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【アークナイツ】イベントシナリオ『バベル』感想

※アークナイツイベントシナリオ『バベル』およびメインストーリー、他いくつかの関連サイドストーリーのネタバレあり

※この記事内容には個人の考察、推測等が含まれます

 

 満を持して開催されたイベントシナリオ『バベル』ですが、事前情報でプレイヤーの分身であるドクターの過去がわかるシナリオだということは知っていました。というか、そこはタイトルで予想がつくことではあります。

 非常に重要なシナリオであるため、開催前のドクターたちの期待感も大きく、実際に開催された後の反響もすごいものでした。かくいう私もこのシナリオには胸を打たれるどころか胸を抉られた想いです。

 

 ストーリー上重要なシナリオだからというものもあるのですが、関連するシナリオが多いのもあって事前にこれは読んでおいたほうがいいよ! みたいなシナリオが多いです。自分で読み返したい気持ちもあるので以下にまとめておきます。まだ読んでいない方や読み返したい方は参考にしてください。

 しかし、『バベル』を先に読んだからこそ得られる栄養もあるかもしれません。なので個人的には絶対に関連シナリオを読んでから『バベル』を読め! なんてこともないと思っています。

 あと、『バベル』を後から読みたいけどイベントには参加したい場合は、シナリオをスキップしてクリアだけしておけば情報処理室で後から読み返すこともできるはずです。しかし、この場合は『バベル』BB-9およびBB-10のステージ内容がシナリオと深く結びついていることに注意してください。この2ステージをクリアした後にもシナリオはあるのでクリアしないわけにもいかないです。

 

 

関連シナリオ

〇メインストーリー

 最初にドクターが目覚めた時のシナリオって読み返せないのかな? 探したけどそれらしいところが見当たらない。

 ドクターが目覚める前、プレイヤー名を入力した直後にガラスの向こうの巨大な影を見つけるアーミヤを背後から見ているシーンがありましたが、そこでドクターに向けて語り掛けてくる何者か……これは今回のシナリオと関連があるのかどうか、ちょっと確証が持てないところではあります。

 

 メインストーリーはどれも重要なのは言うまでもないのですが、いくつか関連の深い場面をピックアップすると、

・序章~一章

 Aceは『バベル』にも登場し、ドクターの過去を知る古参のオペレーターでもあります。彼の登場シーンは関連が深いと言えるでしょう。

・二章(2-2後編)

 目覚めたドクターとケルシーが初めて出会った場面です。ケルシーのドクターへの態度は再開した旧友と言うにはちょっと違和感のあるものでした。

・三章

 直接的に『バベル』と関連の深い話はないのですが、Wが登場して本格的に色々と行動するシナリオです。WはAce同様にドクターの過去を知る人物です。

・六章(6-11後編)

 ケルシーがドクターを石棺に入れる際に頼った知人ですが、おそらくここで話が出てきた人……かと思ったのですが時系列が合わないか? このあたりと関連する話は『遺塵の道を』でも読めます。

・七章

 ここもWの登場シナリオで、ケルシーとドクターが一旦の和解に至るシーンもあります。

・八章

 石棺についての話が掘り下げられるシーンがありますが、特に関連が深いのはM8-8後編の石棺の前でケルシーとドクターが会話するシーンです。

 あとはEND8-1もケルシーがドクターの過去に少し言及します。それと戦いで意識を失ったアーミヤにケルシーがドクターの血を輸血しているシーンがありました。青い変な液体になっていたので輸血と言っていいのかわからないけど……。私は読み返すまでこのシーンは忘れていました。

・十章~十三章

 テレシスを始めとして『バベル』と関わりの深い登場人物が多く登場します。

 

〇戦地の逸話

 オムニバスイベントなので情報処理室の特殊行動記録から読むことができます。未読の方は「事象の欠片」が必要になるので注意してください。

 メインストーリー序章~一章の裏側で戦っていたScoutについて語られます。また、Scoutから過去のドクターへの印象や、サルカズの傭兵たちから過去のドクターへの印象も聞くことができるシナリオです。

 

〇VIGILO -我が眼に映るまま-

 オムニバスイベントなので情報処理室の特殊行動記録から読むことができます。未読の方は「事象の欠片」が必要になるので注意してください。

 ドクターの過去について言及されるシナリオなのですが、AceやScoutとのことをドクターが思い出すシーンがあります。

 あとはPRTSについても重要そうな話が……。

 

〇闇夜に生きる

 エピソードから読めます。Wの過去についてのシナリオでテレジアも登場します。『バベル』との関連シナリオですが、それよりもメインシナリオActⅡの前に読んだほうがいいという側面のほうが強い気がする。

