今回の投稿の出発点はこれ。
『鬼滅の刃 遊郭編』で禰豆子の胸の谷間につい海外で「性的搾取」「性的」と言われたらしい。しかも「架空であっても違法」とは…?
— オリちゃん 🍊🐇 (@oriii_chance) 2022年1月16日
14歳という設定なのに、とも言われているけど、設定は鬼だよ。鬼となった禰豆子が負傷した体を再生し成長して大人になっているのにね。堕姫への一撃がかっこい所だよ。 pic.twitter.com/heanIy3eLD
— オリちゃん 🍊🐇 (@oriii_chance) 2022年1月16日
そして…
調べたら発言はあったけどそこまで元ツイは話題になってないかな?ってところでした。
— オリちゃん 🍊🐇 (@oriii_chance) 2022年1月16日
以前『おっ○いぶりんぷりんの柱』など本当にバストの問題が挙げられていたので、日本でもまた同じことにならないといいなと願ってます🤦https://t.co/GdfnwDeh7b pic.twitter.com/WOzS1anSdp
これについては、また別の話もあったりして。
現実では、天然でピンク髪の人間も実在する(ストロベリー・ブロンドと呼ばれる、非常に稀な髪色)が、その人が淫乱とは限らない。と言うより、数が少なすぎるので統計は取れない。
この文脈にレディ・ガガが登場するのは、どうやらミュージカル映画「アリー/ スター誕生(A Star Is Born,2018年)」のサウンドトラックの売上枚数が1年後、600万枚に達したのを記念して髪をピンクに染めたのと関係あるらしい。
あくまで憶測ですけど、実は「恋柱」甘露寺蜜璃の髪がピンクなのって(記憶が正しければレディ・ガガ辺りが言い出した)「ピンクブロンドは淫乱」発言に対する「もし地毛がピンクの人がいたら、その発言も人種差別」なる意見提示だったかもしれません。ガチの第三世代フェミニスム路線。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
あくまで憶測ですけど、実は「恋柱」甘露寺蜜璃の髪がピンクなのって(記憶が正しければレディ・ガガ辺りが言い出した)「ピンクブロンドは淫乱」発言に対する「もし地毛がピンクの人がいたら、その発言も人種差別」なる意見提示だったかもしれません。ガチの第三世代フェミニスム路線。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
実際、彼女は体の事でなく髪の毛の色の異常ばかり気にしてる訳ですが、皮肉にも「師匠」煉獄さんの髪色がシャインレッドなので、誰からも「だから何?」と言い返されるだけというところに諧謔があり、かつ救済があるという物語構造になってるんですね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
というか、こうしたピンク・ブロンド論、そもそも映画「グレーテスト・ショーマン(2018年)」でゼンデイヤがまさに「ピンクブロンドのサーカス芸人」を演じ切ってそのステレオタイプを破壊したから話題になったんですが…https://t.co/jKEbxy0Ai8
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
その時、Jフェミの皆さんは一体何処で何をしてたんでしょうね? 本当に「テメェらの為にわざわざ開いてやるDOS窓はない!!」という気分にさせられます。https://t.co/02gBEfYrFj
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
ちなみにゼンデイヤさん、「グレーテスト・ショーマン」における演技で、伝統的に「黒人女性に対する性的搾取の象徴」とされてきた「パム・グリア的媚態」についても「女は使える武器は何でも使うんだ」という結論に持っていったのが強い。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
まさしくウルトラ・フェミニズムに対して与えた第三世代フェミニズムの痛打。この戦い、実は「らんま1/2」で「早乙女乱馬は男だが、女に変身すると女の武器を容赦なく使う」問題まで遡ったりします。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
そして
しかし実はTwitterも以前から「禰󠄀豆子のハイキック」をセンシティブ・ワードに登録している模様…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
やはり「禰󠄀豆子の胸の谷間」も駄目?
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
なんと現時点では「胸の谷間」だけで検索すると禰󠄀豆子ちゃん関連の話題が並ぶんですね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
それたぶん、某ゲームの影響でパンチラ画像と一緒に貼られたからAIが学習したんだと思う。(たぶん通報も多かったと思うけど)
— 3STT:3P(三豚@海蠍特戦隊) (@KUZ_3STT3P) 2022年1月16日
絵を見て判断できるちゃんとしたAIがないので、関連ワードを対象にした言葉狩り的なシステムになっちゃうんだと思います。
なるほど…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
ここで思わぬ乱入…
この鬼滅の娘、ついに性的搾取に使われ始めましたか。初期から竹を咥えていた時点で怪しかったですが、流石にこれは看過できないですね。性犯罪を助長するような描写は即刻辞めるべきです。そもそも「遊郭編」というタイトルが昔の古き悪き日本の男尊女卑文化を彷彿とさせるので変えてほしいです。
— 早乙女 愛子(スーパーフェミニスト)フォロバ100 (@Right0fWomen) 2022年1月16日
遊郭が男尊女卑文化であるという根拠は?
— 皮肉屋のシブチン (@SatiriS4) 2022年1月16日
遊郭って基本女有利なんですけど歴史知ってます?
