サミー・ヘイガー and Friendsみたいな感じだけど、ライブを観てきた。メンバーはベース:マイケル・アンソニー、ギター:ジョー・サトリアーニ、公演発表時の予定ではドラムにジェイソン・ボーナムだったのだけれど、全米公演中に母上が急病となり代わりに抜擢されたのがケニー・アロノ...
サミー・ヘイガー and Friendsみたいな感じだけど、ライブを観てきた。メンバーはベース:マイケル・アンソニー、ギター:ジョー・サトリアーニ、公演発表時の予定ではドラムにジェイソン・ボーナムだったのだけれど、全米公演中に母上が急病となり代わりに抜擢されたのがケニー・アロノ...
昨年の東京国際映画祭で同映画祭での初上映から24年ぶりに4Kデシタルリマスター版が上映されたのに続き、嬉しい劇場でのリバイバル上映。 それまでのコリアン・ムービーのイメージを完全に変えたと言っていい、アクション娯楽大作。というか、テレビが冬ソナなら映画の韓流火付け役はこれだ...
1978年にローマでおきたアルド・モーロ誘拐殺人事件をモーロ自身と妻、党で親しくつきあっていた内務大臣、ローマ法王、そして誘拐を引き起こした赤い旅団の女性闘士と多面的な視点から6話構成で描き出した作品。 ベロッキオのモーロ事件を描いた作品というとマヤ・サンサ演じる旅団の女性闘...
見世物小屋で芸人をしていたフランツはロトで大金を手にし、やがて知り合った印刷会社の息子オイゲンと一緒に暮らすようになるが、オイゲンの目当てはフランツの金だけ。経営破綻寸前の親の借金を立替えさせ、贅沢な住居への引っ越しや劇場通いにモロッコへの旅行などすべて資金はフランツ持ち。結局...
ジョージアを代表する画家ニカラ(ニコ)・ピロスマニの半生を描いた作品。親を早くに亡くし世話になった家を出て以来、放浪生活を続けながらも立ち寄った村の酒場に絵を描いて残し酒と食料にいくばくかの金を得るというこぢんまりと生きてきたピロスマニ。あるときそれらの絵が酒場を訪れたロシアの...
とある地方都市で進学を控えた中学生たちのある夏の物語。夜のプールでこっそり、だけどなんの屈託もなく踊りまくる女子。こっそりタバコを回しのむ男子。親との関係で何かしらの問題を抱えている子。クラスの女子に一方的に思いを募らせる男子。素直なようで複雑な心を抱えたひと筋縄ではいかない中...
フェラーリの創設者エンツォ・フェラーリの人生における、公私に問題を抱え起死回生をかけて挑んだ運命のミッレミリア公道レースに参戦した1957年にスポットを当てたドラマ。エンツォ一家の愛憎劇と同時にフェラーリのドライバーになりたくて彼のもとにやってきたドライバー、デ・ポルターゴの悲...
気がつけば祝製作50周年! リバイバル上映の劇場予告で空飛ぶ石像顔面の絵面になんじゃこりゃ&さらにあのショーン・コネリーの辮髪風(!?)ロンゲ編みに赤フン姿に驚愕し「これはもしやバカ映画!?」と大いに期待したものの、公開時には残念ながら劇場に行けなかった本作をレンタルで見た。 ...
アポロ11号の月面着陸映像は実は捏造されたものだった、とかいう話は何年かおきに話題になるし、いまだ捏造説を信じている人がいるとかいないとかいうけれど、そんな異説というかゴシップを逆手に取ったかのような本作。「ライトスタッフ」でおなじみのガス・グリソムが悲劇に見舞われたアポロ1号...
リンチ版4Kリマスター版を観てきた。 やっぱりヴィルヌーヴ版鑑賞後に再見したときと 感想は変わらないのだけれど進行猛スピードで端折ってる感。 原作でも後半の戦の展開は意外と早いと思ったけど語りで進むスピード感マシマシ。 少し前に記事になっていた未公開シーンを収録した版ではない(と...
Let It Beに続いて長らく録画したまま放置していた「ワン・プラス・ワン」を観た。言わずとしれたゴダールがローリング・ストーンズの「ベガーズ・バンケット」レコーディングにおける「悪魔を憐れむ歌」のセッション模様を収めた作品。原型はテンポも少しスローで雰囲気もちょっと違った同...
ピーター・ジャクソンの手掛けた「Get Back」セッションの全貌とルーフトップ・コンサートの公開からはや2年、今度は「レット・イット・ビー」本編のデジタル修復版が登場したということでディズニープラスを契約し直して観た。オリジナル日本公開時には未見。その後VHSやレーザーディス...
第二次世界大戦の開戦初期、英国軍への物資供給を断つべく地中海より大西洋へと向かったイタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号は、中立国であるベルギー国籍の貨物船を攻撃。中立国とは言えど敵の物資を運んでいたかもしれぬ相手ではあったが、船の撃沈後に艦長サルヴァトーレはその乗組...
自然あふれた長野県の町にグランピング施設の建設計画がたちあがり、該当地区の住民を集めた説明会が開かれる。会はコロナ助成金を当てにして事業に参入してきた芸能事務所の男女によって進められるが、土地の水源を汚染する可能性のある杜撰な計画を、理解もなしに読み上げるだけのお粗末な内容に、...