 

〇遺塵の道を

 エピソードから読めます。こちらはケルシーの過去についてのシナリオで、ケルシーがテレジアと共にドクターを目覚めさせる前の話になっています。ActⅡで登場するハイディがケルシーと出会った時の話もあります。

 

〇孤星

 エピソードから読めます。時系列的にはメインストーリーのActⅡよりもさらに未来の話のようですが、ドクターの過去や正体に迫るシーンがあり、これも関連が深いと言えるでしょう。旧人類についての話も出てきます。

 

〇ニヤニヤ谷へ

 オムニバスイベントなので情報処理室の特殊行動記録から読むことができます。未読の方は「事象の欠片」が必要になるので注意してください。

 ドクターとアーミヤがレム・ビリトンを訪れる話ですが、『バベル』時代にもドクターとアーミヤはここを旅しています。また、アーミヤがテレジアの言葉を思い出すシーンもあります。

 時系列的にはメインストーリーActⅠとActⅡの間の話です。

 

『バベル』の感想

 ここから先はイベントシナリオの感想になります。色々語ってると話がまとまらない気がするので、何人かピックアップして各キャラクターごとに話していこうと思います。

 キャラごとの感想を書く中に半端に考察を混ぜた結果しっちゃかめっちゃかになってる感じはあるのですが……、考察は考察で別に書いた方が良かったのかなと思いつつ、でも考察だけでしっかり書けるほど詳しい自信はないんですよね。アークナイツのストーリー難しいよ……。

 

〇アーミヤについて

 アーミヤはドクターのことを強く信頼してくれますが、その理由はプレイヤーからはイマイチ理解できず、メインストーリーを読み進めても記憶を失う前のドクターにお世話になったから以上のことはわかりませんでした。アーミヤからドクターに対する信頼と、他の人物からドクターに対する態度との温度差に困惑することも少なくないです。今回の『バベル』でその理由がわかって良かったなと思いました。アーミヤのあの異常なまでの信頼にはきちんと理由があって……ドクターはその信頼に……値する……人間……だったんですね……(咽び泣く)。これから何かあるたびにでも俺裏切ったしなってなっちゃうよ。

 

 ドクターが目覚めた時にアーミヤの言った「私の手を握って」は、かつて自分がドクターにしてもらったことだったんですね。同時にこれは石棺で眠りにつくドクターに対してプリースティスがしたことでもあります。

 アークナイツの物語が始まると、プレイヤーはすぐにアーミヤがロドスのリーダーであることを知ります。しかし、若いアーミヤがロドスのリーダーに選ばれた理由はなかなか明かされません。

 ある程度話が進むとアーミヤが持つ特別な力について触れられますが、では今度はなぜアーミヤがこのような特別な力を持つのかという疑問が出てきます。そして、それがアーミヤが元々持っていたものではないことも……。

 そうなると今度はなぜこのような過酷な運命を、力をアーミヤに継承させたのか、それをやったのは誰で、なぜなのか? という疑問が生まれます。その答えが今回のイベントシナリオ『バベル』で語られました。

 

 最後の場面でテレジアは魔王としての力である『文明の存続』をアーミヤに継がせますが、他に選択肢がないからそうしたというわけでは決してなくて、元からアーミヤに継がせることを考えていたという趣旨の発言をしています。

ごめんなさい、私には物語の結末を変える力はないの。

でもあなたならできるわ、アーミヤ……

 

果てしのない情報であなたの心がぐちゃぐちゃになってしまわないように、そのほとんどに封をしておくわね。

 

本当は……あなたと一緒にいられる日々はまだまだあると思っていたの。あなたが大きくなって、両親の旅立ちに向き合えるほど勇敢になって、自分で答えを出せるようになるまで――

 

きっと乗り越えられるわよね、アーミヤ……

だってあなたは、いつも私を驚かせる強い子だもの。

 テレジアがアーミヤを選んだ理由の一つ目はサルカズに継がせては種族の歴史の制約に囚われて力を正しく使うことができないから。

 二つ目の理由はこれは単純にテレジアがアーミヤを信頼していたからだと思います。ドクターやケルシーを信頼するのと同じように、テレジアはアーミヤのことを未来を託せる相手として信頼していました。

 実際にアーミヤはメインストーリーの中でも何度も過酷な現実に打ちのめされながら、決して足を止めることはありません。私なんかはどうしてこんな子がこんな過酷な目に合わなければならないのかとか何度も思いましたが、これに耐えて前に進むことができるのは、まだロドスがバベルだった頃にドクターから教わり、テレジアから託されたからなのだと思います。

