日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

私立探偵 濱マイク 我が人生最悪の日 1994年

監督 林海象 脚本 林海象 天願大介

出演 永瀬正敏 宍戸錠 南原清隆 大嶺美香 千石規子 南果歩 佐野史郎

   塚本晋也 揚海平 侯徳健

 

揚海平・永瀬正敏

YouTubeで無料視聴。昭和30年代の日活アクション映画みたいな白黒作品

日活より全然出来がよいのは台湾人が本物も台湾人だからか!

ロケ地も横浜で面白い。1994年にまだこんな映画館あったんですね。

横浜日劇

現在はマンションになっている(左)

濱マイクシリーズ3部作の第一作。

黄金町のシネマの2階で私立探偵をしている濱マイク永瀬正敏)。

映画館でもぎりをやっているおばさんが千石規子だった。

マイクが中学の悪友と麻雀をしていると、その麻雀屋に勤めている台湾から来たという海平(揚海平)が別の客に絡まれ、海平は我慢できずにその男を殴ってしまう。

喧嘩の仲裁に入ったマイクだが、その男の連れに左手の小指を切り落とされてしまい、(痛い)。なんとか医者に指をつないでもらう羽目に。マイクは喧嘩の最中、海平が隠し持った凶器の刃物を取り上げようとした時に相手方から指を落とされてしまったのだ。

その後、海平がマイクの事務所にやってきてお詫びだといって金を渡そうとするが、マイクは固辞。そこで海平はマイクに日本に来て行方不明になった兄を探してくれと仕事を依頼し、その報酬として出した金を受け取ってもらうのだが・・・

マイクの探偵の師匠としてスペードのジョー(宍戸錠)が出てきます(笑。

宍戸錠永瀬正敏

台湾のマフィア、日本人に帰化した台湾人、日本の組織、兄弟愛などの話があってシリアスなところがある。海平を助けに向かうマイクだが・・最後のほうで思わず泣いてしまった(;^_^A。

なんとなく昭和っぽいのはあの街並みと永瀬正敏だからかとも思います。彼って都会風じゃないんですよね。見た目が。あの山田洋次監督も彼を使ったのがわかります。

そして最後の最後の終わり方も非常に洒落てます。

2作目も見てみたい!人気だったようで後にテレビシリーズ化され、なんとアマプラでみれることが先ほど判明♪♪

日活アクション好きならこれも絶対好きになります。

JMCより

 

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