英文表記:SCREEN Holdings Co.,Ltd. 京都市上京区に本社をおく、『半導体・ディスプレイ・プリント基板などの電子工業用機器、画像情報処理機器などの製造と販売を主な事業とする会社』を傘下に持つ持株会社。 1943年10月11日、京都市で「大日本スクリーン製造」として創業。 2014年10月、SCREENホールディングスとして持株会社となる。
TSMC設備投資額の見込みは大きめ TSMCの決算発表が先週1/16(木)にあり、そこで2025年の設備投資額についてもコメントがありました。 2025年の設備投資額の見込み380〜420億ドル(市場予想:352億ドル) 市場予想よりも大きく、過去最高の投資額になる見込みです。これがどのくらいのインパクトがあるのか考えてみます。 SEMI予想に対して2024年12月8日にSEMI(国際半導体製造装置材料協会)が SEMICON Japan 2024にて世界半導体製造装置の市場予想を発表しています。それによると2025年の半導体製造装置販売額(Worldwide)は、1,214億ドル(前年比+6…
チャートで見る半導体関連株 大きく上がれば大きく下がり、大きく下がれば大きく上がるのが半導体株…ということで2024年に大きく下がってから戻りきれていない半導体関連銘柄のチャートをチェックして、上がるターンに期待できるのか考えてみました。 まずはグランビルの法則にあるような「下落していた移動平均線が横ばい、上向きとなり株価が移動平均線を上抜ける」(下図 買い①のイメージ)というようなチャートになっているか or なりそうか、というのをベースとして見ていきます。 また、戻り売りで回復が遅れそうでないか、出遅れ感で上昇ハードルが低いのかなどの要素から下記(1)〜(4)のポイントで考えています。 チ…
アプライド・マテリアルズが決算受けて大幅下落 米国の半導体製造装置大手、アプライド・マテリアルズ(以降AMAT)の株価が決算発表後に-9.20%と大幅に下落しました。週明けの日本市場でも半導体製造装置関連が下げて始まりそうですが…AMATと東京エレクトロン、SCRENの決算内容や会社コメントなどを見ておきます。 AMAT 24Q4決算発表時のガイダンス25Q1売上予想:前四半期比+1.5% HBM向けのTSV(though-silicon via)用装置なども手掛けておりAI関連に乗れていそうかなとも思っていましたが、会社発表の25Q1売上予想が弱めということで決算発表翌日の株価は-9.20%…
日本製半導体製造装置販売は増加傾向 10/24(木) 15:40に、SEAJ(日本半導体製造装置協会)から9月度の日本製半導体製造装置販売高が発表されました。この数字をベースに4-6月から7-9月への変化を確認、また日本の半導体製造装置メーカーとして東京エレクトロン、SCREENホールディングスの売上予想値との比較をしてみます。SEAJ発表の販売高の値は3ヶ月移動平均値なので、Q1=6月度x3、Q2=9月度x3として計算しています。 日本製半導体製造装置販売高・Q1(4-6月):10,320億円・Q2(7-9月):11,088億円(前Q比+7.4%) 東京エレクトロン予想値(新規装置売上 25…
月足を見てみる 決算シーズンで半導体関連銘柄も色々と動いています。ASML決算で悲観されて、TSMC決算で好感されてと上下激しい感じですが、月足の48ヶ月移動平均線とその乖離率などから銘柄をグループ分けしてみて、それぞれどのように対応してくか考えてみました。 (1) 月足上昇中グループ・NVIDIA・TSMC・アドバンテスト 株価が上昇していて、48ヶ月移動平均線との乖離率が拡大傾向にありそうなグループです。以降のチャートは月足で48ヶ月移動平均線とその乖離率を下段に示しています。これらの銘柄はAI向けに強い銘柄、といったところでしょうか。TSMCは決算も良く、今後の業績への期待も高そうです。…
決算シーズン 決算シーズン到来で、今週は10/16(水)にASML、10/17(木)にはTSMC、ディスコなどの半導体関連銘柄の決算発表があります。半導体製造装置関連は株価が軟調な銘柄もありますが、最近は25日移動平均線がわずかに上向いてきた銘柄も出てきました。前回記事に続いて東京エレクトロン、SCREENホールディングス、ディスコについて見ていきます。 東京エレクトロン 最近の日本製半導体製造装置の販売額を見ると、会社予想より上振れるかな?なんて期待しています。下記はSEAJ(日本半導体製造装置協会)発表値から算出した日本製半導体製造装置の販売額です。 ・2024年4-6月:10,319.7…
半導体関連も株高に乗れる? 米国雇用統計が強かったこともあり、円安株高になってきました。ここから、例年株高になりやすい11月に繋いでもらえたらなんて思っています。半導体関連の株価は8/5(月)の暴落からさほど回復していない銘柄が多くありますが、数ヶ月振りに25日移動平均線を上回ってきたような銘柄も出てきてました。このあたりが本格的な株価回復のきっかけになれるのか注目したいと考えています。 東京エレクトロン25日、75日、200日移動平均線と、MACDを示しています。以下も同様です。 SCREEENホールディングス ディスコ 半導体製造装置の売上は上昇基調? 半導体製造装置の売上は中国向けの特需…
ここからは上昇に期待? 前回記事にて「東京エレクトロンの下値目処として20,000円割れ程度、数日で起こるかも?」と書きましたが、その記事の翌営業日に-7%程度の20,450円まで付けました。 ynark.hatenablog.com 20,000円割れは無かったものの、その後は4日連続で上昇しています。テクニカル面でもここから上昇に期待できるかな?と思っていますが、以降ではテクニカルでの見どころを書いていきます。 東京エレクトロン テクニカル(月足)前回記事同様に月足を見てみます。48ヶ月移動平均線とその乖離率を下段に示します。48ヶ月移動平均線(19,777円)にかなり迫って(20,450…
NVIDIA決算は良好でも… 8/29(木)早朝にNVIDIA決算発表があり、実績もガイダンスも市場予想平均を上回るという良好な内容でした。ただし株価は決算を受けて翌日-6.38%と下落、その翌日は+1.51%と戻し気味ですが、決算内容ほどの勢いは株価の動きに見られない様子です。 NVIDIAの株価が決算後に勢いがないというのは、AIを軸とした半導体需要が終わりに向かっているという訳ではなく、株価位置であったり需給によるものだと考えています。NVIDIAの業績が良いというのは誰もが予想しており、世界的に多くの人が既に買っていたと推定しますが、そうなると決算後に更に買う勢力よりも利益確定の売り勢…
劇リバ! 日経平均は8/5(月)の歴史的な下げから劇的リバウンドで8/2(金)終値も超えています。私のPF(ポートフォリオ)は銘柄入れ替え作戦で前月比-2.40%まで戻すことができました。まあ、日経平均は-2.66%なので大して変わらないんですけど頑張ったかなと。 ynark.hatenablog.com 再びPF入れ替えて、重工や銀行から半導体関連に一部シフトしてみましたが、来週もこれが功を奏して欲しいなんて思っています。 というのは、半導体関連のチャートを見るとテクニカル的に期待できそうな銘柄が多いように思ったからです。テクニカルでメジャーな部類になりそうなMACD、またMACDよりも早め…