 テレジア……アーミヤは歩き続けてるよ……。

 

 ちなみにケルシーに託すのじゃダメなの? という疑問もあるかもしれませんが、ケルシーのモジュールXのテキストを読む限りだとケルシーもこの『文明の存続』を一度手にしたことがあるみたいでした。しかし、ケルシーはこの力を再び手にするつもりはないみたいです。理由まではハッキリとは書かれていませんが……。

 

 プレイヤーとしてはアーミヤが選ばれた理由がわかって良かったのですが、まだこれ以外にも理由はあるような気もしていて……結局キメラが何なのかよくわかってないんですよね。元々サルカズの力である『文明の存続』を継いだことでキメラになったってことなのか? それともドクターの血を輸血したことが関係しているんだろうか……。

 

 果てしのない情報でアーミヤの心がぐちゃぐちゃになってしまうことはありませんでしたが、プレイヤーの心はバベルのシナリオで無事ぐちゃぐちゃになってしまいました。アークナイツ最高だな!


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〇ケルシーについて

 ケルシーは物語の序章から名前だけは登場し、二章でついに対面することとなります。その時点ではチェルノボーグにおけるドクター救出作戦の指揮者であることや、アーミヤが信頼しているロドスの幹部であること、それからどうやら記憶を失う前のドクターと知り合いであることなどがわかりますが、いざ対面してみるとケルシーの態度は非常に硬いものでした。その後もちょいちょい辛辣なことを言われ、プレイヤーは記憶を失う前のドクターは一体何をしたの……? アーミヤからはこんなに信頼されているのに何故? となります。

 その疑問の答えはメインストーリーや他のサイドストーリーの中で少しずつ語られますが、今まで詳細はわかりませんでした。それが今回の『バベル』で明かされることとなります。

 

 ケルシーがドクターを目覚めさせる場面はかつてドクターを救出しに来たアーミヤと重なるところがあります。そして、私が何よりエモいなと思ったのは「君自身を、見つけるんだ」という台詞が、元はケルシーがドクターから言われた言葉だったというところです。ドクターというよりはオラクルから言われたことと言ったほうが正確なのかもしれませんが……。

 ケルシーを作った? のは旧人類であり、プリースティスによって話せないように設定されているといった発言から、ケルシーの誕生にはプリースティスが関わっていることは伺えます。かつてのドクターがケルシーに言ったことをケルシーが忠実に守り、覚えていることからかつてのドクターとも強い繋がりがあったのは間違いないでしょう。

 つまりドクターはケルシーのパパであってプリースティスはケルシーのママってことですね。たまにドクターたちの間でケルシーは夫にキレて離婚した妻だとか冗談めかして言われていましたが、実際はパパにキレた娘だったわけです。何言ってんだろう。

 でもあんなに頼りになるケルシー先生が娘属性を得た途端に急に可愛くなったような気がしてしまって……本当に何言ってるんだろうね。


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〇テレジアについて

 テレジアに感じたのは彼女は『愛』そのものだということです。いや、陳腐なことを言っている自覚はあるのですが、けれどそう想ってしまったことは否定できません。

 しかし、テレジアは決して人を憎まないわけではありません。ケルシーがかつてカズデルを滅ぼした時、たしかにテレジアはケルシーと敵対したそうですし、そういった気持ちを抱かないわけではないのだと思います。(単に生存のために敵対したとか、テレシスが敵対したから一緒に……みたいな線もありえますが)

 けれどテレジアは相手を許すことができる人なのです。これは言葉にするには簡単ですが実際に実行するのは非常に難しいことで、人と人の関係、集団と集団の関係、種族と種族の関係が拗れる時には大抵、これを実行するのが難しいからというのが大きな理由の一つになります。

 

 終始理想を語る人でしたが、それが上辺だけの薄っぺらな綺麗事ではないのだという説得力を兼ね備えた人でもありました。この強さを見て育ったアーミヤがああなるのも納得できる話ですね。アーミヤやケルシー、バベルの頃からロドスにいた面々やWがあれだけ信頼するのも納得の人物でした。

 そして、テレジアは自分を殺すために刺客を差し向けてきたドクターでさえ救おうとします。それはアーミヤを信じたのと同じように、ドクターを信じたからこそ行ったことではありますが、アーミヤと同じくドクターに対しても保証のない未来を背負わせるという、ある意味苦難の道を進むことを強いることでもありました。けれどこれを決して責任の放棄や押し付けだと感じさせないシナリオがすごいなとも思います。

 テレジアがアーミヤに魔王の力を継承させるシーンは「これティザーPVで見たやつだ;;」ってなってました。テンションぐちゃぐちゃになるわ!

