)
「学習発表会の時、椅子の上にものが置いてあって座れなかった」(どかしてください!)
確かに、この意見の元になる部分について考えていかなくてはいけないこともあります。バス通学にしたいということは、きっと集団登校について不安があるのかもしれません。集合時刻や班割りを見直したり、安全指導も充実しなくてはいけないでしょう。副担任がほしいということは、今の学級に不満や不安があるのでしょう。日頃の授業を見直したり、子どもと接する時間を増やしたりすることが大切です。子どものことを考えての意見だと思います。
しかし、「イスに座れなかった」なんていうことをアンケートに書かれてもどうしようもないです。その場で言ってください、という話です。学校を良くするアンケートというより、やはり、学校に文句を書いてもいいアンケートと捉えられているように思います。
でも、そういう意見にもひとつひとつ説明する責任があるのだそうです。それで、P TA総会かなんかで、説明するのです。
大きな労力をかけて集計したり資料を作ったりするほどの価値があるのかどうか、今ひとつ理解できません。