浜名湖ガーデンパークのバラ園を訪問した際は、まだほとんどのバラがつぼみの状態でしたが、原種に近いバラたちがシーズンに先駆けて咲いていました。
レッド・ネリー Red Nelly
撮影場所:浜名湖ガーデンパーク
「レッド・ネリー」は、作出年、作出国、作出者も不明のバラで、名付けの由来もわかりませんでした。
濃いピンクに黄色の蕊の取り合わせがかわいらしく、花びらの裏側が白っぽいのが目をひきます。
西アジアからヨーロッパを原産地とし、白い一重咲きの「ロサ・スピノシッシマ」を原種とするスピノシッシマ系のバラです。
スピノシッシマ(spinosissima)というのは「トゲが多い」というラテン語。
このバラも細くて長いトゲが目立ちます。
赤みを帯びた黒い実をつけ、紅葉も美しいそうです。
本降りの雨になり、バラ園には誰もいませんでした。
雨粒をいっぱいつけて可憐に咲いているバラたちに挨拶。
時には株元にしゃがんで写真を撮ります。
そうしていると、バラと私、一対一で対面している、そんな喜びがふつふつと湧いてくるのです。
植物オタクというのは楽しいものです。
*追加 2024.4.30 横浜イングリッシュガーデンの「レッド・ネリー」