今頃鑑賞。「怒りのデスロード」も実は劇場では観ていなくて、テレビで見たときにやっぱ劇場向きだったなあと後悔。なので今回は遅めとはいえ出かけた。 前作の全編からぐぉー放たれる「なんじゃコリャ感」の狂いっぷりはいちいちインパクトありすぎたので、今回はそのへんを一手に引き受けたのが...
1970年代の後半、ニューヨークはマンハッタンの芸術専門学校を舞台に、成功を夢見て入学してきた若者たちの4年間を追ったポートレイト的群像劇。 演劇やダンス、音楽に通常の授業など様々なアートを総合的に学ぶ学校ではキャスティングのオーディションのように選抜試験が行われ、出自も人種...
ホテルの一室で刑事とコールガールの遺体が発見され、現場に残された遺書から不倫の果ての無理心中と捜査は落ち着くが、それを不審に思った流れ者の元刑事の男が、女の元締たるとある組に潜入し真実を探ろうとする…というハードボイルドアクション。原作は大藪春彦。とはいってもwikiによれば登...
第二次大戦時、アウシュヴィッツ強制収容所の所長であったルドルフ・フェルディナント・ヘスの一家をモチーフにした小説の映画化。とはいっても原作の方は明確にヘス一家の物語として語られてはおらず、主要な登場人物の3名の視点から語られるオムニバスっぽい形式らしいので翻案作品としたほうが良...
1972年11月早稲田大学でおきた革マル派による在学生リンチ殺人を振り返るドキュメンタリー。再現ドラマパートの演出は鴻上尚史。原案は同名の書籍(「彼は早稲田で死んだ」樋田毅 著)。 自分が某大学に入学したのは80年代だけど、学生運動が活発だった時代が遠い過去になっていたその当...
パリの空の下、不幸な事件によってホームレスへと身をやつした外国人労働者アンドレアスは、ある日突然見知らぬ紳士から「あなたがあまりに不幸そうだから援助させてほしい」と大金を手渡される。返せる時が来たなら教会の聖テレーズを訪ねなさい、との言葉とともに。 思わぬところで手伝いの仕事...
カウリスマキの映画の登場人物は皆どこか不器用。そしてあまりに世渡りが下手すぎて痛い目を見るなど、負けっぱなしの人生が切り取られている。でもそれが悲嘆に暮れたり明日をもしれない不安に終わったりするのではなく、まるでThat's Lifeとでも言わんばかりにどん底にいるはずの登場人...
レッチリのドームライブにいってきた。初鑑賞。 リアルタイムでちゃんと追ってきたアルバムは「カリフォルニケーション」ぐらいまでな気がするけど、意外にも聴いたことのある曲は多かった。なんだかんだ聞いていたのであろうか? セットリストは2日間の公演でかなり変えてきたそうで、自分の出...
「異人たち」を観て、山田太一の原作も読了後からの初見。 両親と主人公と恋仲になるマンションの住人「ケイ」の存在も含めて、よりゴースト・ストーリー味が強かったように思う。というかたぶんそれはこちらの気の持ちようによるものだと思うけど、むかし夏のお盆の頃によくテレビでやっていたよう...
少年の頃に交通事故で両親と死別した脚本家のアダムは、ある晩同じ高層マンションに住む青年ハリーと出会うが、それ以降彼の生活に変化が起こる。両親を題材にした新しい脚本の執筆に煮詰まっていた彼は意を決してかつて暮らした郊外の家を訪れるが、そこで突然生前と同じ姿をした両親が彼の眼の前に...
仕事帰りの電車でうっかり眠り込み、終着駅まで乗り過ごしてしまった清掃員として働く中年女性ハディージャが、徒歩での帰宅途中に真夜中の街で出会う人々との交流を静かに描いた一夜の物語。 ブリュッセルの街を南北に縦断するような帰り道の途中、ハディージャが出会うのは商業施設の夜間警備員...
客演指揮者の急病によって代理で立ったステージが評判をよび、成功への階段を歩み始めた若きレナード・バーンスタインと、その頃に出会って以来 生涯彼を傍で支え続けた妻フェリシア・モンテアレグレがともに歩んだ日々を描いた物語。 バーンスタインの私生活のことはほとんど知らなかったので冒...
ビー・ジースことバリー、ロビン、モーリスの3兄弟のキャリアと活動をたどるドキュメンタリー。 ビー・ジースというと「マサチューセッツ」に映画『小さな恋のメロディ』の「メロディ・フェアー」の美しい旋律や『サタデー・ナイト・フィーバー』のサントラが一番に思い出されるけれど、本作では...
“鉄の爪”の異名をもった伝説的レスラー、フリッツ・フォン・エリックの息子たちとして1980年代にプロレス界で活躍したケビン、デビッド、ケリー、そしてマイケルの兄弟と父親フリッツらフォン・エリック一家の絆と悲劇を描いた物語。 彼ら兄弟が日本のリングに登場した80年代は自分もリア...
