コンテナや車扱の貨車で組成した列車。わが国では原則として機関車牽引列車である。列車番号は、十位が5-9となる。
電略は「カモレ」。
電車や気動車、客車列車と大きく異なるのは、重量である。電車の場合、重いといわれている113系15連でも500t程度。一方、コンテナを満載した高速貨物列車では1000t超も珍しくない。加えて、機関車で牽引する貨物列車は動力を機関車の踏面摩擦に頼るため、加速度を大きくとれない。このため、10パーミル程度の勾配であっても貨物列車にとっては関所になり得る。制動についても、編成全体のブレーキ力にムラが出ないようにしなければならない。さもないと、連結器の破断や座屈を引き起こす。
機関車や貨車の改良によりこれらの問題は解決しつつあるが、それでもまだ電車や気動車並みに気軽に取り扱えないのも事実である。