2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧
『息子のカーマインだ。何か演奏してみろ。ほら、いつもの奴』 おずおずとフルートを吹き始める少年。お馴染み「ゴッドファーザーPartⅡ」の1シーン。カーマインとは勿論、監督の父・カーマイン・コッポラのこと。年末にケーブルで放送された「ゴッドファー…
『自分が変われば世界が変わるというのは嘘だ。都合のいい嘘を押しつけられて、妥協させているだけだ。本当に世界を変えるって事を教えてやる…』正しい嘘を粉砕するぼっちの真実。青春を楽しむ愚か者ども、砕け散れ!「やはり俺の青春ラブコメはまちがってい…
『革命には1種類しかない。善と悪との戦いだ。問題はどっちが善か…だがね』 アクション映画の体を取りながら、革命に焦がれ、挫折し、屈折した男の邂逅で〆る男の映画。 「プロフェッショナル」 (1966年/リチャード・ブルックス監督) テキサスの石油王グ…
“5分枠の癒し系戦闘アニメ”、第2話にして強力な新キャラ登場。 書類の手違いで傭兵となり、コラコウジア公国軍の英雄となったスーパーセールスマン、ソウイチ・ヤノの一人息子・宗平に差し向けられた敵国・グラニア共和国からの新たな刺客。 彼女は宅配便で…
2009年1月26日に東宝が“発売中止”を宣言(しかも、今後販売の予定無しという但し書き付き)して丸6年。遂にBDが陽の目を見る日がやってきました。 「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(1984年/押井守監督) 監督のコメンタリーがあれば最高でし…
「歴史は同じ様には繰り返さない。だが、韻を踏む」 オマージュ(パクリ?)の正当化と取れなくも無い、ちょっと意味深な台詞です。 「ハウンター」(2013年/ヴィンチェンゾ・ナタリ監督) 「CUBE」の監督による“家モノ”ホラー。 今日はリサ(アビゲイル・…
「幸せだなぁ。僕ぁ、オムライスを食べている時が一番幸せなんだ」 本日のボスキャラはオムライス。しかし、その前には強敵・筍ご飯が! ハンセンに特攻かまそうとしたら横からブロディのキングコングキックが飛んできて、倒れる前にラリアット猛爆…みたい…
「いつか強くなれたら、なんて言い訳して逃げているから、覚悟がないから、つぐみさんには刃がないんですよ!」 “大人は過去にすがり、子供は未来に逃げたがる” ソウルイーター本編におけるシド先生の台詞を補完する言葉の刃。 「ソウルイーターノット!」…
全12話をBD1枚に押し込んで約4,500円(国内版-単巻6枚分-の約1/10)。DISC交換無しで全話一気観ができる…のは喜ばしい事ですが、国コード+英語強制字幕がちとウザい。消すに消せない英語字幕。ならば、あの単語はどう英訳されているのか。“にゃんぱすー!” 「…
「おれには、まだしなければならぬ地上の仕事が山ほどあるのだ。 こんなアンハッピーエンドで締めくくられてたまるものか。 まったく冗談じゃないよ。 だが、おれはまだ死なないのだ。 かならず、またお目にかかろう」(「狼男だよ」より) 19日にお知らせし…
1月スタート新作アニメ、いくつかまとめて拾っていきましょう。 「冴えない彼女の育てかた/第0話・愛と青春のサービス回」(2015年1月8日深夜放送/亀井幹太監督) 初回から時系列無視して温泉回。冒頭から裸祭り(女×4+男×1)。 結成半年の同人ゲーム・…
視聴は継続しているので、つまらない訳ではないのだと思います。 ただ、このワクワク感の無さは何なんでしょう。 「寄生獣 セイの格率[2クール目]」(毎週水曜深夜日本テレビ放送/清水健一監督) こちらが先鞭なのは承知していますが、アニメとしてはタ…
喰種の超タカ派集団「アオギリの樹」に拉致されたカネキ。そのアジトに総力戦で奇襲をかけるCCG(喰種対策局)。その間隙を縫ってカネキ奪還を画策するあんてぃくの面々。 アオギリの幹部・ノロと対峙する世方、月山、ウタ。袂を別った弟・アヤトの攻撃を受…
5分枠(正味3分半)ではありますが、詰め込み放題詰め込んだ濃縮還元アニメ。「みりたり!/MISSION 1・任務開始!」(2015年1月10日深夜tvk放送/木村寛監督)閑静な住宅街。平凡な高校生・矢野宗平がゲームに興じていると角を曲がりきれなかっただんじり神…
呪いも獣も関係ないので、邦題に甚だしく偽りがありますが、見どころと思しき箇所無きにしも非ず、なB級SF。 「呪いの深海獣」(1966年/フランシス・D・ライオン監督) 海底科学研究所が未確認の信号をキャッチ。様子を窺うように少しずつ近づいてくる…