ひとりの原子物理学者として、研究、実験、実践したオッペンハイマーの複雑な生涯を描いた伝記映画。 原爆の描かれ方/使われ方に対し 史実使われた側としては特別な感情、あまりに短絡的じゃないかと憤りの気持ちを抱くのは当然だけど、物語として描かれているのはそれそのものではなく作り出し...
1981年のクイーン、モントリオール公演のライブを収めた映像。元になっている公式市販ソフト「伝説の証」の解説によれば35mmからのレストア映像にオリジナル音声をリミックスしたということだけど、それをIMAXフォーマットで上映したもの、という認識でよいのだろうか。ひょっとしてこの...
ペンシルバニアの炭鉱の町に暮らすワンダ。彼女に愛想を尽かし外に女を作って家を出ていった夫は裁判所に離婚を申し立てている。出廷の日、街へ出ていく金もないワンダは近所で石炭拾いをしている老人から小銭を借り、ヘアカーラーを巻いたまま裁判所へ出かけるが、夫の言い分に反論もせずあっさり結...
久しぶりのビルボードライブでエリック・セラを観てきた、というか聴いてきた。自分のイメージの中ではエリック・セラって基本はキーボードのマルチプレイヤーと思いこんでいたのだけれどベーシストだった。 セットリストはもちろん彼が手掛けてきたベッソン作品のサントラ曲が中心で、「ニキータ...
1930年代の第二次世界大戦前夜から戦後を経た80年代まで、欧米4カ国で時代の波に翻弄されつつ音楽やバレエという芸術活動に携わってきた4家族の物語。 時代はいつも繰り返す。1度目のあと素知らぬ顔をして2度目がやってくる。反復されるボレロのメロディのように。大まかに2,3のパタ...
東京都内で公衆トイレの清掃員として働く、ひとりの寡黙な男の日々の生活を描いた作品。 東京の下町、隣人が表をほうきで掃く音で目覚める主人公・平山の一日は規則正しい。身支度をして出かける前に空を見上げては「今日もいい日だ」と言わんばかりに微笑み、仕事の昼休みには公園の木々に目をやり...
『トップガン』のアイスマン役で世界的に人気が大ブレイクし数々の作品に出演、一昨年公開された『TG マーヴェリック』の同役での記憶も新しいヴァル・キルマーが、プライベートフィルムを織り交ぜながら自らの半生を振り返るドキュメンタリー。声を失った彼の代わりにナレーションを務めたのは息...
グルノーブル近郊の人里離れた1軒の山荘でそこに住まう大学講師の男性が転落死する。一見不慮の事故に見えたものの検死の結果遺体の状況から他殺の疑いが浮上、遺体発見時に愛犬と散歩に出かけていた息子ダニエルを除き、容疑者となったのはそのとき自室で休んでいたという著名な小説家の妻サンドラ...
アンドリューの通う小学校にギリシャ系の「ヨグ」こと ヨルギオス少年のちのジョージが転校してきた日から、内気なヨグと明るいアンドリューは親友になる。2人は大好きな音楽の道に進もうとスカバンドを結成したり曲を書いたりと活動を続け、やがてポップなダンスナンバーが認められ正式にワム!と...
父を宿敵ハルコンネン家に殺害され母親とともに砂地へ逃げ延び、フレメンと行動をともにすることになったポール・アトレイデスがやがて伝説の救世主リザーン・アル・ガイーブとして民を率い、皇帝に戦いを挑む超大作SFの後編。 前編の圧倒的な映像に圧倒された目には若干の慣れもあり、かつ物語...
2月歌舞伎は中村勘三郎さんの追善公演。もう亡くなって13年にもなるのか。とても早い。 久しぶりに昼夜観てしまった演目は勘三郎さんの記憶も残っているものも初見のものもあったけれど、バランスが良かったしどれも楽しめた。 特に印象的だったのは2つの人情もの「新版歌祭文 野崎村」(鶴...
映画「フェスティバル・エクスプレス」を観たときにも思ったのだけれど、大規模野外フェスってウッドストックなんか有名なもの以外にも昔からたくさん行われていて、しかもカナダ開催というと全然ノーチェックというかメジャーな大物たちが出演していても全く知らなかったものが多いのだけど、これも...
文楽の舞台をそのまま野外に移し、一線の人形遣いの方々も黒布で覆って人形のみにフォーカスを当てて「浄瑠璃実写版」曽根崎心中をそのまま映し出した作品。美しすぎるカメラ 監督: 栗崎碧 1981年 出演: 吉田玉男、吉田簑助、吉田玉幸、桐竹一暢、桐竹勘寿(文楽劇) @国立映画アーカイ...
バルカン半島で出会ったアジア人の二人、エヴァとジェイ。パンデミックののち消息を絶った映画監督のジェイからのメッセージを東京で受けたエヴァは、彼を訪ねようと再びセルビアへと飛ぶ。 アジア人の二人が複雑な歴史を持つ東欧の地で英語で会話を交わしながら、映し出される乾いた風景と数々の...
渋谷ジョイシネマでのレイトショー上映の当時から何度観たかわからないけれど、待望の4Kレストア版。鮮やかに蘇った映像もきれいだったけれど、なにより音がめちゃくちゃよかった。テクノロジーバンザイ。 「アメリカン・ユートピア」で枯れたかわいいおじちゃんぶりを発揮したデヴィッド・バー...
