迂闊に人の発言に反応すると、発言フォロー地獄が待ってる悲劇…
一部のオタク、自分がエロゲやるまで少女漫画とか読んでなかったからなのか、ああいう絵柄がエロ用に作られたと思いこんでる連中がいるな……
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2021年11月24日
全然、頭がついていけないで誤字脱字ばかりになってしまう悲劇…
アニメ化されたセーラームーンやカードキャプターさくらは見なかったんですかね... かくいう私もセーラームーンは見てないんですが
— Susumu Miwa (@miwarin) 2021年11月25日
あの時期のオタクなら見ててもおかしくないけど、でもねえ、俺もそうだったけどセーラームーンもCCさくらも、世間の扱いもあって「オタク向けアニメ」みたいな感じで捉えちゃうことはあるんですよ
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2021年11月25日
リアタイ女児世代の女性とこのへんの話で盛り上がったりしなかったら俺も勘違いしてたかもという気分
オタク向けとしてはジュール・ベルヌ好きで神秘の島一推しだった頃にまんまその島が出てきた不思議の海のナディアを作ったガイナックス。そのガイナックスが作った娘育成ゲームプリンセスメーカー。わりあい業の深いところにちょいちょい顔を出すのガイナとあさりよしとお。
— 詩龍「ワクチン2回接種完了」 (@shinoji01) 2021年11月25日
— アプロ (@rUyaCVtIiRxgC9M) 2021年11月25日
あれはオタクと呼んでいいのか……正道からは外れてるような……
— t.t (@t_tsuyo) 2021年11月24日
まあ、人間何かしらのオタクであるとも言えるんで定義次第ではあるんですが……
いやまあそういう人たちもそりゃいるというか、それでオタク人口拡大したわけで
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2021年11月24日
要は一般層(やそこに近い層)の取り込みですかね。その過程でいくらかの反動やノイズが発生したとか?
— t.t (@t_tsuyo) 2021年11月24日
まあ存在自体は否定したくないので良いんですが、『萌え絵はエロ絵!』ってさも真実かの如く吹聴して回る人はちょっとヤですね……
昭和時代ならキャンディキャンディ、ベルサイユのばら、エースを狙え辺りは男女関係無く知られていたのですけどね
— K-Bandou (@KBandou1) 2021年11月25日
平成の方々はセーラームーン、マジックナイトレイアース、CCさくら辺りですら少女漫画発祥でなく、アニメオリジナルだと思い込んでいるとか
18禁パソゲーのアニメ化が流行った関係かも?
当方は学ランで登校途上、国鉄のホームのキヨスクで秋田のエレガンスイブを買うことを楽しみにしていたが、そんな奴を他に見掛けたことはなかった。他に花とゆめやりぼんも呼んでいた。
— Norio Maeda@コミナティ筋注 (@nmaeda2) 2021年11月24日
その昔の花とゆめ、スケバン刑事の和田慎二と赤い牙ブルーソネットの柴田昌弘、パタリロの魔夜峰央という男性作家三人を抱えた謎雑誌でしたね。
— none (@last_alterego) 2021年11月25日
花とゆめのすごいところは、サイファの樹なつみとメイプル戦記の川原泉、日渡早紀が同じころ連載持ってて充実度合いが半端なかったの
— 詩龍「ワクチン2回接種完了」 (@shinoji01) 2021年11月25日
それどこか簒奪された言うてるアホもいる
— 嬌嫣PE@ゆゆゆ大満開の章、86応援中 (@kyoen) 2021年11月24日
これはもう結果を先に見てしまうと進化の過程は理解されないというやつですね、「漫画を変えた作家」みたいな話題で大友克洋さんの影響が凄すぎて逆に今の人には解らないという
— ねぼ (@nebonebo7) 2021年11月25日
ああ、実際大友克洋の影響で漫画にも「リアルな身体」が入ってきたところはあるですよな。劇画もまあリアルな体を描いてたけど、ああいうタッチでなく、漫画だけど漫画のようなデフォルメがないというか
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2021年11月25日
そのへんは少女漫画絵が肉感的になってきたところにも影響はあるでしょうねえ
はい、それで「大友風リアルな表現」があまりにも一般的になってしまった今の状況下ではオリジナルの大友漫画を見ても「よくある表現」にしか見えなくなる訳です
— ねぼ (@nebonebo7) 2021年11月25日
なるほど……
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2021年11月25日
異性にモテる努力せずに、人として当然レベルの優しさを見せるだけで、都合のいい異性からモテモテになるハーレムものやなろう系も
— イノタコ (@BOA_OCTOPUS) 2021年11月25日
少女マンガはずっと昔からやってるし
異性にモテる努力せずに、人として当然レベルの優しさを見せるだけで、都合のいい異性からモテモテになるハーレムものやなろう系も
— イノタコ (@BOA_OCTOPUS) 2021年11月25日
少女マンガはずっと昔からやってるし
プロの漫画家でもそう言ってる方がいて困りますね
— ろこもち (@komoroge) 2021年11月25日
高河ゆん、いのまたむつみ、CLAMPあたり知らないはずはないと思うんですが…
その中でも急進派(?)になると、「セーラームーンは東映のアニメが本物、原作なんて認めない」ですから。
— ひろせみつこ⋈ストックイラストやってます。 (@hiroya0626) 2021年11月25日
それはひどいw
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2021年11月25日
カードキャプターさくらは少女漫画に入りますか?!
