📝はじめに――冤罪事件の概要 「大川原化工機事件」とは、まさに警視庁公安部と東京地検によって捏造された「冤罪事件」といえます。 ▼社長ら3人の逮捕前の事前捜査 問題となったのは、大川原化工機が製造する「噴霧乾燥機(スプレードライヤ)」で、液体を高温のヒーターで乾燥させ瞬時に粉に加工するものであり、粉末コーヒーや粉ミルクなどの生産に使われるものです。大川原化工機は中国など海外にも販路を広げて、「噴霧乾燥機」のリーディングカンパニーとして国内トップシェアメーカーでした。 警視庁公安部(外事一課第五係)は2017年5月ごろから捜査を開始し、2018年10月、「噴霧乾燥機」は生物兵器の製造に転用可能で…