先日の帰省中にクイーン+アダム・ランバートのチケットを衝動買いした。今回早めに日本入りしていたブライアンが毎日まいにちインスタで写真を上げている様子をみていて、ドームならまだチケットがあったら行ってみようかなとチェックしてみたらちょうど見切れ席のような端っこの席がまだあったの...
第三部 五条橋 双蝶々曲輪日記 @日本青年館
ゴジラが本格的に恐ろしい、というかほとんど原点に戻ったに等しい恐怖を感じさせるようなゴジラだったので、そこがなによりも一番の見どころだったと思う。「シン」とは違った面白さがあったし(あちらはほとんど語り口/庵野スタイルの勝利って感じもするし)、時代設定については監督作の一連の流...
ベスト・オブ・ブルーノ・マーズ at 東京ドーム
多数の乗客が乗り込んだ北欧行きの大陸急行列車に、軍事目的で研究されていた謎の細菌に侵されたことを知らず逃走したテロリストが侵入したことから、その感染拡大を防ぎ、同時に事実を隠蔽するべく列車は戦後長らく廃線になっていた高架橋へと進路を変更させられる。処置を巡る米国軍事組織、その目...
後半2か月ほぼ仕事しかしていなかったので取りこぼし多数過ぎて記録をやめようかと思うほどだったけど、 去年残った映画10本、新旧問わず順不同で ・モリコーネ 映画が恋した音楽家 dir ジュゼッペ・トルナトーレ @シャンテ ・フェイブルマンズ dir スティーヴン・スピルバー...
(駄弁) 某SNSに本作のポスター画像を貼ったらば suggestive content の警告が出たのであった。 不快に思っちゃう人いるのかもしれないが やりすぎじゃないかしら。 原題:Un homme et une femme 監督 クロード・ルルーシュ 1966年製作 出演...
テイラー・スウィフトのデビューから発売されたアルバムそれぞれの「時代」ごとにセッティングした約3時間にも及ぶステージを収録したライブ・フィルム。テイラーのステージといえば高騰するチケット代にも関わらず世界各地瞬殺でソールドアウトというのがお決まりのようだけど、そんななかなか実際...
映像美 原題:Il conformista 監督:ベルナルド・ベルトルッチ 1970年製作 出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、ドミニク・サンダ、ピエール・クレマンティ、ステファニア・サンドレッリ @TOHOシネマズ新宿 午前十時の映画祭
オーストリア、ハプスブルク家・最後の皇帝ヨーゼフ2世の皇妃として知られるエリザベートの生涯にインスパイアされた完全な伝記モノとはちょっと趣の変わった作品。 原題はフランス語の「Corsage」ずばり「コルセット」。エリザベートといえば有名な肖像画もあるようになにより美貌の人...
今頃の初見。消防隊の男たちのもっとガチな熱き友情の物語と思っていたので、放火犯を追うミステリー仕立ての展開が予想外に楽しめた(デニーロが出ているのも知らなかったので…。というかこんなにオールスターキャストだったとは)。 カート・ラッセルの兄貴っぷりは血が上りやすいいかにもアイ...
第二次大戦後期、一時帰還した恋人と爆撃がやまないなかで挙式したマリア・ブラウンの戦後約10年に渡る物語。帰らぬ夫を待ち続けるだけでなく自らの手で家族を養うことを決意し、米兵相手のキャバレーに飛び込み、思いもよらぬ夫の帰還後自分の身代わりとなって投獄された彼の代わりに、フランス人...
SNSのインフルエンサー兼モデルのカノジョとモデルのカレが豪華クルーズ船の旅に出る。アヤシゲな人物含めさまざまな富豪たちを乗せたクルーズ船が港を出て数日後、船長主催のウエルカムディナーの晩を迎えるがハリケーンの襲来にぶち当たり船はあえなく難破、モデルカップルにロシア人富豪の男、...
ファスビンダーの戯曲『ゴミ、都市そして死(塵・都会・死)』のダニエル・シュミットによる映画化作品。カメラはレナート・ベルタ 原題:Schatten der Engel 監督:ダニエル・シュミット 1978年製作 出演:イングリット・カーフェン、クラウス・レーヴィチュ、ライナー・ヴ...
近年再評価も著しいシャンタル・アケルマンの代表作にして昨年BFIより「史上最高の映画」に選出された『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』の撮影メイキング。当時まだ20代だったというアケルマンと多くのヌーヴェルバーグ作品に出演し大女優と言っても...
インディものを劇場で観るのはなんとキーくんが出ていた2作め以来。ショーン・コネリーとリヴァー・フェニックスが出ていた3作めも、4作目(クリスタルスカル〜)は今回が4作目だとばかり思っていたほど無きものとしていたので、本当に約40年近くぶりの劇場鑑賞。…自分でも果てしなく昔過ぎ...
動物愛護団体からの抗議を受けて解散したサーカス団のロバ、EO。受け入れ先の牧場に訪ねてきた、かつてコンビを組みかわいがってくれていた娘のあとを追い、外界に飛び出したEOは見知らぬ土地をさまよいはじめる。 その旅はロードムービーのようでもあり地獄めぐりのようでもある。人のエゴで...