— 劇毒虫スオー (@doku64suooooo) 2021年11月24日
CCさくらは、なかよし連載のはずだから少女漫画だと思いますよ。
— MI2WO【みつを】💉💉 (@DMi2wo) 2021年11月25日
BLぽい要素も含んでたりしてましたし。
知世ちゃんはLOVEさくらちゃんガチ勢…
— あんこう㌠あめだま (@oisi_anko0871) 2021年11月25日
大切な人が好きな人と幸せになるのが私の幸せという尊いGLもある最高の作品ですね。
幼少期に読んだのがハマったきっかけなんですけど、男ながら藤隆に惚れてました笑
— 劇毒虫スオー (@doku64suooooo) 2021年11月25日
少女漫画にしても古いもの(体型が寸胴など)で止まってそう。
— 876の住人 (@blood_876_ggg) 2021年11月25日
そして…
最近2010年代tumblrについて回想する機会が増えてるんですが、そこにたむろってた女オタク達、セーラムーン/さくらから「ちょびっツ」「プリンセスチュチュ」「ブラックラグーン」を小学校高学年時代に履修済でこれらも少女漫画の範疇に含んでましたね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
①実は日本の漫画文化って「原作者が作画も手掛けたり、特定の作品について原作者と作画者を一対とする事で作品性を高めた」時点で既に世界に希を見る歴史的革命を遂行してたりする。実際、1950年代の悪書追放運動に際しては、評論家などがこの点を「(絵描きでも物語が考えられる様な)低俗作品に過ぎない動かぬ証拠」と決め付けている。手塚治虫の世代はまずこうした偏見と戦わねばならなかったのであった。
- アメコミでは今日なお原則としてキャラクター使用権を版元が占有し、原作者も作画家も(作品人気と連動しない)一時雇われのサラリーマン的存在に過ぎない事を思えば「海外のファンに日本ほど絵柄への執着がない」のは致し方ないといえる。
②戦前の少女向け娯楽はまさに「女性に男性の様な性欲はない」とする立場から「一切のエロ要素と恋愛沙汰抜き」を前提としていた。この規制に手塚治虫や石ノ森章太郎が「ファンタジーやSFや海外を舞台とした作品ならアリ」なる錐の穴を穿ち、追随した女性漫画家が1960年代から1970年代にかけてその穴の半径をじわじわと広げていく。元来は「少年愛」も、そうした規制の網の目を潜り抜ける為の方便に過ぎなかった。
- 一方アメリカでは1950年代にGirls Comicが規制によって殲滅され、当時売れっ子の一人だったフラゼッタがファンタジー小説の単行本表紙などへの転戦を余儀なくされている。とはいえその題材も「親の目を盗んで夜遊びに出掛ける女子達」とかで、まさしく1980年代に歌われたシンディ・ローパー「Girls Just Want To Have Fun(1983年)」やマドンナ「Like a Virgin(1984年)」の歌詞とMVの世界。
- アーチー・コミック(Archie Comics,1941年~)の事も一応紹介しておこう。理出し中のバンドの珍道中を描く「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘(Josie and the Pussycats, 原作1963年、ハンナ・バーベラ・プロダクション製作TVアニメ1970年~1971年)」の日本語版主題歌は、当時の「黒猫のタンゴ」の影響を受けてタンゴ調となった。他にも宇宙旅行物などもあるが、日本の漫画の様にシリアスな本格SFに着手する事はなかった。
まず出発点としてこれだけの違いがあった訳である。そして北欧出身の漫画家オーサ・イェークストロムは「セーラームーン登場まで、概ね欧米には女児向けコンテンツとしてマイ・リトル・ポニー(My Little Pony,玩具1981~,初TVアニメ化1984年~1987年)くらいしかなかった」と証言している。
「ブラックラグーン」…そもそも吉田秋生「バナナフィッシュ」だって少女漫画なんだって改めて思い知らされらし、あと「アリーテ姫」の片渕須直監督が全体を繋ぐ鍵になったらしいという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
×されらし○されたし。ただし「バナナ・フイッシュ」って21世紀に入ってアニメ化されるまで海外人気はそれほどでもなかった様です。やはりどう考えても「フェミニスト」片渕須直監督ファンが紹介して回ったとしか…
いちおう掲載誌はサンデーGXでしたけどねえ
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2021年11月25日
「ブラック・ラグーン」も別に漫画段階で女性層にまで火がついた訳ではなさそう。
この考え方をさらに進めると「マッドマックス:怒りのデスロード」も少女漫画の範疇に入ってしまいます。実際、世界中の小娘ども、胸をぺちゃんこに潰すプレートを購入してウォーボーイのコスプレして「V8!V8!」と叫ぶ動画を上げまくってましたし。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
しかも彼女達はこれを「ホットパンツの上からビッグTシャツをバサッと羽織ると「はいてない」様に見える」ごっこ流行の直後にやってのけたのである。訳が分からないし、そもそも「何故、最初から「ホットパンツを履いている」というオチから見せるのか?」という辺りから何か読み取れそうな気もしている。
