羽生善治は、日本将棋連盟に所属する、プロ将棋棋士。棋士番号は175。二上達也九段門下。永世七冠。
1970年9月27日生まれ、埼玉県所沢市出身。
1996年、将棋界に七つあるタイトルを独占するという前人未到の偉業を達成。
2009年3月19日現在、名人・棋聖・王座・王将のタイトルを保持する棋界の第一人者。
独特の勝負勘を持ち、意外な一手から逆転する様は「羽生マジック」とも呼ばれる。
尚、彼の保持する王座は2008年9月30日に17連覇を達成。翌年に18連覇を狙う。
妻は元女優の畠田理恵。趣味はチェスで、こちらも日本代表級の実力を持ち、多忙なスケジュールの合間をぬって、海外の試合に出場している。
2008年 第56回菊池寛賞受賞 受賞理由:永世名人をはじめとする数々のタイトルを獲得し、将棋の創造性、魅力をさまざまな形で発信。
2011年 第59期王座戦にて挑戦者渡辺明竜王と対決。勝てば20連覇という大記録がかかっていたが、3-0で敗退。王座戦タイトル保持記録は19期で終わった。
2012年(41歳) 第61回NHK杯テレビ将棋トーナメントで連続4期の優勝を遂げ、優勝回数通算10回で初の「名誉NHK杯選手権者」の称号を獲得した。
竜王位を除く6つのタイトル(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)の全てで永世称号を持つ*1。
近年では将棋から得た知見や哲学を書籍や講演でわかりやすく語り、その発言や考え方は人生の指針として一般の人にも広く認められている。
2012年7月5日、第83期棋聖戦五番勝負で挑戦者の中村太地六段を破って防衛し、タイトル獲得通算81期の新記録を達成した。
2017年12月5日、第30期竜王戦第5局で勝利し、竜王位を獲得。これにより永世竜王の資格を獲得し、永世称号規定のない叡王位を除くすべてのタイトルにおいて永世称号を獲得し、永世七冠となった。
1982年12月 6級
1984年 初段
1985年12月18日 四段
1988年4月1日 五段
1989年10月1日 六段
1990年10月1日 七段
1993年4月1日 八段
1994年4月1日 九段
7期(第2期・5期・7〜8期・14〜15期・30期)
永世竜王(就位は原則引退後)
8期(第52期〜54期・61期・66〜68期・72期)
十九世名人(襲位は原則引退後)
16期(第34期〜42期・45期〜47期・52〜55期)
永世王位(就位は原則引退後)
22期(第40期〜58期・60〜62期)
名誉王座(就位は原則引退後)
13期(第62期前期〜66期・71期・79〜85期)
永世棋聖(就位は原則引退後)
*1:永世称号の襲位、就位については原則引退後