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【アニメ『虚構推理 (In/Spectre)』】さすがは小説原作クオリティ!知的好奇心をくすぐる理知的な物言いと理論構築が魅力の名作アニメ。
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カポーティ「ティファニーで朝食を」再読 ① 映画と小説・・・そして再読の醍醐味は
もう20年以上も前、高校生だった頃に感動した カポーティの「ティファニーで朝食を」。 ふと目に留まったティファニーブルーの ブックカバーがきっかけで、再読することにしました。 ティファニーで朝食を(新潮文庫) 作者:トルーマン・カポーティ 新潮社 Amazon 再読することの醍醐味は、 旧友に再会できた時のような懐かしい喜びを感じられること。 記憶の底に、かすかに残っている感動を思い出し 「ああ、そういえば、ここの箇所に胸を打たれたんだった」 「このストーリーが大好きだったなー」 と、感動を新たにできること。 そして、もうひとつは、初めて読んだ頃の自分とも再会できることです。 あの頃の自分と、…
【桐島、部活やめるってよ】ネタバレ感想/グロシーンで号泣の大名作
桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray] 基本情報 あらすじ 見どころ3つ 何しろ役者が素晴らしい! グロシーンでまさかの号泣 余韻の残るラスト 人生変わった度 基本情報 公開年:2012年 監督:吉田八大 キャスト:神木隆之介(前田 涼也/映画部)橋本愛(東原 かすみ/バドミントン部) 東出昌大(菊池 宏樹/野球部)山本美月(飯田 梨紗)松岡茉優(野崎 沙奈) 上映時間:103分 あらすじ <以下、公式サイトより引用> ありふれた時間が校舎に流れる「金曜日」の放課後。1つだけ昨日までと違ったのは、学校内の誰もが認める“スター"桐島の退部のニュースが校内を駆…
2023/1/28 池袋HUMAXシネマズで鑑賞してきました。 上映館でも上映回数が少なかったり、割と記憶に新しい実録物なのでもう少し上映館数が多くてもいいのではないか?と思いましたが、休日昼の回で2割程度の客入りでした。 【あらすじ】 ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)とジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが数十年にわたり、権力を笠に着た性的暴行を重ねていたという情報を得る。取材を進めるうちに、彼がこれまで何度も記事をもみ消してきたことが分かる。被害女性たちは多額の示談金で口を封じられ、報復を恐れて声を上げることができずにいた。問題の本質は業界の隠ぺい構造にあると気付いた記者たちは、さまざまな妨害行為に遭いながらも真実を求めて奔走する。 本作は#Me too運動のキッカケとなった映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる性暴力の告発記事を公表するまでの新聞記者たちの奮闘を描いた作品であり、私自身も記憶に残っていた事件であったため鑑賞してきました。 作品として素晴らしかったのですが、被害者の一人であったアシュレイ・ジャッドが本人役で出演しているなど、意欲的な作品であると感じました。 そしてプロデューサーにはブラッド・ピットが名を連ねており、おそらく同じ時代に仕事をしていたであろう立場の人間としてもこの映画に関わる事は、すごい覚悟だと思いました。 しかし、今回のアカデミー賞で本作がどの賞にも全くノミネートされなかった事が個人的には残念でした。 しかし、一般社会でも性差別問題などは今も根深い問題ではあるので、他人事ではない問題であるとも改めて思い知らされました。 原作本も絶対読もうと思いました。
11/26 T-JOY大泉にて鑑賞。 お客さんの入りはキャパの3割程度といった感じでした。 【あらすじ】 ある日、女子高生の遺体が発見される。事故や自殺か、あるいは他殺なのか、その真相は不明だった。悲劇に至るまでの過程が母・ルミ子(戸田恵梨香)と娘・清佳(永野芽郁)それぞれの視点で明らかになっていくものの、双方の証言は同じ出来事を回想しているにもかかわらず食い違い、母と娘の複雑な関係が浮き彫りになる。 公開前から湊かなえ作品と言う事もあり、非常に楽しみにしていました。 しかし、公開後映画レビューサイトではあれよあれよと思わしくない評価が増え、若干不安な気持ちを持ちながら見に行きました。 そして見終わった感想としては、全く悪い作品ではありませんでした。 恐らく低評価や期待外れとレビューしている方々がそのように評している理由としては下記があげられるかなと思います。 1.