 

 テレジアはドクターの記憶を消去した際に「末恐ろしいやり口」という発言をしています。最初はこれは自分へ向けたものなのかと思ったのですが、続きを読むとどうやらそうではなく、そもそもドクターの思考が何者かに細工? 誘導されていたという話みたいですね。テレジアはドクターの記憶を消去することでその呪縛を絶ち、だからこそ記憶の消去がテレジアからドクターへの贈り物となり得るわけです。

 最初はドクターに対する反撃と、記憶を失ってまっさらになったドクターならその善良さで自分たちの側に立って一緒に歩いてくれると思ったからというのがあるのでしょうけどね。

 

 あとテレジアはたしかに『文明の存続』を使ってドクターの記憶を消したのですが、何度かドクターが過去を思い出すシーンがありました。AceとScoutとのやり取りを思い出したり、プリースティスとのことを思い出したり……。テレジアが意図して一部の記憶を残しているのか、もしくは単純にテレジアの記憶消去が完全ではないのか。どちらにせよ、今後ドクターの記憶がどの程度戻るのかなど、気になるところではあります。

 とりあえず『孤星』の時点でもドクターの記憶が大きく戻ったような様子はありませんでした。

 『文明の存続』がテレジアの思う通りに機能していない説も個人的には推していて、悩み苦しむドクターに対してテレジアが『文明の存続』を使った際、雑音が混じってうまくいかなかったシーンがあるんですよね。その際にテレジアはドクターが自分を拒絶したのか、それとも……? という反応をしています。

 ……その『文明の存続』の中になんか変なのいたりしない? 大丈夫? 歴代のサルカズたちと同様に旧人類の誰かさんの記憶とか感情とか保存してない?

 

〇ドクターについて

 プレイヤーの分身でもあるドクターですが、これまでドクターの過去はたまに強烈に匂わせてくることや、過去の一部について軽く触れられる程度で詳細はハッキリとしませんでした。言葉の上ではケルシー曰く「ドクターがテレジアを殺した」とのことでしたが、プレイヤー視点だと本当に……?という疑念は尽きません。

 今回の『バベル』でついにその答えが明かされました。ドクター;;

 過去のドクターの裏切りが事実だったのはキツかったのですが、同時にドクターの優しさも過去から変わらないものなのだとわかって良かったです。テレジアもこんな気持ちだったのかな……。

 

 ドクターが旧人類であるということは今までも何度か触れられていましたが、今回新しい情報として「そもそも源石を作ったのはドクターである」という事実が判明しました。けれど、目覚めたドクター曰く源石の挙動が想定していたものとは違うとのことで……?

 テレジアがドクターの記憶を消す際に、記憶の奥の奥でオラクルと邂逅しています。

避けられない陰謀に深く囚われ、打つ手がなかった

 

君が希望のために奔走し、裏切りによって苦しむ様子はまるでかつての自分自身を見ているようだった

 テレジアとオラクルの会話から、オラクルもかつて誰かに裏切られたことが伺えますが……ドクターに細工をしたり、源石が想定外の挙動をしているのもオラクルを裏切った何者かによるものなのでしょうか。そうなると犯人は当然旧人類の誰かということになり、第一候補はやはりプリースティスとなるでしょう。でもタルラもテレジアも最初とんでもない悪者か黒幕なんじゃないかとか思わせてくれたし……まだわからない。

 しかし『孤星』でフリストンがプリースティスと源石はほぼ同じものみたいに言っていたことから、源石の現在の状態にプリースティスが一枚噛んでるのは間違いないんじゃないかなーっと思っています。ドクターが目覚めた時に源石の情報を取得できなかったのも不審ですしね。

 

 また、『戦地の逸話』などでScoutやW、エンカクなどが言及していた過去のドクターと現在のドクターの指揮の違いについても今回で理由がわかったと思います。目覚めたばかりのドクターは「戦場を計算可能なデータモデルに構築する」ことをし、その後も過去のドクターは旧人類と新人類の間で揺れており、テレジアを裏切ることを決めてそれに向けて作戦を進めていたことから、過去のドクターと現在のドクターの印象の違いに繋がったのだと思います。結果としてドクターはサルカズたちから悪霊と呼ばれることになりますが、言い得て妙な二つ名ですね……つら。

 

