その①の続きです。
塩名田宿を後にした我々、次に目指すは、八幡宿です。
中津橋を渡ると大圓寺。
暫く歩くと、通りの右側には、素晴らしい景色を背にした、大日如来象と芭蕉の句碑が並びます。
続いて、御馬寄の一里塚跡。
日本橋より四十四里目となります。
さらに歩くと、御井大神の石碑。
御井大神とは、井戸湧水の守護神だそうです。
その先には、伊勢宮。
続いて、観世音菩薩。
お次は、生井大神と馬頭観音が並んでいます。
生井大神とは、井戸の守護神。
この地域では、古くから水を大切にし、感謝する文化が育まれていたことが分かります。
歩き進むと、八幡山の石柱。
八幡宿に入ったようです。
道沿いの民家の庭先には、日露戦争で三兄弟が英霊となった事が刻まれた石碑がありました。
背筋が伸びる思いが致します。
八幡神社に到着です。
石の鳥居をくぐると、彫刻が飾られた重厚な門が迎え入れてくれます。
境内に入り、お参りをすませ、建物をじっくり見学させていただきます。
八幡神社を後にし、宿場内を歩きます。
すると、文化元年建築の門を残す、八幡宿の本陣跡がありました。
本陣跡の向かいには、脇本陣跡。
再び宿場内を歩きます。
旧道は、右の細道に入ります。
すると、馬頭観音様が三体鎮座。
歩き始めてから3時間程経過し、そろそろお腹も減り始めたので、食事がとれそうなお店を探しますが、なかなか見つかりません。
とりあえず望月宿に入れば何かしらお店もあるだろうと、希望を持ち頑張って歩きます。
百沢東の交差点の先に見える小道が旧道です。
なかなか良い雰囲気の道筋。
街道歩きを実感できる街並みが残ります。
近くには、二十三夜塔。
国道脇の道を行きます。
だんだん細道となりながらも、ずんずん登っていきます。
人気がなく、心細いですが、道に従い歩きます。
中山道は、此方ですね。
標識を見つけ一安心。
山の方へといざなう道筋、険しい道の予感。
道端には、馬頭観音様でしょうか。
此方にも、道標があり、中山道であることを再確認。
すると、瓜生坂の一里塚跡が見えてきました。
山を切通したような道を歩きます。
百万遍念仏塔と瓜生坂の石柱が並びます。
中山道は、此方の道標が示すとおり、未舗装の急な瓜生坂を下ります。
足元に注意して、慎重に下ります。
未舗装区間を終え、舗装路となった道を下ります。
坂道の先に、美しい望月の街並みが見えてきました。
天気が良く、景色が映えます。
長坂と呼ばれる坂道には、石仏、石塔が多く残ります。
長坂橋を渡ると、望月宿は、目の前です。
その③に続く。