ドイツの世界的名門オーケストラの首席指揮者として成功し、富も名声も手にしたリディア・ター。出版されたばかりの自著のプロモーションや、客員として招かれた音楽院でのゼミレクチャー、マーラー交響曲集の最後の1枚となるアルバムレコーディングに向けての楽団との練習など分刻みの忙しさのなか...
過去2度映画化されたレマルク原作による第一次世界大戦に従軍したドイツ人青年の物語。過去の作品はアメリカ映画だったが今回はドイツ映画で、原作にはなかった司令部による停戦交渉のシーンも加わっている。英国アカデミー賞では脚色賞も受賞。 出だしの無音の緑豊かな森の中の動物の生態からや...
不世出の女性ロックシンガーとして今も語り継がれるジャニス・ジョプリンの生涯を記録映像や写真、かつてのバンド仲間など身近な人々の証言を交えて描かれたドキュメンタリー。 ジャニスを元にして描かれたフィクション作品で思い当たるのはベッド・ミドラーの『ローズ』。まさに60〜70年代の...
テヘランの北東部にある聖地マシュハドで実際に起きた娼婦連続殺人事件をもとにした犯罪サスペンス。 殺人犯は妻の親に頭が上がらず鬱々とした感情を押し込めているようにもみえるが、敬虔なイスラム教信者でごく普通の家庭人。犠牲になる娼婦たちも幼い子を抱えたり貧困に苦しむなどそれぞれの事...
昼の部
直木賞受賞の同タイトル小説の映画化。キャストが発表されたときにはかなり期待したもので、特に菅田クンには映像化史上きってのイケメン&エキセントリック賢治ではないかっ!と俄然心躍ったものであった。 本編は期待に違わぬ賢治っぷりは発揮されていたものの、やっぱり主人公は政次郎さんなの...
昼の部
第三部 夏祭浪花鑑 初代国立劇場さよなら公演 勘三郎さんのコクーン歌舞伎で観て以来の鑑賞。 最後の「舅殺し」の段は二人の太夫さんも人形使いさんも大熱演。 団七が傷を負わせてからの殺陣、悪夢のようなシュールさが ほとんどトラウマになりそうなほどの迫力だった。圧巻 2023/05/2...
パオロ・コニェッティ原作の自伝的小説の映画化。原作も良かったけど、ほぼ忠実で、多分今年観た中で1,2を争う大好きだった作品。 原題:Le Otto Montagne 2022年製作 監督:フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ 出演:ルカ・マリ...
原題:Passion 監督:ジャン=リュック・ゴダール 1982年製作 出演:イザベル・ユペール、ハンナ・シグラ、ミシェル・ピコリ 2023/5/10 @ヒューマントラストシネマ渋谷 追悼ジャン=リュック・ゴダール映画祭
原題:Le Putit Soldat 監督:ジャン=リュック・ゴダール 1960年製作 出演:ミシェル・シュボール、アンナ・カリーナ、アンリ=ジャック・ユエ 2023/5/6 @ヒューマントラストシネマ渋谷 追悼ジャン=リュック・ゴダール映画祭
監督:ジャン・リュック・ゴダール 1964年製作 出演:アンナ・カリーナ、サミー・フレイ、クロード・ブラッスール 2023/5/5 @ヒューマントラストシネマ渋谷 ジャン・リュック・ゴダール映画祭
まるでセーヌ河に浮かぶ方舟のようなデイケアセンター、アダマンに集う人々と職員の四季の日々を追った作品。精神医療センターの一部だというアダマンにやってくる患者は症状の強弱も様々。毎月曜に行われる職員と患者がチームで議長となって切り盛りするミーティングでその週のテーマを確認し、街...
原題:The Whale 監督:ダーレン・アロノフスキー 2022年製作 出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン 2023/4/25 @TOHOシネマズシャンテ
前年はジェフ・バクスターをビルボードで観たけれど、ならば本家の50周年記念ツアー、ましてトム・ジョンストン、パット・シモンズにマイケル・マクドナルドの揃い踏みときいたなら行かない手はない!と春の雨がそぼ降る盛岡へ帰省がてらでかけた。 近年ジェフ・ベックやサンタナ、チケット買っ...
監督:十河壮吉 2011年製作 出演:中村芝翫、中村吉右衛門、市川團十郎、中村勘三郎、坂田藤十郎、中村富十郎、坂東玉三郎、片岡仁左衛門、中村梅玉、尾上菊五郎(ドキュメンタリー) 2023/4/11 @109シネマズ二子玉川
原題:Living 監督:オリバー・ハーマヌス 2022年製作 出演:ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、トム・パーク 2023/4/4 @109シネマズ二子玉川
監督:庵野秀明 2023年製作 出演:池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、森山未來 2023/3/28 @109シネマズ二子玉川
原題:劇場版 ナオト、いまもひとりっきり 監督:中村真夕 2023年製作 出演:松村直登(ドキュメンタリー) 2023/3/23 @シアター・イメージフォーラム
おマヌケを晒すようで恥ずかしいんだが、入り組んだ物語設定は苦手なのだけど中でも仮想現実やらマルチバースっていう概念がちっともわかっていない。「マトリックス」なんてはっきりいって物語の半分も理解できていない。論外である。マルチバースというのはたぶんユニバースの対義語なのだろうけ...