片渕監督もちゃんと意識してたらしく、「怒りのロード」について「俺が切り拓いた路線だ」発言してましたね。tumblrについては「パンチラはNGなのにレビィのパンモロはいいのか」「あれはロックへの愛情表現」論争もありました。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
これとかですね。
あー見なきゃーって思いつつ積んでたアリーテ姫見たよ!びっくりしたよこれマッドマックスだよw
— 高根たかね (@dambiyori) 2016年9月22日
『アリーテ姫』は『怒りのデス・ロード』なんですよ。 https://t.co/PImzRZJs7p
— 片渕須直 (@katabuchi_sunao) 2016年9月22日
話題にした画像は、例えばこれ。
もちろん、そういうタイムラインには以下の様な画像が余裕で流れてくる訳です。
「ナインハーフ(NINE 1/2 WEEKS,1986年)」
エイドリアン・ライン監督版「ロリータ(Lolita,1997年)」
ニコール・キッドマン&トム・クルーズ主演「Eyes Wide Shut(1999年)」
そもそも彼女らの認識における「少女漫画」、ラノベ原作の「とらドラ」も含めちゃってる辺りで日本人の認識する「漫画」の区分と必ずしも一致してないんですね。「もっと少女漫画らしいのは?」と聞かれたら「天使禁猟区」を挙げます。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
由貴香織里「天使禁猟区(Angel Sanctuary,1994年~2000年)」と同時期のCLUMP作品。矢沢あい「ご近所物語(1995年~1997年)」「NANA(2000年~)」「Paradise Kiss(1999年~2003年)」と並んで青文字雑誌系ファッションやビジュアル系バンドと密接な関係が。とはいえ2010年代にはもう、かかる中二病めいた系統は随分と収束していたのである。
日本のオタクが見逃してる事、それは海外女子は成長に合わせ視聴する作品をレベルアップしていくので「セーラームーン/さくら→プリキュア/おじゃ魔女」みたいな女児アニメ平行シフトが存在しない辺りなんですね。代わりに「さよなら絶望先生」を経て「まどマギ」でイヌカレー劇団と再会し…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
「トラどら」「絶望先生」繋がりで「じょしらく」に群がって世界に吉田兄弟のツイン三味線を紹介するんです。この国際的メインストリームにちゃんと絡めてたのがトム・ムーア監督「ブレンダンとケルズの秘密」とライカ・スタジオ「パラノーマン ブライス・ホローの謎」「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
うお、全然わからない流れが海外に……?
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2021年11月25日
そして…
で、未だに未解決の謎。どうして海外女子は「ブラックラグーン」のレヴィさんや「怒りのデス・ロード」のフュリオサさんには、あんなに夢中になったのに「トゥーム・レイダーズ」のララ・クロフトには冷淡だったかという事。男子視線からは割と「同ジャンル」なんですがねぇ。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
この問題、おそらくララ・クロフトを演じたアンジェリーナ・ジョリーが一番首を傾げてたんじゃないでしょうか。結局「小娘」側から「母親」側に転じて「グレンデルの母」「マレフィセント」を経て「エターナルズ」のセナさんが当たり役に。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
ここで海外女子オタクのもう一つの特徴「上の世代が選んだキャラが次世代の姉さん/母親キャラになる」例について。「メトロイド」のサムス・アランや「パイレーツ・オブ・カリビアン」のエリザベス・スワンに起こった事です。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
一方「最初からずっと祖母的スタンス」で著名なのが、スターウォーズのモン・モスマ司令。セーラムーン・ファン女子は「子供の頃の自己投影対象はちびうさだったけど、今は月の兎」といいますが、この辺りの等級から祖母級への昇格例は「新世界より」の渡辺早紀くらい。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
×月の兎○月野うさぎ。
ちゃんと相応の教養のあるフェミニストならここでちゃんと気付けなければいけませんが、まさにバーバラ・ウォーカーの「女神三態(小娘・賢夫人・家母長)」概念そのものに到達した訳です。まぁ海外の暴走リベラル連中、そんな検討もせず全部に猥褻物のレッテルを貼って何もかも焼き尽くした訳ですが。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2021年11月25日
よく考えてみれば「セーラームーンが上陸するまでマイ・リトル・ポニーしか与えられてなかった少女達」が、日本で話題となってる様な「萌え絵の起源」みたいな話題に関心を持つ筈もないのですね。それが分かったところで、以下続報…