中島哲也監督『告白』を期待してしまった 予告編でも『湊かなえ』『告白』のフレーズと中島作品を連想させる様なポスターデザイン、演出であったため、かなり『告白』を意識してしまったのかなと思いました。 (私もその1人です。) 2.ミステリー要素を求めすぎてしまった ※ネタバレ含みます 予告編でもある通り、とある女子高生の遺体が発見されたと言うニュースから物語が始まります。 なので、多くの方はこの事件の真相に迫っていく物語を期待しますが、実際はこの事件は物語のキッカケに過ぎず、『母親とは』『娘とは』を問いていく作品となっているので、このギャップが低評価の原因かなと思います。 ですので、自分としてはレビューを少し見てから観に行ったので、期待値を上げ過ぎずに鑑賞できたので、それなりに満足できました。 なので、これから鑑賞される方は先入観を持ち過ぎずに観に行くことをオススメします。
11/23 T-JOY大泉で鑑賞してきました。 客入りとしては、中高年を中心に劇場の半分程度が埋まっておりました。 【あらすじ】 弁護士の城戸章良(妻夫木聡)は、かつての依頼者である谷口里枝(安藤サクラ)から亡き夫・大祐(窪田正孝)の身元調査を依頼される。離婚歴のある彼女は子供と共に戻った故郷で大祐と出会い、彼と再婚して幸せな家庭を築いていたが、大祐が不慮の事故で急死。その法要で、疎遠になっていた大祐の兄・恭一(眞島秀和)が遺影を見て大祐ではないと告げたことで、夫が全くの別人であることが判明したのだった。章良は大祐と称していた男の素性を追う中、他人として生きた男への複雑な思いを募らせていく。 親ガチャ、人種差別など様々な問題を考えさせられるいい作品でした。 まるで『あなたの友人、家族の全てを知ってますか?』と問いかけられているようでもありました。 でも、真実ってそこまで大事なのか? 人の繋がりって何なのか? 特に長男が泣きながら母親に訴えた一言がこの映画で語りたい全てが詰まっていたのではないかと思いました。 個人的には最後の終わり方にオシャレだなと感じてしまいました。 原作も読んでみたいと思います。
難病の恋人を愛し続ける想いは泣けてきます。原作は宇山佳佑のベストセラー小説。 2022年製作・日本・129分 ネタバレ度80%くらい ストーリー カメラマンを目指す晴人(中島健人)は、美容師/美咲(松本穂香)に恋をする。 ある日、美咲のカット中、振り向いた晴人は耳を切られ、謝罪する彼女をデートに誘う。 こんな感じの出会い。 若い2人の恋愛がとても爽やかで可愛い。 幸せな2人だったのですが・・美咲の早老症が発症。治らない病気であり、見た目が変化する症状に苦悩するのでした。 私でも年を取り老けるのは嫌なのに。美咲の若さで老化が進むなんて残酷です。 この難病は人の何十倍も早く老いていく・・と、現代の…
同じ名前の息子を育てる3人の母親の物語。子育ての楽しさ、苦悩を繊細に描いてます。 原作は椰月美智子の同名小説。ネットフリックス視聴、プライムビデオでは有料でした。 2021年製作・日本・G・124分 ネタバレ度50%くらい ストーリー 43歳のフリーライター・石橋留美子(菅野美穂)は、カメラマンの夫と2人の息子を育てていた。 30歳のシングルマザー・石橋加奈(高畑充希)は息子と2人暮らし。 36歳の専業主婦・石橋あすみ(尾野真千子)は年下の夫、息子と義母の土地に家を建てて住んでいた。 こんな感じで3人の母親の共通点は、「石橋ユウ」という10歳の息子を育てている事です。 それぞれのパートで生活が…
【いまいち乗れなかった】SP 野望編・革命編【のはたぶんエンディングテーマのせい】
台無しだよ……。いまや日本を代表するアクション俳優となった岡田准一くんの若さあふれる演技。いま一信用しきれない、でも有能にして厭世的な人間を演じさせたら右に出るものはない堤真一さん。そしてそして、うさん臭くもうっとうしい色モノ中ボスをやらせれば天下一品の香川照之さん。他にも、あ~そうそうこの人。エリートを鼻にかけたお馬鹿さんと言えばこの人だよねと膝をうつ平岳大さんやら、能力があるのにモブ臭、雑魚キャ...
長期連載BL漫画 お金がないっ1~16巻まとめて購入!あらすじまとめと感想
今回は、小説原作のコミック・お金がない!の1巻~16巻のあらすじと感想をまとめていきたいと思います。 お金がない!は長期連載漫画です。リンクスで連載されており、BL漫画ですが既刊16巻にも及ぶ長編漫画です。BLは1巻完結が多く、さらにふつうは2~3巻までで終わり。 10巻まで続くのはよほどのことです。ですので16巻となれば、一般コミックの100巻くらいの長さであるという認識です。 まさにBL界のサザエさん、ちびまるこちゃん、クレヨンしんちゃんなどにならぶ安定的な作品だと思っています。 展開はほとんど同じで、主人公が誘拐されて、ヒーローが助けてくれたりと、まさに姫とヒーローものに近いでしょう。 BL好きなら一回は読んだことがある、お金がない!どんな作品かみていきましょう。