ルキノ・ヴィスコンティの『ベニスに死す』で鮮烈な世界デビューを飾り、同時に「世界で一番美しい少年」として映画史に刻まれたビョルン・アンドレセン。ベニスの少し前に取られた『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー(純愛日記)』(71年ロイ・アンダーソン監督)が本当のスクリーンデビュー...
原題(英題): 理大圍城 Inside the Red Brick Wall 監督:香港ドキュメンタリー映画工作者 (ドキュメンタリー) 2023/3/18 @Stranger
美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの元祖「三人娘」による学園、というか青春というかミュージカル。 修学旅行で京都へでかけた高校生のルリと由美、そして仲良くなった舞妓の「雛菊」ことピヨちゃん。お座敷で一目惚れした名前も知らない大学生を慕って上京してきたというピヨちゃんの初恋を叶...
これぞ「ザ・ニューシネマ」 原題:Vanishing Point 監督:リチャード・C・サラフィアン 1971年製作 出演:バリー・ニューマン、クリーヴォン・リトル、ディーン・ジャガー 2023/3/16 @Stranger
原題:Being There 監督:ハル・アシュビー 1979年製作 出演:ピーター・セラーズ、シャーリー・マクレーン、メルヴィン・ダグラス、ジャック・ウォーデン
原題:Empire of Light 監督:サム・メンデス 2022年製作 出演:オリヴィア・コールマン、マイケル・ワード、コリン・ファース 2023/3/14 @TOHOシネマズ六本木
原題:Worth 監督:サラ・コランジェロ 2019年製作 出演:マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン 2023/3/5 @TOHOシネマズ二子玉川
原題:The Fisher King 監督: テリー・ギリアム 1991年製作 出演:ロビン・ウィリアムス、ジェフ・ブリッジス、マーセデス・ルース、アマンダ・プラマー 2023/3/5 @TOHOシネマズ日本橋 午前十時の映画祭
原題:The Fabelmans 監督:スティーヴン・スピルバーグ 2022年製作 出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン、ガブリエル・ラベル 2023/3/3 @109シネマズ二子玉川
原題:The Black Windmill 監督:ドン・シーゲル 1974年製作 出演:マイケル・ケイン、ジョセフ・オコナー、ジョン・バーノン、デルフィーヌ・セイリグ 2023/2/27 @Stranger ドン・シーゲル特集
原題:The Killers 監督:ドン・シーゲル 1964年製作 出演:リー・マーヴィン、ロナルド・レーガン、アンジー・ディッキンソン 2023/2/26 @Stranger ドン・シーゲル特集
原題:Babylon 監督:デイミアン・チャゼル 2022年製作 出演:マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ブラッド・ピット 2023/2/24 @109シネマズ二子玉川
原題(英題): 헤어질 결심 Decision to Leave 監督:パク・チャヌク 2022年製作 出演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、イ・ジョンヒン 2023/2/23 @109シネマズ二子玉川
原題:The Banshees of Inisherin 監督:マーティン・マクドナー 2022年製作 出演:コリン・ファレル、マーティン・マクドナー、ケリー・コンドン、バリー・コーガン 2023/02/15 @109シネマズ二子玉川
原題:Flaming Star 監督:ドン・シーゲル 1960年製作 出演:エルヴィス・プレスリー、バーバラ・イーデン、ドロレス・デル・リオ、スティーヴ・フォレスト 2023/2/4 @Stranger ドン・シーゲル特集
原題:The Lineup 監督:ドン・シーゲル 1958年製作 出演:イーライ・ウォラック、ロバート・キース、リチャード・ジャッケル 2023/02/04 @Stranger ドン・シーゲル特集
元ミラマックスのプロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの長年に渡る女優や女性スタッフへのセクハラ事件はまだ記憶に新しいけれど、告発の発端となったニューヨーク・タイムズ紙の記者たちにのまさに戦いの日々を当事者二人の回顧録に基づいて描いた物語。 ワインスタインを業界から葬り去...
1920年代の英国統治下のインドを舞台に、総督夫人によって強引にさらわれた村の少女を奪還すべく立ち上がったゴント族のビームと、村人一丸となって英国からの独立を目指した父の遺志を継ぐべく帝国の武器庫を掌握することを目的に警官となったラーマが出会い、民の自由を求め横暴な英国人総...
監督:谷津賢二 2021年製作 出演:中村哲(ドキュメンタリー) 2023/2/1 @下高井戸シネマ
原題:Cabaret 監督:ボブ・フォッシー 1971年製作 出演:ライザ・ミネリ、マイケル・ヨーク、ヘルムート・グリーム、ジョエル・グレイ 2023/1/29 @TOHOシネマズ日本橋 午前十時の映画祭
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サミー・ヘイガー and Friendsみたいな感じだけど、ライブを観てきた。メンバーはベース:マイケル・アンソニー、ギター:ジョー・サトリアーニ、公演発表時の予定ではドラムにジェイソン・ボーナムだったのだけれど、全米公演中に母上が急病となり代わりに抜擢されたのがケニー・アロノ...
