立会外分売とは、上場株式のまとまった売り注文を立会時間外に取扱う制度。
以下のような目的で利用されることが多い。
このほか、目論見書などの書類が不要で迅速な実施が可能なことから、売出の代わりに用いることもある。
注文を受けた証券会社は、証券取引所の承認の元に株数や値段などの分売条件を決め、これを取引所の会員に発表する。
各会員は分売に対する買い注文を集め、翌日の前場寄付前に分売条件に示した値段(一本値)で取引を成立させる。
また、ほとんどの場合、分売による株式購入手数料かからない。
より多くの取引を成立させるため、値段は分売実施日前営業日の終値を数%程度割り引いたものとするのが普通。
一方、立会時間中に株式を買った投資家が極端に不利にならないよう、割引率は10%以下とされている。