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20241108 トランプ2.0に苦戦確実なドイツ(と日本)
<Japanese> 今回も世論調査が2%くらいの「隠れトランプ派層」を見逃していたと見えて、トランプ氏が予想以上の大差で再選を果たしました。米共和党は上院でも下院でも過半数を確保する見込みですので、トランプ2.0は「MAGA(Make America Great Again)2.0」のPDCAを来年1月からフルスロットルで回し始めることになりそうです。西側諸国としては、①保護主義の台頭、②対中封じ込め、③安全保障コストの上昇、④インフレ上昇、⑤脱炭素トレンドの後退、などに備える必要があるでしょう。 ドイツにとって大変困ったことに、トランプ氏はかなりドイツを嫌っています。トランプ氏はドイツを、…
IfW(キール研、ドイツ5大研の一角)から新たなドイツ経済予測(上図の通り今年ははずか+0.1%成長、12月予想比▲0.8%下方修正)が発表されていますので、以下、そのエッセンスをご紹介します。 各種構造問題やECB利上げによるブレーキのため、ドイツ経済の低迷長期化。 実質可処分所得の増加(賃上げ+インフレ低下)に伴う個人消費の回復と海外ビジネスの緩やかな増加の2つが今後の景気回復の原動力として期待される。 しかしこれらの原動力は、以前の予想よりも弱く、かつその起動が遅れている。 2025年のGDPは、コロナ(6年)前の水準を2%上回るにとどまる。 経済低迷にもかかわらず労働市場は引き続き堅調…