昨年の東京国際映画祭で同映画祭での初上映から24年ぶりに4Kデシタルリマスター版が上映されたのに続き、嬉しい劇場でのリバイバル上映。 それまでのコリアン・ムービーのイメージを完全に変えたと言っていい、アクション娯楽大作。というか、テレビが冬ソナなら映画の韓流火付け役はこれだ...
1978年にローマでおきたアルド・モーロ誘拐殺人事件をモーロ自身と妻、党で親しくつきあっていた内務大臣、ローマ法王、そして誘拐を引き起こした赤い旅団の女性闘士と多面的な視点から6話構成で描き出した作品。 ベロッキオのモーロ事件を描いた作品というとマヤ・サンサ演じる旅団の女性闘...
見世物小屋で芸人をしていたフランツはロトで大金を手にし、やがて知り合った印刷会社の息子オイゲンと一緒に暮らすようになるが、オイゲンの目当てはフランツの金だけ。経営破綻寸前の親の借金を立替えさせ、贅沢な住居への引っ越しや劇場通いにモロッコへの旅行などすべて資金はフランツ持ち。結局...
ジョージアを代表する画家ニカラ(ニコ)・ピロスマニの半生を描いた作品。親を早くに亡くし世話になった家を出て以来、放浪生活を続けながらも立ち寄った村の酒場に絵を描いて残し酒と食料にいくばくかの金を得るというこぢんまりと生きてきたピロスマニ。あるときそれらの絵が酒場を訪れたロシアの...
とある地方都市で進学を控えた中学生たちのある夏の物語。夜のプールでこっそり、だけどなんの屈託もなく踊りまくる女子。こっそりタバコを回しのむ男子。親との関係で何かしらの問題を抱えている子。クラスの女子に一方的に思いを募らせる男子。素直なようで複雑な心を抱えたひと筋縄ではいかない中...
フェラーリの創設者エンツォ・フェラーリの人生における、公私に問題を抱え起死回生をかけて挑んだ運命のミッレミリア公道レースに参戦した1957年にスポットを当てたドラマ。エンツォ一家の愛憎劇と同時にフェラーリのドライバーになりたくて彼のもとにやってきたドライバー、デ・ポルターゴの悲...
気がつけば祝製作50周年! リバイバル上映の劇場予告で空飛ぶ石像顔面の絵面になんじゃこりゃ&さらにあのショーン・コネリーの辮髪風(!?)ロンゲ編みに赤フン姿に驚愕し「これはもしやバカ映画!?」と大いに期待したものの、公開時には残念ながら劇場に行けなかった本作をレンタルで見た。 ...
アポロ11号の月面着陸映像は実は捏造されたものだった、とかいう話は何年かおきに話題になるし、いまだ捏造説を信じている人がいるとかいないとかいうけれど、そんな異説というかゴシップを逆手に取ったかのような本作。「ライトスタッフ」でおなじみのガス・グリソムが悲劇に見舞われたアポロ1号...
リンチ版4Kリマスター版を観てきた。 やっぱりヴィルヌーヴ版鑑賞後に再見したときと 感想は変わらないのだけれど進行猛スピードで端折ってる感。 原作でも後半の戦の展開は意外と早いと思ったけど語りで進むスピード感マシマシ。 少し前に記事になっていた未公開シーンを収録した版ではない(と...
Let It Beに続いて長らく録画したまま放置していた「ワン・プラス・ワン」を観た。言わずとしれたゴダールがローリング・ストーンズの「ベガーズ・バンケット」レコーディングにおける「悪魔を憐れむ歌」のセッション模様を収めた作品。原型はテンポも少しスローで雰囲気もちょっと違った同...
ピーター・ジャクソンの手掛けた「Get Back」セッションの全貌とルーフトップ・コンサートの公開からはや2年、今度は「レット・イット・ビー」本編のデジタル修復版が登場したということでディズニープラスを契約し直して観た。オリジナル日本公開時には未見。その後VHSやレーザーディス...
第二次世界大戦の開戦初期、英国軍への物資供給を断つべく地中海より大西洋へと向かったイタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号は、中立国であるベルギー国籍の貨物船を攻撃。中立国とは言えど敵の物資を運んでいたかもしれぬ相手ではあったが、船の撃沈後に艦長サルヴァトーレはその乗組...
自然あふれた長野県の町にグランピング施設の建設計画がたちあがり、該当地区の住民を集めた説明会が開かれる。会はコロナ助成金を当てにして事業に参入してきた芸能事務所の男女によって進められるが、土地の水源を汚染する可能性のある杜撰な計画を、理解もなしに読み上げるだけのお粗末な内容に、...
今頃鑑賞。「怒りのデスロード」も実は劇場では観ていなくて、テレビで見たときにやっぱ劇場向きだったなあと後悔。なので今回は遅めとはいえ出かけた。 前作の全編からぐぉー放たれる「なんじゃコリャ感」の狂いっぷりはいちいちインパクトありすぎたので、今回はそのへんを一手に引き受けたのが...
1970年代の後半、ニューヨークはマンハッタンの芸術専門学校を舞台に、成功を夢見て入学してきた若者たちの4年間を追ったポートレイト的群像劇。 演劇やダンス、音楽に通常の授業など様々なアートを総合的に学ぶ学校ではキャスティングのオーディションのように選抜試験が行われ、出自も人種...
