今日初めて、心療内科・神経科・精神科が診療科目の、
「メンタルクリニック」という病院に行って来ました。
・・・とりあえず、患者としてではありません。
「鬱病」と診断され、仕事を休んでいた従業員が、
今日「業務に復帰可能」であるという診断書を持参して来たので、
直接医師に会って、当社の業務の内容を相談した上で、
本当に業務に支障が無いのか確認する為です。
都内の駅前の繁華街。
雑居ビルのワンフロア。
小さな小さな待合室には、
軽快なポピュラー音楽の、
オールゴールバージョンが流れています。
待合室には何人も診察を待つ患者さん。
患者である当事者の従業員、
「みなさん、ぱっと見、普通の人でしょ。」と、
私に同意を求めます。
とりあえず、うなづいていましたが、
私はそうは思いませんでした。
視線の定まらない怯えたような青年、
手首が無数の傷で畳表のようになっている年頃の女性。
小さく何やらつぶやき続けている老女。
怒りがおさまりきらないような溜息をつく初老の男性。
それから昨日、
「辞任のお詫び会見」をした政治家と同じように、
ひたすら「瞬き」と「唇を舐める」ことを繰り返す、
私と同年輩の中年男性・・・。
何だかとっても疲れちゃいました・・・。
人間の「精神世界」の不思議さについては、
「サブカルチャー」の方面からも興味を持ったことがありました。
だから私は人間誰でもちょっとしたきっかけで、
心のリズムがおかしくなってしまう可能性が、
充分にあることは理解しています。
いや、ひょっとするともう私も、
おかしくなっているのかもしれません。
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実際の「現場」をみると、
・・・やっぱり違いますね。