ゾンビものはもう打ち止めか、的な事を言った舌の根も乾かぬうちになんですが、オーストラリアから楽しげなゾンビ映画の予告が飛び込んでまいりました。 インド人がどんな料理を作っても最後はカレーにしてしまうように、オーストラリア人が作れば例えネタ…
ゾンビまみれの世界を逃れ楽園を目指してはみたものの、着いた所もまた地獄だった…という手垢まみれの外枠。 ここに“文明のバックアップ無しに共同体を維持するには”と言う極めて現実的な内枠をはめ込んだ外角低めのゾンビ映画。 「バイオハザード・アイラン…
ボール1個、テープ1本、車椅子1台。小道具ひとつで恐怖(ショックではない)はここまで表現できる。ゴア無し、グロ無し、脅し無し。冷気漂う大人のホラー。「チェンジリング」(1980年/ピーター・メダック監督)黒字に赤文字というオープニングで個人的に掴…
陸のガルパン、空のストパン、そして海の艦これ。「東京喰種」の2期と並んで今期一番の期待作ですが、果たしてゲーム未プレイ者がどこまでついて行けるのか。 「艦隊これくしょん-艦これ-/第1話・初めまして!司令官!」(2015年1月9日深夜BS11放送/本多…
「なぜ見かけなくなった? 2本立て興行が巷から消えたワケ」という記事を見かけました。 消えた理由は元サイトを見て頂くとして、名画座が死語になった現在、2本立て興行の復活は困難でしょう。 ありし日の小屋を偲んで、印象に残る2本立て興行を並べてみま…
始まりました1月期新作アニメ、とりあえず1話くらいは観てみよう月間。まずは、 「幸腹グラフィティ/第1話・ほかほか、じゅわ」(2015年1月8日深夜放送/龍輪直征監督・新房昭之総監督) 町子リョウ、中学2年生。両親は海外、同居の祖母が他界して現在…
『俺には伝説も貴族も平民も関係ねえ! こいつを守るための、ただの・・・・ゼロの使い魔だ!』 なるほど、こういう名乗りもアリか…。 「ゼロの使い魔[北米版BD-BOX]」(2006年7月-9月放送/岩崎良明監督) ここは異世界ハルケギニア。ここの人種(階級)…
『痛くない! 熱くない! 怖くない! 辛くない! 負けるもんか! 負けるもんか! あんな事、二度と起こさせない… もっと強くなるんだ!』成長する少年少女を見守るのは良いものです。「SOUL★EATER[ソウルイーター北米版BD-BOX]」(2008年4月~2009年3月放…
昨日のつづきで25年ぶりに生まれ変わった霧の話を。Yahooブログに引っ越してきてからは多分初めてだと思いますが、久しぶりに心を込めたこの一言を。うわあ、つまんねえ。 「ザ・フォッグ」 (2005年/ルバート・ウェインライト監督) お話の基本骨子はカー…
リメイク版を観る前にオリジナルを見直しておこうかと。 「ザ・フォッグ」(1980年/ジョン・カーペンター監督) 翌年に「ニューヨーク1997」、翌々年に「物体X」があったせいか、初見時の印象は非常に薄かったのですが、再見して分かりました。単に私が子供…
「お前達に十誡を受ける資格は無い!」 ワイラーの「ベン・ハー」(1959)が1925年版のリメイク(通算3度目の映画化)であったように「十戒」(1956)も1923年版の(セルフ)リメイクでした。 「十誡」(1923年/セシル・B・デミル監督) モノクロ&サイレン…
闇医者、と言うと普通は医師免許無しで治療をする人、医師免許はあるが表立って治療できない患者を診る人、または臓器摘出等の作業をする人を指しますが、この映画の場合は、 クライアントの特殊なリクエストに応える整形外科医 を指します。ようこそ。めく…
『(貴様は)炎髪灼眼の討ち手…』 『“シャナ”…と後に付け加えるべきね』キメの名乗りにも余裕が出てきたシリーズ第2期。「灼眼のシャナⅡ-SECOND-[北米版BD-BOX]」(2007年10月-2008年3月放送/渡部高志監督)夏休みが終わって2学期。1期からほとんど時間…
羊で連想する映画と言えば、まず「羊たちの沈黙」、次いで「月のひつじ」あたりが有名どころだと思いますが、以前から気になっている作品がもうひとつ。 「BLACK SHEEP」 (2006年/ジョナサン・キング監督) 無理矢理邦題をつけるなら、「ニュージーランド…
この映画を撮った時、藤純子(現・富司純子)が24歳であった(1作目製作時22歳)という事実を絶望と共に受け入れましょう。今、二十歳そこそこでこの凛々しさを、荘厳なまでの逞しさを出せる女優が日本にいるのでしょうか?「緋牡丹博徒 お竜参上」(1970年…