いい子症候群

【目次】 真面目で素直だけど・・・ 冷静に読むには面白すぎる 先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち 作者:金間 大介 東洋経済新報社 Amazon 真面目で素直だけど・・・ モチベーション・イノベーションの研究者である著者が、さまざまなデータや自身の教育経験を踏まえて「いい子症候群」と名付けた若者の傾向を論じた本です。 具体的には「真面目で素直だけど打たれ弱く、何を考えているか分からない」という上の世代からの評価から始まり、いずれも自身のなさに起因する「とにかく目立ちたくない」横並び意識の強さ、変化を好まず決断や挑戦を避け、守り一辺倒の内向き思考に陥っている（とする）あ…

「いい子症候群」（Good Child Syndrome）という用語は、一般的な医学的な定義や診断基準は存在しません。また、一般的な医学用語としては広く認知されているわけではありません。 ただし、「いい子症候群」というフレーズは、一般的なコミュニケーションや心理学の文脈で使用されることがあります。この表現は、特定の人格特性や行動パターンを持つ子供や成人に対して用いられることがあります。 「いい子症候群」という表現は、一般的には、非常に従順で、他人に対して順応しすぎる傾向がある人や、自己主張が苦手で自己の欲求や感情を抑制し、他人の期待や要求に過剰に応えようとする傾向がある人を指すことがあります。…

ブログ74日目 こんばんは 最近、夕方でも明るくなってきましたね。もうすぐ春だなって感じが空から伝わります。 そんな春の兆しが感じられる中、最近「いい子症候群」という症候群があると初めて知りました。この「いい子症候群」は子供から大人まで幅広くいるらしいです。 そんな「いい子症候群」の特徴が 決断が「どうでもいい」など自分で出来ない 自己主張が苦手 受け身 親の指示が無いと不安 感情表現が苦手 等の特徴があるそう。本当はもっと特徴がある。 この「いい子症候群」は悪化していくと自分の感情が自分の中でいっぱいいっぱいになって爆発してしまうことがあるそう。 「素直で真面目でさわやか」な印象があり「いい…

ちょっと読んでみたいと思っている本があります。 最近、あちこちで話題になっているようです。 『先生、どうか皆の前でほめないで下さい いい子症候群の若者たち』（東洋経済新報社） 先生、どうか皆の前でほめないで下さい いい子症候群の若者たち [ 金間 大介 ] 価格:1,650円(2022/8/17 23:07時点)感想(0件) 金沢大学の金間大介教授の本です。 「最近の若者はこうである」という若者論、若者論の本は、今までもたくさんありました。 なぜ、この本が気になったかと言うと。 今までは、色々な「最近の若者」論を見聞きしても、「まあ、そんな感じになるのも理解できるなあ」と思うことが多かったので…

エイプリルフール、桜が満開ですね。🌸もう、4月、日が長くなりました。 皆の前で褒めないでください、のようなタイトルの本が書店に並んでいました。 Amazonでググると、こういうものでした。 <「先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち」/3/18発刊 金間 大介 (著) ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい……。今、こんな若者が激増している。 ・「成功した人もしない人も平等にしてください」 ・選択の決め手はインフルエンサー ・「浮いたらどうしようといつも考えてます」 ・LINEグループで育まれた世界観 ・もう「意識高い系」とすら言わない ・上司からの質問を同期…

どんな本 東京大学・未来ビジョン研究センター客員教授である著者が、現在の若者が抱える複雑で微妙な心理を解読、その性向を「いい子症候群」というフレーズに乗せて、分かりやすく、コミカルに描写していく。いい子症候群の若者たちとは一体何なのかを浮き彫りにすると同時に、大人が作り上げた現代社会に対する強いメッセージが問題提起される。 感想 個人的に２０２２年上半期ベストに挙げたい。現代の若者を風刺的に描くのみの内容と思いきや、そんな若者たちを育ててきた大人への痛烈な批判・提言書となっており、まるでカウンターパンチを受けた感覚。我が身をあらためて律し行動していきたいと強く思えた、至極の一冊。 表紙 目次 …