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Volumio、ストリーマー上位機種「Rivo+」。複数のI2S出力フォーマットに対応

Rivo+

トップウイングサイバーサウンドグループは、伊Volumioの新製品として、最大PCM 768kHz/DSD512に対応するストリーマーの上位機種「Rivo+」を12月25日に発売する。価格は242,000円。

Rivo+

Rivoからの進化点として、デジタル出力を強化。USB(オーディオ専用)、同軸デジタル、AES/EBUに加え、新たにI2S(HDMI)を搭載。I2S出力のピンアサインはVolumio OS上で選択でき、PS Audio、JAVS、Denafrips、Rockna、Pink Faun、Hifime、M2TECH、Wadiaなど多数のフォーマットに対応する。

同軸デジタル、AES/EBU出力においては、オリジナルのRivoがSBCから直接生成されていたのに対して、Rivo+では複数の超低ノイズリニアレギュレーターと組み合わされた専用IC(ASIC)によって生成。これにより、一層低ノイズで高精度な信号を出力できるという。

デジタル回路のクロックには、全面的にMEMSクロックを搭載。動作安定性と個体差の小ささにおいて従来のクロック素子に比べ優れ、ジッターと周波数の安定性がさらに向上。温度変化や経年変化の影響も受けにくくなったという。

USB出力には、独立したUSBコントロールICを備えたオーディオ専用ポートを備えている。

電源は各セクションに独立して供給。その1つは内部クロック専用。電源のフィルターには、インダクタとコンデンサーを組み合わせた独自の回路を開発。このフィルターを電源経路ごとに採用している。

Volumio OSはカスタムバージョンを搭載。他のVolumio製品と同様にVolumio Premiumの全機能が追加料金なしで利用可能。DLNA/OpenHome、Roon Ready対応だけでなく、TIDAL(日本未サービス)、Qobuz、Spotify、Radio Paradiseなどのストリーミングサービスに対応。AIによるプレイリスト作成機能「Supersearch」や、ノンストップで再生を続ける機能「インフィニティプレイ」も備えている。

USB-CDドライブを接続すると、CD再生とリッピングも可能。有線LANに加え、Wi-Fiも搭載。内蔵ストレージは16GB eMMC。外形寸法は270×150×50mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.14kg。