ホテルの一室で刑事とコールガールの遺体が発見され、現場に残された遺書から不倫の果ての無理心中と捜査は落ち着くが、それを不審に思った流れ者の元刑事の男が、女の元締たるとある組に潜入し真実を探ろうとする…というハードボイルドアクション。原作は大藪春彦。とはいってもwikiによれば登...
第二次大戦時、アウシュヴィッツ強制収容所の所長であったルドルフ・フェルディナント・ヘスの一家をモチーフにした小説の映画化。とはいっても原作の方は明確にヘス一家の物語として語られてはおらず、主要な登場人物の3名の視点から語られるオムニバスっぽい形式らしいので翻案作品としたほうが良...
1972年11月早稲田大学でおきた革マル派による在学生リンチ殺人を振り返るドキュメンタリー。再現ドラマパートの演出は鴻上尚史。原案は同名の書籍(「彼は早稲田で死んだ」樋田毅 著)。 自分が某大学に入学したのは80年代だけど、学生運動が活発だった時代が遠い過去になっていたその当...
パリの空の下、不幸な事件によってホームレスへと身をやつした外国人労働者アンドレアスは、ある日突然見知らぬ紳士から「あなたがあまりに不幸そうだから援助させてほしい」と大金を手渡される。返せる時が来たなら教会の聖テレーズを訪ねなさい、との言葉とともに。 思わぬところで手伝いの仕事...
多数の乗客が乗り込んだ北欧行きの大陸急行列車に、軍事目的で研究されていた謎の細菌に侵されたことを知らず逃走したテロリストが侵入したことから、その感染拡大を防ぎ、同時に事実を隠蔽するべく列車は戦後長らく廃線になっていた高架橋へと進路を変更させられる。処置を巡る米国軍事組織、その目...
後半2か月ほぼ仕事しかしていなかったので取りこぼし多数過ぎて記録をやめようかと思うほどだったけど、 去年残った映画10本、新旧問わず順不同で ・モリコーネ 映画が恋した音楽家 dir ジュゼッペ・トルナトーレ @シャンテ ・フェイブルマンズ dir スティーヴン・スピルバー...
(駄弁) 某SNSに本作のポスター画像を貼ったらば suggestive content の警告が出たのであった。 不快に思っちゃう人いるのかもしれないが やりすぎじゃないかしら。 原題:Un homme et une femme 監督 クロード・ルルーシュ 1966年製作 出演...
テイラー・スウィフトのデビューから発売されたアルバムそれぞれの「時代」ごとにセッティングした約3時間にも及ぶステージを収録したライブ・フィルム。テイラーのステージといえば高騰するチケット代にも関わらず世界各地瞬殺でソールドアウトというのがお決まりのようだけど、そんななかなか実際...
映像美 原題:Il conformista 監督:ベルナルド・ベルトルッチ 1970年製作 出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、ドミニク・サンダ、ピエール・クレマンティ、ステファニア・サンドレッリ @TOHOシネマズ新宿 午前十時の映画祭
オーストリア、ハプスブルク家・最後の皇帝ヨーゼフ2世の皇妃として知られるエリザベートの生涯にインスパイアされた完全な伝記モノとはちょっと趣の変わった作品。 原題はフランス語の「Corsage」ずばり「コルセット」。エリザベートといえば有名な肖像画もあるようになにより美貌の人...
今頃の初見。消防隊の男たちのもっとガチな熱き友情の物語と思っていたので、放火犯を追うミステリー仕立ての展開が予想外に楽しめた(デニーロが出ているのも知らなかったので…。というかこんなにオールスターキャストだったとは)。 カート・ラッセルの兄貴っぷりは血が上りやすいいかにもアイ...
第二次大戦後期、一時帰還した恋人と爆撃がやまないなかで挙式したマリア・ブラウンの戦後約10年に渡る物語。帰らぬ夫を待ち続けるだけでなく自らの手で家族を養うことを決意し、米兵相手のキャバレーに飛び込み、思いもよらぬ夫の帰還後自分の身代わりとなって投獄された彼の代わりに、フランス人...
SNSのインフルエンサー兼モデルのカノジョとモデルのカレが豪華クルーズ船の旅に出る。アヤシゲな人物含めさまざまな富豪たちを乗せたクルーズ船が港を出て数日後、船長主催のウエルカムディナーの晩を迎えるがハリケーンの襲来にぶち当たり船はあえなく難破、モデルカップルにロシア人富豪の男、...
ファスビンダーの戯曲『ゴミ、都市そして死(塵・都会・死)』のダニエル・シュミットによる映画化作品。カメラはレナート・ベルタ 原題:Schatten der Engel 監督:ダニエル・シュミット 1978年製作 出演:イングリット・カーフェン、クラウス・レーヴィチュ、ライナー・ヴ...
近年再評価も著しいシャンタル・アケルマンの代表作にして昨年BFIより「史上最高の映画」に選出された『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』の撮影メイキング。当時まだ20代だったというアケルマンと多くのヌーヴェルバーグ作品に出演し大女優と言っても...