— ひまぬい (@DGdx3XKIPSU0ArF) 2022年1月16日
あんた遊郭の文化(超女尊男卑)知らないしアニメも観てないだろ
— 四角 (@dRCq6V96WANVJuE) 2022年1月17日
すかさず反論開始。
ところで海外のネットではニンフェット世代(女児の成長速度が男子を抜く小学校高学年から、再び抜き返される中学生くらいまでの年頃の少女達)が大きな勢力をなしていて、キズナアイや禰󠄀豆子ちゃんを熱狂的自己投影の対象としてきた訳ですが…https://t.co/V60Xu6Z0j8
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
彼女らの観点からすれば「ロリコン」も「ウルトラ・フェミニスト」も「自分を「良い子」すなわち、ニンフェット世代以前の幼女状態に強引に押し戻して管理下に置こうとする変態」で一緒くたにされ敵対対象としているという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
ちなみに私は1990年代Poserに凝ってて、その関係でガチの男性ペドのコミュニティーとも邂逅してるんですが、この警戒の仕方は正しく、実際集団化に酔ってそうした層を寄せ付けない事に成功していたのでした。
そう観点からすれば、確かに「ロリコン」と「ウルトラ・フェミニスト」は同類という事になりますね。こういう考え方どう思います? ちなみに彼女らの共通教養はこの辺り…https://t.co/mVjiVN5Qyl
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
ところで何で海外の小娘達がナボコフ「ロリータ」なんて知ってるかというと、一重にこの曲がヒットし、彼女達が熱狂的に受容したからなんですね。https://t.co/faoYKVbxdf
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
実はナボコフ、先に引用した「A&P」の作者であるジョン・アップダイクの師匠筋でもあるんですね。で、この作品がどうしてアメリカでは教科書に掲載されるほど人気かというと…それがヒッピー運動や黒人公民権運動の発端ともなった「怒れる若者の反抗の狼煙」とも解釈されてきたからなんですね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
お分かりですか?ここに現れる「(ヒッピー運動や黒人公民権運動を引き起こした)米国家父長主義=ロリコン=ウルトラ・フェミニスト」の図式、米国のネット上で展開する「ウルトラ・フェミニズムVS第三世代フェミニズム」の対立構造を理解する上での基礎教養なんですがね。https://t.co/02gBEfYrFj
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
ここで思わぬ反論。
そもそも日本のフェミニズムと海外のフェミニズムとでは話が違うと思いますが。
— 早乙女 愛子(スーパーフェミニスト)フォロバ100 (@Right0fWomen) 2022年1月16日
禰豆子への海外のネットの反響についてとアメリカに本社があるTwitter運営側の禰豆子への反応を、海外のフェミニズムの歴史から解説してもらった感想がそれ……?
— 都久音 (@ujimatsuchiya17) 2022年1月16日
長い(怪)文章の投稿は大大大大大好きなのに長文リプを読むの嫌いっぽそう……(´・ω・`)
ほう、これは面白い。国際共闘路線を捨てて「日本には日本独自のフェミニズムがある」方向に撤退しますか。私はあくまで国際的フェミニズム党争のうち(まとまりに欠けるせいで比較的劣勢な)第三世代フェミニズムの側の立場を代弁したに過ぎないのですがね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
そこから話し出すと恐ろしく長くなりますが、アメリカのヒッピー運動も日本の学生運動も、結局は当時の仮想的だった筈の伝統的家父長主義を再生産したに過ぎなかったのに対し…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
そうなる未来を予測して学生運動から離脱した竹宮恵子ら女性漫画家勢の作品は、図らずしも「自分にとって何が幸せかは自分自身で決める」第三世代フェミニズム文化を先取りする形となったのです。https://t.co/Kh8N7TsD6H
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月16日
まぁこのモットー自体、竹宮ゆゆこ「とらドラ!(原作2006年〜2009年、アニメ2008年〜2009年)」における櫛枝実乃梨の台詞「私の幸せは…自分の手で掴み取る…何が自分にとって幸せかは…自分で決める!!」と重なってくる訳で、実際2010年代前半のネット上でウルトラ・フェミニストと喧嘩する第三世代フェミストは事ある事にこの画像を貼りまくったものです。ちなみに日本時女性のそのスタンス、与謝野晶子の時代まで遡るとも。
まぁ、それに対するウルトラ・フェミニスト側の決め文句は日本と同じで「お前らなんて通報で駆逐してやる!!」で、実際最終的にTumbrで勝利を収めたのは彼らの側だった訳ですが。
しかし、こういう男を見るたびに小児性愛者はまんべんなく逮捕して改心させてほしいと思いますね
— 早乙女 愛子(スーパーフェミニスト)フォロバ100 (@Right0fWomen) 2022年1月16日
。#性的搾取#拡散希望 https://t.co/WDBJAWk0LB
もしかしたらこの人「韓国系コンテンツから国際的競争力を奪い尽くした」アジョシ法を盲目的に信奉する韓国系フェミニスト? ちなみに21世紀に「パム・グリア的媚態」についての議論が復活したのは、それで人気を爆発させた「超KPOPアイドル」キム・ヒョナの影響だったりもする訳ですが。
まぁ私も話が政治的イデオロギー分野に及ぶなら、モードを切り替えるだけですが。
そんな感じで、以下続報…