 ちなみにドクターが目覚めた際に他の旧人類の信号を探しているようなメッセージが流れますが、保存者は『孤星』に出てきたフリストンのことで、他は……? 噂に聞いたところによるとミヅキローグのエンディングの中にそれっぽい旧人類に触れたものがあるらしいのですが、私はローグライクあんまり攻略できてないんですよね……。今度目指してみようかな。楽園のなんたらは多分サンクタ絡みのアレだと思うけど海と違ってそっちはエピソードに入ってないんですよね。

 あとアーミヤの持つ魔王の力である『文明の存続』を作ったのも旧人類のようです。これはアーミヤのモジュールYのテキストから読み取れます。『文明の存続』というネーミングも旧人類によるもののようですね。

 

 それから本筋と比べるとあんまり重要な話ではないのですが、目覚めたばかりのドクターが記録から現在の言語を瞬時に習得してテレジアと会話したところがすごい良かったです。ああいう異常に有能な描写を入れてくれるとドクターの凄さに説得力が増していいですよね。私も記録読んだだけで言語習得できる能力欲しいよ……一生それだけで食っていけそう。

 

〇アスカロンについて

 主にActⅡでロドスのオペレーターとして何度も助けになってくれる頼りになる人ですが、『バベル』のシナリオを読むまではなんか頼りになる! 強い! 助かる!くらいにしか思っていませんでした。

私は今のあの優秀な指揮官よりも……駄獣の背中から惨めに転がり落ちたあいつの方を信頼している。

 『バベル』を通してしっかりと解像度が上がりとても良かったです。限定前にこれを出してくるのずるいよ……引かないわけにいかないじゃん……。冷静で効率的な戦士に見えて実のところ人一倍情に厚いところがあるんですよね。

 ちなみに『バベル』と同時に正式にプレイアブルとして実装されたアスカロンですが、ストーリー中の活躍に違わずしっかりと強いです。なんなら昇進2にしなくても昇進1でスキル2使ってるだけでも結構強いので初心者にもおすすめのオペレーターだと思います。もちろんしっかり育成してモジュールをつけたらさらに強いみたいです。私は育成リソース足りてなくてそこまで育成できてませんが……。

 

〇テレシスについて

 理想主義者的なところのあるテレジアに対して、テレシスは徹底的な現実主義者といった感じの人です。また、すべての人ではなくサルカズの未来を気にかけている人でもあります。

 ActⅡで敵対した時にはなんかよくわからんけど強そうな人、Wにめっちゃ嫌われてる。くらいにしか思っていなかったのですが、こう詳細が語られるとなんか……今度しっかり時間作ってActⅡ読み返そうかなって思わせるキャラクターでした。

 今回の『バベル』で一番印象が変わった人かもしれない。正直メインストーリーの11章より前はもう内容あんまり覚えてないんですよね……。だからふわっとした印象しかなくて、そのあたりを読み返したいと思わせる最大の要因がこの人でした。

 正直『バベル』の内容はActⅡ前に読みたかったみたいなところもあるのですが……公式としては十四章の前に『バベル』を読んで欲しかったのかな? それとも『バベル』を読ませればみんな十四章前に十三章までを読み返すだろうなとか思われてる? 頑張って時間作って読み返します。

 

〇Scoutについて

戦地の逸話ー無名氏の戦争より

 Scoutは戦地の逸話の無名氏の戦争でドクターについて語ってくれます。自分が死に向かった後の手紙の中で……。

だが……ドクターに指揮を頼んだ時に……ドクターの眼の中には、勝利への確信しか見えなかった。

 

あの三年前の最後の時期だ。どうして写真のバツ印がどんどん増えていったのか、どうして犠牲が頻発するようになっていったのか、どうして戦う目的すらわからない戦いが増えたのか?

 

もし戦火と殺戮がドクターを感化し、ドクターを一人の指導者、研究者から一台の単なる戦争マシーンに変えてしまっていたら……。

 

俺はドクターには、新しい生活を歩んでほしいと考えてる。

 このScoutの抱いた過去のドクターの印象の原因は、ドクターが旧人類を選びテレジアを裏切り、バベルの崩壊とテレジアの死を目的に定めたからなのでしょうね。それをScoutは戦火と殺戮でドクターが変わってしまったからかもしれないと考え、ドクターにロドスに戻ってきて欲しいと思う一方でもう戦いの指揮をしてほしくないとも考えた……。

 AceもそうだけどScoutもドクターの友人だったんですよね。生存して目覚めたドクターと一緒に戦って欲しかった……。これだけドクターのことを心配してくれる友人が真相も知らずにドクターと再会することもできず、不安を抱いたまま死んでいったのが悲しすぎるよ。

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